お尻の間の盛り上がり
「いただき、ま~す」
ルル―シカはチャーハンを口に運んだ。
「うっ、うっ、うっ、こ、これって・・・す、ごくおいしいじゃない」
ほっぺたに手を当てながら、満面の笑みをこぼすルルーシカ。
その笑顔を見て、タクは作ったかいがあったと思った。
けれど、下着姿のルル―シカを直視することはできなかった。
タクもチャーハンを口に運ぶ。
若干焦げて、ほんのりと苦いが、それでも、
鼻を通る野菜の甘み、口にひろがる肉の旨み、
それを包み込む、隠し味の深み。
思ったよりも、うまくできたな、と思った。
「ねえ、食べないなら、もっと頂戴」
「・・・は、はあぁ?」
ルル―シカの皿を見ると、いつの間にか、
山盛りのチャーハンが見事に消えていた。
もちろん、スープもホワイトドリンクもだ。
は、はやすぎじゃね~のか。
時間でも操ったのかよ。魔法で。
「・・・まあ、しょうがね~な」
ルル―シカにチャーハンを分けてやると、
飢えた野獣のように、女っ気なくガツガツと食べだした。
そして、食べ終えると、
満腹満腹と言い、ベットに横になり、ものの数秒、寝息をたて眠りだした。
ま、まるで、赤ちゃんと同じだな。
食べたら、すぐに寝る。
ただ、服ぐらい着ろよな。
お尻をこっちに向けて、パンツで包まれているけど、
お尻の間の盛り上がりが、丸見えじゃね~かよ。
グゥゥ~。
タクのチャーハンはほとんどルルーシカに食べられてしまっていた。
また料理するのもめんどうに思ったタクは、
ご飯を解凍し、キッチンの棚に置かれてあったふりかけをかけて食べた。
「モグモグモグ・・・あがっ!」
ふりかけご飯を一口、口へと運ぶと、
突如、視界がグニャリと歪んだ。
な、なんだよ。目がグルグルして、き、気持ちわり~よ。
タクは、ふりかけのビンをよく見ると、
安眠ふりかけと書いてあった。
さらに、かけすぎ注意:美味しすぎてかけすぎてしまいますと、
目を覚まさない危険性があります。適量を守りましょう、と書かれてあった。
「なん、だよ・・・くっそ~、どんなふりかけ・・・だよ・・・あ~ねみぃ~」
タクは猛烈な睡魔にあらがったが、我慢できず、床の上で眠ってしまった。




