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プロローグ

初投稿初作品になりますが

どうぞよろしくお願いします


何かおかしければ教えていただけると幸いです。

深夜家の明かりがまだついている一室では兄弟が二人

20歳前後の兄は本を読み弟を待つ5歳差はある長髪な弟は

数年間一度も欠かさずやってきたネットゲームにある日替わりクエストを



淡々と達成していった、それは毎日たとえキャラクターのLvがカンストしてしまっても

装備が充実し目的がなくなっていたとしても


続けてきた事であるそれを横目に見る兄は

「そろそろ新しいネトゲにでも手を出すか」と考えながら本を置き



弟がキャラクター選択画面に移った、と同時にお互いに無言のまま

1台しかないパソコンの操作を変わるその兄弟が遊んでいる




ネットゲームのジャンルはアクションRPG内容としては


:1カウントにつき6体のキャラクターが作成可能である


:同アカウント内でキャラクターのアイテム装備などの受け渡しが可能


:課金アイテムも無課金で手に入れる事が可能である。




兄弟にとってこのゲームで重要視していたのは無課金での課金アイテム入手が

一番なのであった、ただ課金アイテムをすぐに手に入れる事はできず



先ほどまで弟がクリアしていた日替わりクエストそれを一か月間

毎日続けやっと一つ課金メニューから選択し手に入れる事のできる内容で

今夜がその課金アイテム入手の日である。







「終わったな、じゃあ俺のキャラで今回は受け取るからないいよな?」

兄は自分のキャラクター分の日替わりクエストを終えてやっと達成したと

充実感を感じながら課金メニューを開く弟はそこで


「いいけどさ今回はどれにするんだよ、強化品か消耗品か売る用で

いっそのことペットにするか・・・」と弟が兄に話していると兄の手が



止まっていたそこには課金メニューに通常白色で書かれる

課金アイテム達の中に一際目立つ紫色の文字で書かれたアイテムがあった



「なぁ兄貴、こんな消耗品なんて実装してたか?」不思議そうに

弟が聞くと兄は「新たなる世界へ、か説明文もなしで運営のミスかもな」



「ゲットして危なそうだったら運営にクレーム入れりゃいいじゃねーか

それに・・・・」と兄は一度呼吸を整え、


嬉しそうに「面白そうだし!」弟が慌てて

「ちょっと待てって!?よく考えて」と止める間もなく







兄がその不思議なアイテムを押した瞬間




自分勝手な兄と運のない弟は赤黒い不気味な手に飲み込まれ

部屋には静けさだけが残った。

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