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選挙民意論

 僕は、次のように呟いた。


 X民が発する様々な呟きを見ていると、対立する思想傾向の片方に呟き主が与していると気付く。

例えば、

・ 大手マスコミ的世論誘導の肯定論 vs 否定論

・ 無産大衆重視論 vs 民間活力重視論

・ 公的資金投与論 vs 抑制論

・ 国際的協調論 vs 国民的利益確保論

・ 少数者尊重論 vs 行き過ぎ是正論

・ ハンディキャップ層援護拡充論 vs 過剰抑制論

・ 女権拡張論 vs 穏健論

・ 性的多様性論 vs 生物学的健全論

(注 前者は概ね公権力発動派 vs 後者は概ね公権力抑制派)


 そして、目に付くのが、つぎのような詭弁術の駆使。

(自明横車:「自明」でないものを「自明」だと決めつけ)

(二重規範:敵の黄信号通過は罪、己の赤信号無視は不問)

(牽強付会:遠い因果関係すらも無いのに強引に結び付け)

(名称詐称:ナチス呼ばわりや市民僭称で虚実をすり替え)

(罪業転嫁:自ら為した悪行の汚名を無実の愛国者に被せ)

(御為尽く:親切めかしてオウンゴールするよう誘導する)

(論理掏替:挙証責任転嫁やカカシ論法駆使で論争を逃避)

挿絵(By みてみん)


 X民の大半は有権者だろう。

 選挙運動は「特定の選挙について、特定の候補者の当選を目的として、投票を得又は得させるために直接又は間接に必要かつ有利な行為」だ。候補者は、選挙運動を通じて、対立する思想傾向の片方に与する選挙民の支持を得なければならない。

 候補者の中には、この理を知らず、演説で選挙民を啓蒙できるように勘違いする者が居る。しかし、各選挙民の思想傾向は、一朝一夕に出来あがったものではない。どのような名演説でも聴衆の思想傾向を変えるのは至難だと心得なければならない。演説は、候補者が聴衆と同じ側に与していることを知ってもらう為の作業でしかないのだ。

 候補者の与するのがどちら側か不明瞭(例えば、大手マスコミ的世論誘導否定論者且つ女権拡張論者)ならば、同じ側に与すると感じる選挙民は少数に留まるだろう。

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