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異世界最弱で飛ばされた俺の異世界奮闘記  作者: 地球人(仮)
一章 異世界に飛ばされたらしい
8/22

VSリッチー

VSリッチーです。

少し話が短いです。

リッチーは俺らに向かって杖を向けてきた。

「魔法がくるぞみんな、散開しろ!!!!」

テジュンさんが俺らにそう言ってきた。

「火ノ精霊ヨ…我ガ命ジル…我ノチカラヲ汝ノチカラ二…爆発セヨ…エクスプロージョン!!!!」

リッチーは魔法を放ってきた。

俺たちがさっき立っていた場所に大爆発が起こる…

「ッ!」

爆発の余波が俺たちに飛んでくる。

「くそ!」

リッチーが俺らの事に関係なく再び呪文を唱え始めた。

「風ノ精霊ヨ…我ガ命ジル…我ノチカラデ敵ヲ斬リ裂ケ…ウィンドカッター!」

「みんな伏せろ!!!!」

風が飛んでくる。俺はテジュンさんに言われた通り伏せたが後ろにいる騎士団の団員にあたった。

ザシュッ、そのような音が聞こえてくると同時に俺の方に赤い液体が飛んできた。

魔法にあたってしまった騎士団の…血だ。

「ぐぅ、うぐ」

カラン。後ろから鉄のようなものを落とす音が聞こえてきた。後ろを見てみると、

騎士団の団員の剣と………








腕が落ちていた。

「ヒール!!!!」

芥川さんの声が聞こえてくる。

だが俺はそれどころではない。

さっきの魔法が俺に当たったら…?

どうなっていたことだろう。

俺は恐怖に襲われてしまった。

俺の気持ちを知らずにリッチーは魔法を容赦無く使ってくる。

「ファイアボール…30」

リッチーの周りに火の玉が30個近く現れた。「イケ…」

火の玉が俺の方にも飛んでくる。しかし恐怖のせいで動けない。その時前にテジュンさんが現れ、俺の方に飛んできた火の玉を剣で斬った。

「斎強君!怖いのは分かるが今は頑張って戦ってくれ。危なくなったら転移石もあるから!」

そうだ、転移石もあるんだ。危なくなったら転移すればいい、なら頑張って戦おう。

俺は自分にそう言い聞かせた。

「分かりました。」

「よし、なら俺は行くぞ!」

テジュンさんはリッチーに向かい剣を振りかざした。だがリッチーの杖に阻まれてしまう。その時後ろから火の槍と氷の槍が飛んできた。そしてリッチーに刺さる。鎌月さんと上杉先生だ。

そしてリッチーが怯んだ!

俺はそこでリッチーの頭蓋骨に剣を当てる。

バキ!

リッチーの頭蓋骨にヒビがはいった。

そして俺は全力で離れる、リッチーが俺に向かって杖を振ってきたからだ。

俺はギリギリで当たらずに済んだ。

「ホーリー!!!!」

そこに蓮のホーリーが入る。リッチーに直撃した…様に見えたが杖で抑えられてしまった。

「……チッ。」

リッチーが舌打ちをした音が聞こえた。。(リッチーに舌はない。)

「オラァァァァ!」

そこに柴田が現れリッチーの杖が後ろに弾け飛んだ。

「今だ!!!!」

俺たちはリッチーに飛びかかる、

ギン!!!!

へっ?俺は、いや俺たちの武器は互いの武器に当たっていた。

そう、リッチーが消えたのだ。

「どういうことだ⁉︎」

「俺に言われてもわかんねーよ!」

俺たちが言い合っている間に火の玉が飛んできた。

「グワッ!」

火の玉がテジュンに当たった。

「大丈夫ですか?」

「あぁ…何とか大丈夫だ…」

火の玉はなぜ飛んできたんだ?

火の玉の飛んできた方向をみると…

















リッチーが立っていた。


な、何故⁉︎

「人間ドモヨ、我ヲココマデ追イツメルトハ、ヤルデワナイカ。今ノハサスガ二危ナカッタゾ。転移魔法ヲツカワナケレバ我ハ消滅シテイタダロウナ。」

「転移魔法だと!お前『エルダー』か⁉︎」

「イカニモ、我ノ名ハ『エルダー=ワイト』ソレシカ覚エテオラン。」

「テジュンさん『エルダー』って誰なんですか?」

俺はテジュンさんにだけ聞こえる様な声で聞いてみた。

「ラスタニア王国の元宮廷魔術師の首席だよ、5年前に失踪していたと聞いていたが。ラスタニア王国で、たった1人の転移魔法使いだった人だ。」

なるほど、俺らはそんな奴と戦ってたのか、それって不味くないか、

「ソンナコトハ、ドウデモイイ。全力デタタカエル相手ガホシカッタダケダ。私ノ本気ヲ見セテヤロウ!。」

そう言うとリッチーが立っていた場所から大量のスケルトンが、そしてリッチーがいなくなった。

「ッ!どこいった⁉︎」

俺らは周りを見渡す。

スケルトンが後衛の方に行っているが騎士団が戦ってなんとかなっている。それより今はリッチーだ!

「ココダ」

「蓮!後ろだ!」

「えっ⁈」

蓮がその場から吹き飛ばされる。

「蓮!!!!」

「テメェ!」

柴田がリッチーに向かって剣を振るがもうそこにはいない。

「グハッ!」

そしてテジュンさんまでもが吹き飛ばされた。

俺もリッチーに向かって剣を振るがやはりそこにはいない。

俺に衝撃が走った。

次の瞬間俺に壁が近づいてきた。いや、俺が壁に向かって近づいているだけだ。

俺は壁に激突した。

「斎強君!!」

芥川さんの声が聞こえてくる。

「グッ…」

くそ、体が動かない!!

その間にも誰かが飛ばされてる様な音が聞こえてくる。

その時リッチーが呪文を唱え始めた。


「火ノ精霊ト土ノ精霊ヨ」

2つの魔法を同時に使うのか⁉︎

流石にまずいだろう!

テジュンさんまだ転移石は使わないのか⁉︎

「我ガメイジル、」

まずいまずい!何を使ってくるつもりだ⁉︎

「土ノ精霊ヨ、生命ノ理ヲ生成シタマエ」

ダンジョンの天井付近に大きな岩が5つ現れた。

「火ノ精霊ヨ、汝ノチカラヲ土ノ精霊二与エタマエ」

岩に炎のオーラが追加された。

「岩ヨ、地二落チロ!」

魔法が完成したみたいだぞ!

その時テジュンさんから声が聞こえた。

リッチーからも。

「全員転移石を使え!!!!!」

「メテオ!!!!」

「テレポ…ッ」

すごい魔法の余波が俺に飛んでくる。

俺は吹き飛ばされた。

うぐ……

それでも俺は転移石を使うキーワードを言う。

「テッ…レ…ポー……ト!」

その瞬間俺の意識は暗闇に落ちた。














=================================

気がついたら俺の意識は無の世界にいた。

…俺は死んだのか?


「いや、君は死んでないよ。」

この声は!

「やぁ、久しぶり…でもないか。」

お前せめて名前を名乗れよ。なんて呼んでいいか困るだろ。

「そっか、前回名乗るの忘れてたか、ゴメン、ゴメン。僕の名前はゼウス。天空神ゼウスと言えば分かるかな?」

ゼウスってギリシア神話の主神の?

「そうそう、僕は地球の他にこの世界の管理をしてるんだ。」

へー、で俺に何の様だ。

「その顔あまり僕と管理の話に関心がないね。まぁいいか。それでこないだの話しの続きをしようか。」

それ気になってた。

「まず、君の鑑定強化のスキルだけどもう1つレベルが上がるとスキルとかの詳細が見えるようになるんだ。」

うん⁈それってMPの使用量とか詳細がわかるのか?

「そうそう、ここまで言えば分かるよね。君はこの世界の全てのスキルを手に入れる事ができるんだよ。」

なるほど。俺のスキルってそんなに凄かったのか。

ゴミだと思ってたよ。

「で、そのスキルの他にもう1つ君はスキルを持っているんだよ。」

えっ?どういうこと?

「そうだなぁ、君はステータスって誰が作ったと思ってる?」

あれって最初からあったわけじゃないのか?

「ステータスはね、僕たち神が下界の生き物を管理し観察する為に作ったものなんだ。」

どういうことだ?

「簡単に言うと神の力を超える生き物が出ない様にする為かな。この世界には神だって知らないスキルがある。神か作ったものだから神が知らないスキルは表示されないんだ。」

じゃ、俺は神が知らないスキルを持っていたってことか?

「そういうこと。君は神から得体の知れないものを持っているからこの世界から消されそうになったんだ。持ってるスキルは僕にもわからないから聞かないでね。」

なるほどね、じゃ、質問。

「何かな?」

何故お前は俺に情報を教える?

お前も神なら俺の事を得体の知れない奴だから危険、とか思ってないのか?

「せっかく名前教えたのに…まぁいいや。そうだね、君を僕は利用しようとしている…からかな。でもこの話はまた今度、その時が来たら君に教えるよ。君がまだ生きていればね。」

そうか、じゃ俺を現実の世界に戻してくれよ。

「僕が君を何に利用しようとしているか聞かなくていいの?」

お前、だって俺に教える気がないだろ。

いつか教えてくれるならその時でいいよ。

「そうか、君は面白いね。普通ならすぐに何に利用するか聞くのだけどね。」

そうかよ。あと早く現実に戻せ。

「分かった。あ、言い忘れたけど君が今いるところはラスタニア王国じゃないよ。」

はっ?どういう事?

「君は勇者達の中の誰かから裏切り行為にあったのさ。」

へっ?

「君の転移石だけどあれ3日前だったかな、誰かが君の部屋に来て取り替えていたみたいだよ。」

はあ…ならラスタニアには戻れる距離なのか?

「いや、馬車で休みなく旅しても一年はかかる距離だね。」

じゃ、俺はどうすればいいんだ…

「転移した場所から少し北に進むと唯一王国じゃなくてギルドが経営してる街があるからそこで自分を鍛えるのがいいんじゃないかな?」

そうか、ならそうするわ。

「最後に今のステータスのままじゃやっていけないだろうから少しだけサービスしてあげるよ。ステータスの上がる速度を元に戻してあげる。今はそれで我慢してくれ。」

…分かった。

「それじゃ、生きてたらまた精神世界にお邪魔しにくるよ。それでは、良い旅を。」

俺はその言葉を最後に無の世界から意識が遠のいた。



神界にて、


「やっぱり斎強君は面白いな、おい、ルシファー君!」

そこに黒い翼が生えた天使……堕天使が降りてくる。

「何でしょう、ゼウス殿」

「斎強君が死なない様見守っていてくれ。」

「分かりました。」

ルシファーと呼ばれた堕天使がそう言うと雲の下に降りて行った。

「さてと、僕は他の神の妨害工作にいきますか。」

ゼウスは雲の中に消えていった。






=================================


「何で斎強君がいないの⁉︎」

芥川さんは大きな声をあげてそう言った。

「分からない…斎強の奴…」

くそ、何で斎強はいないんだ!

「何で結城君はそこまで落ち着いてられるの⁉︎」

「チーちゃ…千尋、落ち着いて結城だって悔しいはずだよ…中学時代からの親友だったはずだし。」

「でも…でも!」

「今そんなに慌ててもどうしようもないでしょ!千尋落ち着いて!!」

その言葉をきっかけに芥川さんは落ち着いた。そして気を失った。


頼むから、斎強、生きててくれよ…


勇者のメンバーが落ち込んでいる中1人だけ喜んでいる奴がいたが誰も気付かなかった様だ。


「ふひひひひ、ふははははは、これで奴は死んだ!あいつに芥川さんなんて勿体無い!!これでいいんだ。」

その男は誰にも聞こえないくらいの声の大きさで言うと自分の部屋に戻って行った。


ついにここまできました。ここからは斎強がだんだんと強くなっていきます。

やっぱり戦闘シーン書くのは難しいな。

というか魔法の呪文なんか恥ずかしいのだがw

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