ダンジョン攻略 45層〜50層
俺は目が明け方には冴えてしまった。
しかしまだ周りは誰も…いや、騎士団の人以外は起きていない様だ。とりあえず挨拶しに行くか。
「おはようございます。」
「おう、おはよう。」
しかし暇だな。何か手伝いできないか聞いてみるか。
「すいません、何かできることはありませんか?」
「俺らは特に困ってることはないぞ。何かしたいならダンジョンの前にいるテジュンさんに聞きに行ってみな。」
「分かりました。」
テジュンさんはダンジョンの前にいるのか。
とりあえず聞きに行こう。
「テジュンさん何か出来ることはありませんか?」
「えっと、確か斎強君だっけ?」
「はい、そうです。」
「なるほど、朝早く起きて暇ってことでいいかな?」
あ、俺の言いたい事テジュンさんわかってるようだな。
「はい、そうです。」
「なら、今から少しゴブリン倒しに行く?少し先にどうやら3匹いるみたいだし。」
えっ、それって大丈夫なのか?
「あぁ、私がいるから問題ないよ。こう見えても、蓮君より全体的にステータス高いしね。」
はっ?それって強くね。
「あーもしかしてみたい感じ?見てもいいよ。」
俺はテジュンさんのステータスを見てみた。
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テジュン 25歳 男 lv24
HP 1200/1200
MP 900/900
筋力: 1500
耐性: 1200
敏捷: 1000
魔力: 500
スキル 火属性魔法lv1 回復魔法lv3 剣術lv7
ユニーク なし
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強すぎじゃね?一般市民でオール100とかじゃなかったの?
「テジュンさん、一般市民ってオール100くらいじゃなかったのですか?」
「あぁ、ごめん説明不足だったね。レベル1での平均ステータスだよ。前に言ったのは。後私のステータスが高いのは騎士は戦うのが仕事だしね。それでも勇者の皆様のステータスは上がり方が速いので私はすぐに抜かれると思いますよ。」
そうなのか。テジュンさんがこのステータスならゴブリン相手でも大丈夫だな。
「テジュンさんゴブリン退治のご指導してもらってもいいですか?」
「構わないよ。じゃ、早速行こうか。」
俺とテジュンさんはゴブリンのいる方に向かって歩き出した。
5分くらい後
ゴブリンの近くまで来た。大きさは1メートルくらいだな。
「じゃ、私が手前のゴブリンとその隣にいるゴブリンやってくるから、ちょっと待っててね。」
テジュンさんはそう言うと俺の前から走って行った。
約3秒後そこにはゴブリンの首が転がっていた。
は、はやくね?
「斎強君残りの一体は君がやってみて。気づかれちゃったぽいからもうこっちに向かって来てるよ。」
「分かりました。」
俺はドレットソードを鞘から抜いてゴブリンに向かって走り出した。
俺はゴブリンに剣を振りかざした。
「オラッ!」
「グギャ?」
ゴブリンに避けられてしまった。
そこにゴブリンからの反撃がくる。
ゴブリンが持っていた木の棍棒で殴られた。
「痛って〜!!」
痛いだけで済んだようだ。流石は最弱のモンスターだな。しかし痛かったな。
畜生、この野郎!
今度は上からじゃなくて横から切りにいくか。
「オラッッ!!!!」
「グギャー!!!!」
ゴブリンが怯んだ。そこに俺は更にダメージを与える為に上から剣でゴブリンを斬り落とした。
「グギャ…」
ゴブリンが力なく倒れた。どうやら殺す事が出来たようだ。しかしゴブリンがキモいからだろうか。抵抗なく殺す事ができたな。
「初めてにしては上出来じゃないか。」
「いえいえ、テジュンさんが2匹倒してくれていたからですよ。3匹となると流石にこの様にはいかなかったです。」
「じゃ、そのゴブリンを火で燃やしておこうか。」
「ファイアボール」
テジュンさんの手から火の玉が出てきてゴブリンの死骸に飛んでいった。
「なぜ、燃やす必要があるのですか?」
「燃やさないというアンデットになってしまうのだよ。土に埋めるのもありだけど、スケルトンに時々なってしまったりするから、燃やすのが一番かな。」
なるほど〜しかし初めて知る事ばっかりだなー。やっぱり実戦が一番か。
「そろそろ戻ろうか。皆さん起き始める事だと思うしね。」
そう言ってテジュンさんが歩きだした。
もう、そんな時間か、って言っても7時くらいだけどな。8時から1時間会議してダンジョンに突入か、よし、頑張るぞ!
自分のテントに戻ると蓮が準備していた。
「斎強、お前どこ行ってたんだよ?」
「テジュンさんとゴブリン退治行ってた。」
「へー、テジュンさん強かったでしょ?」
「蓮は知ってたのか?」
「あぁ、前鑑定させてもらったからな。」
そうなのか、まぁその事はいいや、
「じゃ、俺は芥川さんと神崎さん呼んでくるね。」
「了解。」
えっと、芥川さん達のテントは……ここか。
「芥川さんと神崎さん準備できた?」
「できたよー、今行く。」
芥川さんと神崎さんがテントから出てきた。
「あれ?斎強君は制服で行くの?」
そういえば芥川さん達は動きやすそうな服を着ているな。
「あぁ、俺はこれが一番動きやすいしな。」
「そうなんだ。」
「あ、蓮が来たな。」
「お待たせ、じゃテジュンさんのとこに行こうか。」
「お、蓮のチームは来たのか、はやいな。」
「いえいえ、そんな事ありませんよ。」
あれ、蓮の奴が敬語使ってやがる。まぁ、テジュンさんの前だからかな。
「それじゃ、先に説明させて貰うね。これからダンジョンに突入するんだが、騎士団の4人とどっかのチームの4人の計12人で入ってもらう事になる。魔法陣があるんだがそれが15分ごとに、そして一回15人までにしか使えなくてね。でもその魔法陣で45階までは行けるから時間短縮の為に使うしかない。なのでそれで入ってもらう事になる。ボス部屋の前まで騎士団のメンバーに案内してもらったらそこで他のパーティーがくるまで待っててくれ。」
「分かりました。他のパーティーがくるまで待ってればいいのですね。」
「そういう事だ。」
しばらくして、
「お、来たな。」
来たパーティーは、不良の石田君、無口の鎌月さん、石田君と仲の良い吉田君、そして上杉先生の4人だ。
テジュンさんは4人に説明をし始めた。
俺たちはもう一度その話を聞いていた。
「という事です。なので早速ですが、ダンジョンに突入していただきますね。おい、『ルクス』軍曹、君をリーダーに『レンジ』一等兵と『エリック』二等兵と『ジム』二等兵を連れて蓮達のパーティーとダンジョンに入れ。
「イエッサー!」
「では、生きてボス部屋の入り口で会おう。」
そう言ってテジュンさんはたった今来たパーティーの方に言ってしまった。
「軍曹のルクスです。勇者の皆様よろしくお願いします。」
「「「よろしくお願いします」」」
「こちらこそよろしく。」と蓮。
「よろしく〜」
「よろしく頼むわ。」
「ケッ」
「おい、石田、あ、よろしくです。」
「よ…ろしく…」
「騎士団の皆さんよろしくお願いします。」
「斎強です。よろしくお願いします。」
みんなでの挨拶が終わり早速ダンジョンに俺たちは突入した。
なんだかワクワクするなぁ。
あ、なんか魔法陣が見えてきたぞ。
「では皆さん魔法陣の中央にのってください。」
ルクスさんが俺たちにそう言ってきた。
「分かりました。」
そしてみんな魔法陣の中央にのった。
「では、飛びますよ。戦闘態勢に入っておいてください。いきなりアンデットがいたりしますので。」
俺たちは武器を抜いた。
ルクスさんはそれを確認すると
「では、行きます。『魔法陣よ我らを導きたまえ!!』」
えっ!なにその呪文!そんなのいるんだ。
ちなみにこれは俺の勘違いだった。
魔法陣を作った人が決めた言葉を言わなければいけないらしい。
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気がついたら苔が生えていてジメジメして居る部屋に俺の視界は変わった。
「どうやら敵がいるところには湧かなかったようですね。」
ルクスさんは一息吐いてそう言った。
ハァ…良かった。
「では、行きましょうか。ここは、ならこっちか…」
俺たちはルクスさんについて行った。
少しすると槍を持ったスケルトンが一体だけ立っていた。
「スケルトンの槍持ち一体か…」
「俺が行ってもいいですか?」と蓮
「あぁ、構わないぞ。」
「分かりました。では行きますね。」
そう言って蓮がスケルトンに向かって行った。
スケルトンが蓮に気づいたようだ。
蓮はどうするのだろう?
「そこだ!!!」
蓮がスケルトンの槍を剣で弾き飛ばした。
「ホーリー!!!!」
蓮がそう言うとスケルトンに向かって蓮の手から直径1メートルくらいの光の玉が飛んで行った。
眩しい!!!!
目を開けた時にはスケルトンは消えていた。
「ふぅ、」
「おぉ、流石蓮殿、神聖光魔法見事です。」
すげーな蓮。あっ蓮が少し照れてやがる。
「では、行きましょうか。」
再びルクスさんに俺たちはついていく事にした。
そのあとも蓮が1人で無双していた。
俺たちはルクスと一緒に蓮が倒し損ねたアンデットたちを攻撃していた。
しかし49層階段の前の広場にいるある1匹の小さい人形のアンデットを見るとルクスさんの表情がこわばる。
「ッ!あれはファントムじゃないか!」
「ファントムってどんな敵なんですか?」
「強さ自体は大した事ないむしろ他の敵よりも弱いかもしれないな。だが重力魔法とゾンビ召喚をしてくるんだ。重力魔法で動きが遅くなっている間にゾンビに攻撃されてしまうという事で−B級クラスの敵として存在して居る。」
マイナスB級、この世界は魔物などの敵をランクで分けている
一番弱いランクをFそして一番強いランクがSSSだ。
ファントムが召喚してくるゾンビはDランクの魔物だ。因みにゴブリンはFランク。
「どうしますかルクスさん?」
「ファントムを倒すしかないな。まず私達騎士団が囮になる、重力は多少は軽くなるはずだ。その間に君たちで攻撃してくれ。」
「分かりました。」
「おい、蓮お前のホーリーでファントムを攻撃してくれ、倒しきれなかったら俺らで叩く。」
「わかった、斎強慎重にやれよ。」
「わかってるよ。石田君と吉田君も一緒に行くよ。」
「ケッ…分かった。」
「斎強、了解。」
準備は整った。
「では、我ら騎士団が先に行く、3、2、1、いけ!」
「「「おぉぉぉぉぉ」」」
騎士団の4人はファントムに向かって行った。が途中で皆が地面に手をつく。どうやらファントムにばれたようだ。
「今だ蓮!」
「ホーリー!!!!」
「!!!!」
ファントムが気づいたようだが少し遅かった。
光で視界が埋め尽くされる。
目を開けてみるとファントムはまだ消滅していなかった。
どうやら召喚したゾンビを盾にしたようだ。
「ぐっ、」
蓮が膝をつく、どうやら重力魔法をかけられたようだ。
だが騎士団が立ち上がっている所をみると重力魔法の効き目が弱くなっているようだ。
「今だ!!ファントムを叩け!!!!」
俺ががそう言いファントムに向かうと石田君と吉田君もついてきた。
そしてファントムを攻撃する事に成功した。
ファントムは攻撃された後、膝を地面につけ消滅した。
「「「よっしゃ!!!!」」」
「ふぅ…なんとかなりましたね。」
と、ルクスさん
「みんな怪我はない?」芥川さんがそう聞いてきた。
「ない。大丈夫だよ。」
「そうか、良かった…」
芥川さんは安堵して居る。
「私は全く役に立つ経ってないわ。」
「しょうがないよ、神崎さんはボスまで強化魔法使わないって決めてるじゃん。」
そう、神崎さんはボスまでにMPが尽きないように強化魔法を使わないようにして居るのだ。
因みに鎌月さんと上杉先生もそうだ。彼女達の攻撃魔法は威力が強い分5発くらいの打つとMPが底を尽きてしまうのだ。
「では、もう少しですので行きましょう。」
ルクスさんがそう言うと俺たちは歩き出した。
ボスの部屋の直前まで危ない事はなく着く事ができた。
「着きましたね。それでは他のパーティーがくるまで休憩にしましょうか。」
とルクスさん。
俺らはその言葉を聞き休憩を始めた。
「おい、斎強起きろ。」
そのような声が聞こえてきた…
しまった!!!!寝てしまったのか。
「おはよぅ。蓮。」
「起きたか、他のパーティーのみんなも集まったぞ。」
どうやらみんな集まったようだ。前をみるとテジュンさん立っており説明をし始めた。
「皆さん、無事で何よりです。それでは説明しますね。まず人数の方ですが勇者方28名と騎士団20人の合計48名です。この人数でボスのリッチーを攻略しようと思います。」
へーそんなにいるのか…
ていうかこの人数で行っても狭くないのか?
「転移石の方ですが私から指示しますのでそれまで使わないで下さい。」
「それでは、皆さん行きましょう。前衛の方から突入します。後衛の方は前衛が入って20秒後に突入お願いします。」
ついにリッチーと戦う時が来たようだ。
少しワクワクしてる。それと同時に少し恐怖もある。
「ではいきます。」
テジュンさんがドアを開けた。
前衛の俺たちはドアの中に入っていく。
中はかなり広い縦横1キロメートル近くあるだろう。
そこの部屋の中央にリッチーがたたずんでいた。黒色のローブに金色の線が入った服を着て緑色の杖の先端に直径30センチくらいの青い宝石がハマっている杖を持っている。フードがあるが被っていない。頭蓋骨が見えていた。
リッチーは俺らを見るとニヤリと笑った気がした…
次回はVSリッチーです!
しかし戦闘シーンって表現が難しいなw




