ビキニとブーメランパンツ
ま、ま、まじかよ・・・まじで無理だろ。いい歳にもなって、は、裸で一緒に入るなんて
「な、なによ。そのナマズみたいな顔は・・・は、は~ん、もしかして恥ずかしいの?この臆病者!!」
好きに罵りやがれ!!
「なによ、今度は私を犯すぞっていう顔しても、今日は逃がさないんだからね、絶対に。ほら、さっさと脱ぎなさいよ」
ルル―シカはタクの学生ズボンを引っ張る。
「うがぁ~~~ちょっと、おい、こら!!どこを触ってんだ!!まじで無理だって・・・はあ、はあ、はあ、何を考えてるんだよ。もういい歳じゃね~かよ。それに恥ずかしくないのかよ」
「まったく恥ずかしくないわ。むしろ、成長した私を見て欲しいくらいよ」
おかしいだろ。
普通は恥ずかしがるもんだろ。
「と、とにかく俺は無理だからな」
「今日は、絶対に逃がさないわよ」
ルル―シカは宙に指を走らせ、服の紋様が描いた。
「がぁ!!そ、それは」
「ほら無駄よ」
黄色い紋様がルル―シカの指から離れ、
逃げるタクの体を包む。
「あがぁ~やめろぉ~~~~やめてくれええええ」
タクは学生ズボンを両手でつかみ、
脱がされまいと試みたが、
その努力むなしく、強引にはぎ取られた。
続いて、Tシャツもトランクスもはぎとれる。
裸になったタクを確認したルルーシカは、
ギュッと手と握ると、タクの体を覆っていた魔法も消えた。
魔法をキャンセルしたのだろう。
「な、なにをしやがるんだ、この野郎!!」
タクは両手で貧相なモノを隠しながら、
半泣きで叫ぶ。
「もう、本当に情けない奴隷ね」
ルル―シカはブラ―ジャーのホックを外し、
敷き詰められた石の上にハラリと落とす。
小さな胸がタクの目に飛び込んできた。
やはり、梅干し二つが乗っているだけだった。
さすがにルルーシカの貧相な胸を凝視することのできなかったタクは視線をずらす。
レーラは二人のやり取りを気にすることなく、すでに温泉につかっていた。
揺らめく水面の向こう側に、レーラの白い肌が見えた。
レーラもタクの存在など気にすることなく、裸のようだった。
こ、こいつら、ヤバすぎるだろ。
恥ずかしくないのかよ。
自分の体にそんなに自信があるのかよ。
それとも、俺のことを男だと思っていないのか?
「お、俺はまじで無理だから・・・」
ルルーシカはパンツを脱ぐ。
視界のすみに、ルルーシカの形の良いお尻が目に入った。
胸は悲惨だけど、こいつはお尻の形だけはいいんだよな。
・・・いやいや、何を考えてんだよ、俺は。
「ほんと情けない奴隷ね。たかだか、裸でしょ。誰だって同じものがついているんだから、別に恥ずかしがるほどのことでもないのに。まあいいわ、しょうがないわね。ほら、これでどう?」
ルル―シカは宙に目の紋様を描いた。
ぱっちりとした目ではなく、瞼が重い半目だった。
それを、けだるそうに、タクへと飛ばす。
半目の紋様に包まれたタクの視界は、
一瞬淀み、
その淀みがはれると、
先ほどまで、全裸だったルルーシカがビキニ姿になっていた。
そして、
タク自身は、ブーメランパンツをはいていた。
「あれ?どういうこと?」
「ん~~~、見たまんまよ。幻覚を見せてあげているの。何が見えている?」
「ビキニ姿のルルが見えるけど」
「そう、私はビキニ姿になっているのね。これで恥ずかしくなくなったでしょ、あ~しんどい」
まあ、確かに、俺はブーメランパンツを履いているから、
恥ずかしくないけど・・・。
ん?幻覚?
なら、ルルーシカからは俺の裸が丸見えなんじゃあ。
「なによ、まだ文句があるの?」
「いや、別に・・・」




