表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

44/133

スカートから覗くアレ

 タクは、キッチンでの掃除もそうだったが、

 不思議なことに、掃除をすることに嫌悪感よりもなぜか喜びを感じた。


 まさか、俺って真正のドМなの?


 ルルーシカはソファーで寝転がり、

 ポテチをポリポリしながら、漫画を読んでいた。


 ゴキブリの漫画なんか読んでいないで、

 ちょっとは、俺を手伝いやがれ。


「何よ、エッチ。パンツ見ないでよね」

 ルルーシカはスカートを押さえながら言う。

「そんなん、見てね~よ。それに、そんなもん部屋中に転がっているじゃね~かよ」

 ルルーシカのスカートから覗いていたパンツは黒色だった。

「あらそう、私が今は履いているパンツは見ていないのね。なら、安心した」

 ルル―シカは拍子抜けしたように言い、再び漫画を読み始めた。


 なんだよ、こいつ。

 見て欲しいのか、見て欲しくないのかどっちなんだよ。

 というか、また、スカートから恥じらいもなくパンツが覗いているし。


 掃除もひと段落したところで、

 タクはルル―シカに食事を作るように言い渡された。

 タクは何を作ったらいいんだと思い、

 冷蔵庫を覗くと、最低限の食材は揃っていた。


「・・・チャーハンでも作るか」


 タクは頭にパッと浮かんできたチャーハンを作ることに決めた。

 すると、レシピも芋づる式に浮かんできた。 


 魔女の油をフライパンにひき、

 みじん切りにしたモリニンニクと、変種茶色豚の豚肉を炒める。

 レインボーアイランドの岩塩と、白コショウをまぶし、ほどよい、香りが漂ってきたら、

 人面鰐の卵を入れ、卵が半熟になったところで、解凍したご飯を投入。

 そして、一気にフライパンをかき混ぜ、卵をごはんになじませる。


 隠し味は、中国5000年の秘伝の味――ワンワンオー。

 芳醇な香りが鼻孔を刺激し、口内に涎があふれる。

 ここで、最後の仕上げ。

 スライスした丸玉ねぎと、ブラックニンジン、さらに、モネギを入れ、

 火が通ったら完成。

 まずまずの出来だった。


「いいにおいね。私、先にお風呂に入ってくるわね」

「お、おう」


 ルルーシカがタクの後ろを通り過ぎた。


 ・・・はて、おかしな光景が。

 視界の隅に、すっぽんぽんのルルがうつった気が・・・。


 ガチャリと浴室のドアが閉まったかと思うと、すぐにガチャリと開き、


「ねえ、たまには一緒に入いろっか?」

 ルルーシカは顔だけ浴室から覗かせていた。

「は、はあ~?いや無理だって、何を言ってんだよ」

「なんよ、情けないわね。たまには主人の背中くらい流しなさいよ。奴隷でしょうが」

「いやいや、俺、今、メシを作っているし」

「ふ~ん、なら、しょうがないわね」


 バシャリ。


 ・・・背中を流すのも奴隷の仕事って・・・。

 意外と奴隷っておいしいかも。

 げへへへへへへへへ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ