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詩全集4

もう他人同士

作者: 那須茄子
掲載日:2026/09/26

眩しくて目を開けられなかった

夕日がしつこく灯っていたあの日の帰り道

並んで歩いていたはずの君はとっくに

背を向けて小さな声で

別れの挨拶を私に宛てた

その声は風に紛れて消えそうで

少しだけ寂しく聞こえた


いつもと同じはずだった

明日につながる

またねが

聞いたこともない歌を口ずさまれたような

気持ちにさせる


その間にも君は坂道を下って

見えなくなりそうなところへ進む

嫌な予感がする

気付くと身体は震え

たくさん覚えたこれまでの君との

思い出がひとつずつ

感情になって

視界が霞んでいく

君はなぜか走り出した


これはそういうことなの


明日の朝目覚めれば

私と君はそれぞれ離ればなれ?

もう他人同士かな

それこそ目を開けられそうにない

しばらくは目元を拭って過ごさなければ



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― 新着の感想 ―
ふとしたコトからぞわぞわと不安がこみ上げて、膨れあがってくる……  (´;ω;`) 
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