表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/534

ギルドとスキルと勝負 11

 建物内も騒然としだした。

 職員達は戸惑い狼狽えている。

 周りの武装した人々も慌てた様子だ。

 その一部の人々が咄嗟に動きだすと、ノイマン達を捕まえて組伏せだした。此方を向かせながら床に頭を擦りつけさせようとまでしている。

 ノイマンだけは踠いて抵抗していた。なんとか脱出しようとするも動けないようだ。成す術もなく、床に頭を擦りつけているようだ。

 それでも、彼の目は俺を睨み付ける。

 すぐにフォン支部長は、深く頭を下げながら、代表して謝罪をしてきた。何度も同じ行動を繰り返している。

 「も、申し訳ございません!!…このド阿呆のノイマン達には、ワシから灸を据えときますので、お二人とも、…何卒、穏便な対処を……。」

 俺は周りの様子に訳が解らなかった。ただただ首を傾げて口ごもる。先程と比べて、彼等の態度が一変していたのが不思議で、頭で理解が追い付かない。

 この場で、ダフネだけが平然としており、代わりに淡々としながら返事をし、

 「いいえ、そういう訳にはいきません。…今回の不手際は、リキッド様と相談しますので、明日また一緒に謝罪をしに参ります。」

 と此方の手を掴んで強引に引っ張ると、出入口の方へと歩きだす。

 俺も有無を言えぬまま、後に続いて建物から出ていく。

 背後からは「大丈夫です!!」と、フォン支部長の大きな声がしていた。

 でも、既に瞬く間に遠退いてしまった。

 そのまま俺達は外に出た。町の中を黙々と歩き続けて、大通りに沿って進んでいく。

 やがて最初に入った宿屋の前へと舞い戻ってきていた。

 さっきの建物を出てから、余り離れておらず、時間も掛かってない。

 俺は物凄く近い距離の間を、ぐるぐると迷っていたのだとわかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ