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子役もかなり、大変です。  作者: ほっかいろ
第一章~子役、始めました!~
15/46

15、祝賀会

 ちょっと主人公がお金にめがついですが、年も年なので許してくださいね。

あれから半月。映画の上演も終わり、今日は祝賀会が行われる。祝賀会なので、私服でいいし不参加でもいいと言われたけど、今日は待ちきれずに早起きしてしまった。


 会場は下町の居酒屋を貸し切ってするそうで、着いた時には駐車スペースが無くて困った。


 中に入ると、居酒屋というより、回転ずしって感じの造りで、意外と広かった。やっぱり梨花さんに絡まれながら、梨花さんや和樹さん、その他の子役二人と同じテーブルに座った。すると隣にもう一人……。


 「和樹さん、このこも子役でしたっけ?」


 この映画では私がだいぶ年が離れた最年少なのに、この子は私と年も近そう。それに、なんか見たことあるような……。


 「あ、弟だよ。」

 「ああ!なるほど!」


 確かにその子は和樹さんにそっくりだった。どうえいで見覚えがあるはずだ。


 「よろしくね。」


 ニコッと笑いかけると、ちょっとはずかしそうにほっぺたをカリカリとかいてたその子は、冷静な雰囲気を漂わせる和樹さんとはまた一つ違って可愛かった。

 その後少し話したが、この子の名前は芳樹で、同じ事務所に通っていた同い年だったけど、全く接点が無かったとか。話していくうちに、芳樹君も打ち解けてくれた。ちょっと年下にしか見えなかった芳樹君は、四歳にしては色々な知識があって賢そうだった。


「ではこれから祝賀会を始めます。皆さん適当に楽しんでください。」


 監督さんが挨拶をすると、すぐざわざわし始め、大人たちが食べ物を次々に注文していった。


 「君たちは何が食べたい?」


 梨花さんのお母さんが子供陣に聞いた。

 梨花さんのお母さんは、梨花さんと似ているわけではないが、それでも眉毛の形は梨花さんに似ていた。性格は梨花さんにそっくりだけど。


 「私は唐揚げと、イカ天と、鮭ザンギと、うーん……あ、このうめ五目おにぎり!」


 梨花さんは見た目によらず脂っぽいものを食べるらしい。前世ではニキビで悩んでた時期もあったから憎たらしい。肌、すごい綺麗だからね、この人。まだ幼いからかも知れないけど。


 「僕は、オムライス!」


 茂樹君はやっぱり可愛いなあ。


 「あ、じゃあ僕も同じで。」


 和樹さんまで?これは以外!小さい頃は可愛かったんだろうな。


 「ええー?和樹君がぁ?嘘ぉー、いがぁーい。」


 こういったのは梨花さんのお母さん。似てるでしょ?性格。


 「あ、私は、梅おにぎりと、緑茶、、濃い目で。あと、あ、しめ鯖じゃん!しめ鯖で。出来ればしそ入りで。」

 「渋いねー。」


 いいですよ、どうせ田舎者ですよ!


 「いやホント凜々ちゃんって変わってるわよねえー。」

 「まさかしめ鯖だとはね。」

 「しめ鯖って何?」


 その後も色々いじられたけど、この店のしめ鯖が絶品だったので全てよしってことにしといた。


 「では、色々余興の時間でーす。まずはディレクターから。腹踊りです。」


 しめ鯖をたっぷり堪能した後は、余興の時間。腹踊りとかドジョウすくいとか、お決まりのものばっかりだったけど、それはそれで面白かった。梨花さん親子がうるさかったが。

 二時間ほどで宴会が終わると、G、G、ぎゃ、ギャラ……っへへ、あ、いや、ギャラが、グフっ、配られる時間となった。

 主役から先に、五番目に渡される。


 「場緒さん。」


 監督に呼ばれて、スタッフ一同と握手しながら監督の前まできた。


 「最年少にも関わらず、弱音の一つも吐かずよく頑張りました!拍手!」


 なんか小学校の表彰式の時みたいに茶色い封筒を渡された。ちなみにこのギャラの事だけど、普通は振り込みで渡されるらしく、私以外の人はほとんど振り込みだった。その場合はただお礼が言われるだけ。


 私はまだ仕事用のカードの手続きをしてなかったので、先生に急かされて、来月にはしようということになった。

 帰りの車でこっそりと中を覗くと、なんと総額五万!ちょっと窒息しそうになったのは忘れないだろう。



 ポイントがいつのまにか188になってました!目指せ200ですね。低すぎるって?最終的には、目標一万ポイントですよ!ブクマは88?位になりました!改めて皆さんいつもありがとうございます。ギャラいくらくらいかな、って手こずってて更新遅れましたが、今から次の話書きます!

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