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第1話 夢と現実

 目が覚めると知らない女の子が知らない豪華な部屋で私を持ち上げている。

「あぅあ!うぁううー。」

 声を出すにも言葉にならず、じたばた動いてみれば視界に映る小さくふくふくとした赤子の手。

 (これは夢?それとも......。)

 最悪な事実が月夜の頭を心を蝕むように支配してくる。ただもがくようにさらに手を足をじたばたさせる。

 「おっとと!お嬢様は今日はお元気なのですね。ミリリは安心しました。」

 知らない女の子が私を大切なもののように優しく抱き直す。


 私は転生をしてしまったらしい。


 こんなラノベのようなことがあってたまるか。気分は最悪である、是非とも夢であって欲しい。

 しかしそんな願いは届かず2日、3日たっても夢は覚める様子はない。鳥や人の声は聞こえるし、離乳食であろう食事の味もわかる。

 無慈悲にもこれは現実なのかもしれない。

 ただ今の現状はまとめただけなのに、瞳から涙がボロボロと頬をつたりベッドを濡らす。

 明日は日和の手術だった。本当なら手術室の前であの子の先への知らせを、嫌な緊張の中ひたすら待ち願うはずだったのに。そらすらももう構わなくなってしまった。

 (なんで、どうして、私なの?なんでこんな目にあわなきゃいけないの?ただ帰ってただけなのに。私が何したっていうのよ......!!!)

 うるさい泣き声が部屋に響き涙は止まらず服に染みて気持ち悪くて、そして苛立ちが止まらず生えたてであろう歯だ人差し指を思いっきり噛みベッドは血でさらに汚れる。

 「お嬢様〜どうされまs......い、いあぁぁぁ!!!お嬢様!おやめください!!!」

 泣き声にを聞いて部屋に入って来た女の子が、私の惨状を見た途端顔を真っ青にして駆け寄って来て、私を無理やり抱き上げる。それでも私は半日が過ぎるまで泣き声叫び続けた。夢であれば良いと言う夢を。

 はじめまして、珠音と申します。第一話はもう少し内容を入れる予定でしたが、お恥ずかしながら初作でありまして己の表現の無さになかなかショックを受けてしまいました。誤字脱字が多く、不定期な連載になってしまうでしょうが、なんとか最後まで続けようと思っています。どうか生暖かい目で見て頂けると幸いです。

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