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メディアによる真相の隠蔽

 2024年11月27日、増山誠県議が次のように発信した。

…斎藤知事からの要望書について、会見で誤解があると思ったのでpostします。

奥谷委員長は11月25日の会見で

「SNSで百条委員会が不都合な事実を隠蔽したと流布されている」と発言しました。

SNSで隠蔽について調べると

①片山元副知事の発言を途中で制止した

②委員会を非公開で開催した

の2つの趣旨どちらかで言われてます。

①については発言がカットされていますので、SNSの主張に正当性はあります

②について、10月25日開催の百条委員会に斎藤知事が非公開を求めたとの誤解が広がっています。

時系列として

〖10月11日〗百条委員会は非公開決定

〖10月18日〗知事から「非公開と決まったのなら、委員がSNS等で勝手に意見を述べないよう要望」

したという流れです。

知事は「百条委員会を非公開で開催してほしい」ということは言っていません。

そして、このSNSの意見に対し奥谷委員長は

「意図的に隠していた訳では無い…知事の申入れをふまえて情報は出さなかった」

と言っています。

知事からの申入れの前に「非公開」とすることは決まっていました。

また、申入れが有ろうが無かろうが、情報を外に出さないルールであり、「SNSで隠蔽が流布」の文脈においては、知事からの申入れがあったから「情報は出さなかった」わけではありません。

今回の会見の流れだと誤解を招きかねないと思うのですが、皆さんも動画を見てご判断下さい。…


 僕は呟いた。

…嘘にウソを塗り重ねて斎藤知事の評価を「姑息…嫌悪…狡猾」に貶めようとする奥谷百条委員長。

「知事選への影響」を口実に非公開にした百条委の内容を恣意的に切り貼りして外に漏らし印象操作に利用する報道との連携茶番を演じたのは何処の誰なのか?…

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

 2024年11月8日、週刊現代が〖スクープ〗を発表した。

 編集部が但陽信用金庫の桑田純一郎理事長に取材したとき、「優勝パレード協賛金の見返りに補助金を還流させる『幹事役』を引き受けたという話は、事実無根です。昨年11月21日、片山前副知事が来られ、『パレードの協賛金の集まりが悪い』ということで、協賛金の拠出を依頼されました。私のほうから先に『合計で2千万円くらいなら十分ですか?』と提示し、片山さんが『それなら助かります』ということで了承して、私も他の信用金庫にお願いしました。金額について触れたのは私が先で、片山さんからではないということははっきり申し上げます。キックバックの話にしても、片山さんからそんな計画を持ちかけられたこともないし、もし持ちかけられたら一蹴しています。大体、常識的に考えて、弊信金も含めた11の信用金庫が揃って一斉に刑事責任を問われるような不正に加担するなんて、ありえません。パレードの協賛金は、単に地域貢献をモットーとする信金の役割として拠出したのであって、何らかの見返りを求めたものではありません。それは協力してくれた他の信金も同じでしょう。一連の報道は、協賛金と補助金という本来まったく別の話を無理やり関連づけて、齋藤さんなり片山さんなりを陥れようとする思惑が働いているように見えて仕方ありません」との回答を得た。

 桑田氏が10月24日に百条委員会の尋問で証言した翌日、秘密会なのに、片山氏から金額が提示されたかのような報道が為された。

 編集部は、パレード疑惑の事前調査を担当した県職員に対し、齋藤前知事に対して批判的な県議からメッセージで、「この期に及んで姿勢を誤れば百条委員会に出てもらわないといけなくなります。ちゃんとこちらに協力して真実を述べてください」という「圧力」ともとれる連絡があったという情報も入手している。

 10月25日の百条委員会では、片山前副知事が公益通報者保護に関する尋問を受け、元局長のパソコンに「『クーデター』などの不正な目的が示された資料、人事の不満が示された動機が分る資料及び倫理的に問題ある文書」があった旨回答したが、文書の中身に言及しようとすると奥谷謙一委員長が尋問を打ち切り、再開されなかった。

挿絵(By みてみん)


 百条委員会後、囲み取材に応じた片山氏は、経緯について説明し、「パソコンの内容は個人的なものではあるが、倫理的に問題がある文書を勤務時間中に作成したことが元局長を懲戒処分にした理由の一つであり、公益性があると判断して答弁した」と説明。文書の中身について触れようとしたところ、その場にいた報道陣から「言うな!個人情報だぞ!」と怒鳴られ、発言を封じられた。

挿絵(By みてみん)


 生中継でもない囲み取材で、記者の側から取材対象者の発言を制止するというのは前代未聞。「取材対象者の発言」という一次情報を一部のメディアが制限することは、通常は他メディアの取材権の侵害にあたるため問題となる。この日の囲み取材に参加したのは地元独立系メディア一社を除いて全てが記者クラブ加盟社であり、事前に何らかの「倫理的に問題のある文書についての中身には触れさせない」という合意があったのではないかとも疑われる。実際、この片山氏とメディア側とのやりとりを詳しく報じたのはその独立系メディア一社のみだった。

 元県民局長は公的な地位にあった人物であり、文書の原本が「県民の財産」である公用パソコンの中に保存されており、処分理由と関係がある以上、適切な開示は公益性があると思われるが、それをメディア側が遮るのは知る権利の侵害に当たる虞が強い。

 しかも、この日の尋問はメディア非公開で県議のみが出席を認められており、記者は片山氏から文書に関する発言を受けるまで議事内容については知らなかった筈なのに、奥谷氏と足並みを揃えるような対応をとるのは如何にも不自然である。


〖スクープ〗の内容

  内部文書告発問題をめぐり、齋藤元彦前兵庫県知事が失職したことを受けた知事選が混迷を極めている。

 政党の推薦を受けられず、当初は支援も乏しいとみられていた齋藤氏だが、インターネットを中心としてしだいに支持が広がり、対抗馬の稲村和美元尼崎市長や清水貴之前参議院議員などと熾烈な争いを繰り広げている。

 編集部は、齋藤氏が関与したと言われている昨年の阪神・オリックスの優勝パレードをめぐる「協賛金キックバック疑惑」について、片山安孝前副知事や疑惑をかけられた信用金庫理事長に実名で独占インタビューを行い、真相に迫った。

 「亡くなった元県民局長の告発文には弊信金の名前が入っていて、さも優勝パレードの協賛金の見返りに補助金を還流させる『幹事役』を引き受けたかのようなことが書かれていますが、事実無根であり、名誉毀損も甚だしいです」

 こう憤るのは、兵庫県加古川市に本拠を置く地元信用金庫、但陽信用金庫の桑田純一郎理事長だ。

 問題になっているのは、パレードの協賛金集めに困った片山前副知事が、但陽信用金庫を含む県内11の信用金庫に協賛金の拠出を依頼し、その見返りに補助金を増額したうえでキックバックしたという疑惑だ。齋藤氏が「公金から協賛金は拠出しない」という方針を決めたことで、片山氏以下県庁職員にプレッシャーがかかり、不正が起きたのではないかと批判された。

 しかし、これについて協賛金を取りまとめた桑田氏は「片山さんからキックバックの計画を持ちかけられたことも、具体的な金額の提示を受けたこともない」とし、以下のように話す。

 「協賛金の依頼に片山前副知事が訪れたのは、パレードの2日前の昨年11月21日でした。片山さんからは『パレードの協賛金の集まりが悪い』ということで、弊信金を含めて県内の11の信用金庫から拠出してもらえないかという話がありました。

 金額については、私のほうから先に『合計で2千万円くらいなら十分ですか?』と提示し、片山さんが『それなら助かります』ということで了承して、私も他の信用金庫にお願いしました。金額について触れたのは私が先で、片山さんからではないということははっきり申し上げます。

 キックバックの話にしても、片山さんからそんな計画を持ちかけられたこともないし、もし持ちかけられたら一蹴しています。大体、常識的に考えて、弊信金も含めた11の信用金庫が揃って一斉に刑事責任を問われるような不正に加担するなんて、ありえません。

 パレードの協賛金は、単に地域貢献をモットーとする信金の役割として拠出したのであって、何らかの見返りを求めたものではありません。それは協力してくれた他の信金も同じでしょう。

 一連の報道は、協賛金と補助金という本来まったく別の話を無理やり関連づけて、齋藤さんなり片山さんなりを陥れようとする思惑が働いているように見えて仕方ありません」

 その「思惑」は、このパレード疑惑を検証する県の百条委員会でもうかがえた。

 桑田氏が先月24日に同委員会秘密会の尋問で証言した翌日、片山氏のほうから金額が提示されたかのような報道が一部でなされた。

 桑田氏は「秘密会に出席した県議がリークしたのだと思いますが、私はこの時も含めて何度も明確に否定していますし、秘密会で行われたやりとりを普通に聞けば、そうでないことがわかるはずです」と訝しむ。

 また、編集部の取材によれば、パレード疑惑の事前調査を担当した県職員に対し、齋藤前知事に対して批判的な県議からメッセージで、

 「この期に及んで姿勢を誤れば百条委員会に出てもらわないといけなくなります。ちゃんとこちらに協力して真実を述べてください」

 という「圧力」ともとれる連絡があったことがわかっている。

 今回の齋藤氏をめぐる騒動については、新聞やテレビといった大手メディアの「偏向」ぶりも指摘されている。

 「言うな!個人情報だぞ!」

 10月25日の百条委員会の後、囲み取材に応じた片山前副知事が、自殺した元西播磨県民局長の公用パソコンに入っていた「倫理的に問題のある文書」の中身に触れようとすると、その場にいた報道陣からこう詰め寄られ、発言を撤回させられたというのだ。

 この日は片山氏が公益通報者保護に関する尋問を受けていた。片山氏は、元局長のパソコンに「『クーデター』などの不正な目的が示された資料、人事の不満が示された動機がわかる資料」に加え、「倫理的に問題がある文書」があったと回答したが、文書の中身に言及しようとすると奥谷謙一委員長が尋問を打ち切り、再開されなかった。

 片山氏は囲み取材の中で、この経緯について、「パソコンの内容は個人的なものではあるが、倫理的に問題がある文書を勤務時間中に作成したことが元局長を懲戒処分にした理由の一つであり、公益性があると判断して答弁した」と説明。文書の中身について触れようとしたところ、上記のように複数の記者から「プライバシーを話すべきではない」「許されないことだ」と大声で抗議を受けたという。

 生中継でもない囲み取材で、記者の側から取材対象者の発言を制止するというのは前代未聞だ。「取材対象者の発言」という一次情報を一部のメディアが制限することは、通常は他メディアの取材権の侵害にあたるため問題となる。

 この日の囲み取材に参加したのは地元独立系メディア1社を除いて全てが記者クラブ加盟社であり、事前に何らかの「倫理的に問題のある文書についての中身には触れさせない」という合意があったのではないかとも疑われる。実際、この片山氏とメディア側とのやりとりを詳しく報じたのはその独立系メディア1社のみだった。

 元県民局長は公的な地位にあった人物であり、文書の原本が「県民の財産」である公用パソコンの中に保存されており、処分理由と関係がある以上、適切な開示は公益性があると思われるが、それをメディア側が遮るのは知る権利の侵害に当たらないか大いに疑われる。

 また、この日の尋問はメディア非公開で県議のみが出席を認められており、記者は片山氏から文書に関する発言を受けるまで議事内容については知らなかったはずだ。にもかかわらず、奥谷氏と足並みを揃えるような対応をとった点も、メディアが中立・客観的な立場に立っているかについて強い疑いが残る。

 内部文書告発問題をめぐり、齋藤元彦前兵庫県知事が失職したことを受けた知事選が混迷を極めている。

  今回編集部は、齋藤氏の元側近であり、県の百条委員会でも証人尋問を受けている片山安孝前副知事に独占インタビューを行い、問題の深層に迫った。

…片山さんは百条委員会で、昨年行われた阪神タイガースとオリックス・バファローズの優勝パレードの協賛金キックバック疑惑について非公開の尋問を受けました。本件について、改めて主張を聞かせてください。

 「協賛金の集まりが悪いので、但陽信用金庫理事長の桑田氏に県内11の信用金庫から拠出してくれるよう、昨年11月21日にお願いしたのは事実ですが、キックバックの計画も具体的な金額を提示したこともありません」

…片山さんの指示で補助金が増額されたと指摘されていますが。

 「疑惑を持たれたのは、もともとこの補助金事業の予算計上作業における増額と、信金側への協賛金の依頼の時期が重なったためですが、そもそも、両者の間には何の関係もないことは前提として申し上げておきます。

 この事業自体は、コロナ禍に政府方針で金融機関が行った実質無利子・無担保融資の返済にあわせて、融資先への支援を行うことで、1件につき7.5万~10万円が県から金融機関に支給される仕組みです。

 令和4年度からの3ヵ年事業で、初年度の4年度が12億円、次年度の5年度が8億円でした。最終の令和6年度をどうするか調整する中で、当初案で1億円だったのを4億円に増額したのですが、これは国の財源から4億円を確保できるメドが立ち、それなら増額したほうが県内の中小企業のためになると考えたためです」

…信金サイドからの協賛金の支払いが、パレードが開催された昨年11月23日より後の12月になったことで、「PRとして意味がなかったのではないか」とも指摘されています。

 「これは私の信金サイドへの依頼がパレード2日前という直前だったためで、手続きに時間がかかったためです。協賛金の受付期間は昨年12月末までだったため、問題はありません。各信金の皆さんには地域を盛り上げるためにご協力いただき、感謝しています」

…片山さんが元県民局長へ聴取を行ったときの音声が一部報道機関に流出し、その際の姿勢が高圧的だったのではないかと批判されています。

 「確かに、私も聴取の際に肩に力が入ってしまっており、また、相手が元部下であることから、口調や態度が厳しくなってしまったことは反省しています。

 ただし、この文書の作成や配布が『齋藤政権の転覆』という不正な目的のために行われたことを私は聴取の時点で把握していましたし、そうした文書が県庁の外部にばら撒かれていたことを考えれば、どういう経緯や意図で文書が作成されたかについて、早期に明らかにする必要があったことはご理解いただきたいと思っています」

…内部通報制度に照らして、文書への対応が適切だったか否かも問題視されています。

 「4月上旬に内部通報される前の文書は、外部通報となります。外部通報として法的な保護を受けるには、真実相当性があること、または不正な目的でないことが必要とされていますが、この文書は真実相当性がなく、不正な目的であることから法的保護の対象とならないことをご説明してきました。

 告発者本人を探すべきではなかったという批判もありますが、県庁内外の関係者の実名が挙げられている中傷文書を放置することはできないと考えました」

…片山さんが辞職会見を開いた7月12日から4ヵ月が経過しましたが、いまの気持ちは?

 「退任会見の際も『最後まで齋藤氏をお支えできずに無念だ』と申し上げましたが、その気持ちは今でも変わっていません。当時の世論は『元県民局長を死に追いやったのは齋藤知事と片山副知事』という、こちらから見れば非常に一方的に決めつけるような扱いが大勢で、非常に辛かったです。

 当事者として振り返ってみて、今回の告発文書問題で非常に深刻だと思うのは、土台となる事実認定を客観的に確定させるプロセスがないまま、議論が強引に進められていったことです。

 百条委員会が設置されたのは今年6月ですが、その頃にもまず弁護士からなる第三者委員会で事実関係をはっきりさせるのが先という声も少なからずあり、私もそのほうがいいと主張していました。

 というのは、私は人事の責任者として元県民局長の公用パソコンの中に倫理上問題のある文書があることはわかっていたため、百条委員会となると元県民局長を含む職員の負担が大きいと思い、百条委員会の設置を見合わせていただけないか自民党の長老県議にお願いしたのですが、断られてしまいました。

 実際、その後の百条委員会では秘密会で公開されてはならないはずの情報がねじ曲がって新聞やテレビにリークされており、職員が必要以上に精神的負担を負った可能性は高いと思います」

…騒動に関する報道についてはどうでしょうか。

 「こちらがいくら事情を説明しても『齋藤と片山は悪者』という前提ありきでニュースが作られていったことは非常に残念です。現場の記者さんに確認すると事情を理解してくださっている方も少なくないように思うのですが、会社全体となると全く違う論調になることは不思議でなりませんでした」

…10月25日の百条委員会後の囲み取材では、元県民局長の文書の中身について片山さんが発言したところ、制止・訂正を求める声が記者から上がりました。

 「公用パソコンの中の倫理的に問題のある文書は、元県民局長の懲戒処分の理由となる重要な要素なので、百条委員会でその中身について適切な範囲で発言しようと思いましたが、話を始めたとたん、奥谷謙一委員長から発言を止められました。その直後に囲み取材を受けた際、全く同じように発言を制止、修正させられました。

 私としては弁護士と十分に相談した上で、公益性の観点からも問題ないと考えて発言しようとしたのですが、元県民局長の文書の中身には絶対に触れさせないという強い意志を感じました」

…今回の知事選については。

 「選挙中なので、特定の候補についてのコメントは控えさせてください。ただ、一つ言えるのは、これまで百条委員会でも齋藤前知事について法的な問題は一つも証明されていないということです。

 現在は私が辞職した当時と比べて世論も相当に冷静になっていると思います。県民の皆様には様々な情報を元にしてどの候補に投票するか、ご自身でしっかり判断してほしいと思います」

…知事候補全員が出演したネット番組の生中継討論会で、立花孝志候補が10月25日に片山氏が証言した百条委員会の秘密会の録音データについて「副知事、元副知事からもらった」と発言し、片山氏が立花候補にデータを提供したのではないかとの疑惑が持たれています。

 「立花氏との接点はありません。私は秘密会の録音もしていませんし、そのデータを外部に漏らしたことも絶対にありません。これははっきりと申し上げておきます」

 知事選の結末がどうなるかにかかわらず、兵庫県政は混迷が続くと予想される。県庁幹部が解説する。

 「仮に齋藤氏が知事に返り咲いた場合は、民意をバックに権力基盤が強化されるし、もう一度不信任案が出されることはないだろう。ただ、反齋藤派の県議、県職員、県OBなどが根強く反対することが予想される。

 県議に関しては、今回反齋藤の立場の急先鋒に立った議員は、次の統一地方選との兼ね合いもあるだろうが、齋藤氏が議会解散に踏み切らない限りは反発を続けるだろう。齋藤氏も今回の騒動で県の改革が一筋縄では行かないことがわかっただろうが、県政運営は困難な情勢が続きそうだ。

 もう一つは、有力候補である稲村和美元尼崎市長が当選した場合。彼女を推す自民党議員は今のところは『齋藤憎し』で動いているようだが、選挙が終われば左派を基盤とする稲村氏と対立する可能性が高い。この場合、知事と議会が対立して予算策定や議会運営に大きな支障をきたすだろう」

 これまで兵庫県内の全自民党議員からなる自民党兵庫県連は「齋藤不支持」の姿勢を取り続けていたものの、県知事選で独自候補を擁立できず、最終的に「自主投票だが齋藤前知事は不支持」とする方針を決めた。

 その後、一部の自民市議団から「自主投票としているのに特定候補の不支持を決めるのはおかしい」との抗議を受け、自民県連としては齋藤氏を支持することも容認した。

 ただ、自民党兵庫県議団の内部では齋藤支持は認められていないなど、党内でも対応が分かれている。この状況を見て、あるベテラン自民党県議は「このままだと、兵庫は第二の大阪になるかもしれない」と懸念している。

 「今回の騒動を見ていると、過去に大阪で自民党が大阪維新の会に淘汰された状況と似通っていると感じます。

 まず、それまで自民党が毛嫌いしていた左派との協力を進めている点です。稲村和美候補は尼崎元市長ですが、彼女は兵庫県議時代に『緑の党』の源流となった政治団体の共同代表を務めており、保守の自民党とはあまり相性がよくない。

 大阪では、自民党が共産党と組んでまで大阪都構想に反対しましたが、その後あっけなく維新に敗北しました。結局のところ、目先の利益に釣られて本来の支持層への配慮を欠いたために、低落気味だった党勢をさらに落としてしまったということです。

 今回の兵庫県知事選でも、すでに反斉藤派の自民県議に対して、これまで支えてきた市議など地元議員団から「左派の稲村を支持するなんてどうかしている」と批判の声も上がってきています。これまで保守王国だった兵庫で自民党内の団結が弱まり、維新がその隙をつく形で公募などで集めた候補を立てれば、一気に兵庫進出が進む可能性があります。一部には自民党から維新に乗り換える県議も出てくるかもしれない。

 先日の総選挙で、維新は東京では大敗しましたが、関西での自民党の受け皿としては、やはり維新以上の政党はありません。自民党が国政で大敗したこともあり、兵庫が維新の草刈り場になる可能性は高いでしょう」

 県知事選の投開票が終わっても、兵庫県政の先行きは当面、不透明な状態が続きそうだ。

 2024年10月25日に行われた県議会百条委員会秘密会の録音内容が流出し、奥谷謙一委員長が片山氏の発言を制止して詳しい内容説明をさせなかったことが明らかになった。

 秘密会終了後の囲み取材でも、NHKや朝日の記者らは片山氏の発言を封じようとした。記者らが事前に録音内容を知らされていたとしか思えないような異例の行動だった。


片山)私は公益制の必要があるということで、一つ目はクーデターとかの不正な目的が示された資料、二つ目は人事の不満が示された動機が分かる資料、三つ目の本人の不倫日記ということに言及したときに…

NHK)ちょっとお待ちください!ちょっと制止します。個人的情報を止めてください!


片山)そこのところで止められましたので、今日はこれで帰りということになります。その時

点の関係で委員長から指摘を受けましたので帰ります。ですから帰りますので、個別にもしお話があれば、個別に会議内に聞いていただけたらそれで結構だと思いますので、そこだけでございます。以上でございます。

NHK)ちょっとお待ちください。NHKですけれども、そういうふうに答えていただけるという設定で、調整で私は今日待っていましたので、ここで質問に答えていただけますか、


片山)本人が委員長から複数の女性職員と不倫したという…

NHK)そんなことは聞いていないです。そんなことは聞いていないです。


NHK)私たちは今日質問します。今日どういう質疑があったのか、個人情報は含めずに発表されているのですか。局長の個人情報は言っているのですか。

片山)それも含めましてですね。全員から委員長から何も答えるなと言われましたので、それについてはやっぱり一定尊重しなければいけないとは思っております。従いましてその関係今ご質問はございましたけれども、ちょっと申し訳ないけれども、今日はお答えできないというふうなことで、今ちょっと個人情報におきましてですけれどもその点については、なぜ止まったかということをご理解いただけるためにしゃべっただけでございますので、その点理解いただきたいと思っております。それで皆さん方にご報告は途中で中断になったということで、しかも秘密扱いにするという通告を受けたところでございます。以上です。


記者B)不倫への言及についてはどう責任とるんですか?我々も含めて。

片山)だから私としてはそういうところにならないような、どういうものだという趣旨でいっただけであって、それらが要素によって…


記者B)ならないようになるから、これまで触れられなかったんじゃないですか。皆さん、だから多分その委員長が止めたっていうのはそういうことだと思うんですけど、特定される恐れがある場合、配慮しなきゃいけなくなるんじゃないですか。

片山)それは私は十分配慮して話をして、そんな隅々の話までの特定ということにまでいかないように、私は配慮して話をしようとしてやってたつもりだったんですけれども、


朝日)片山さんとしては今日おっしゃったことがね。プライバシー情報が秘密にすると言われたことが納得いかないから我々の前でそれを積極的に今日お話ししたい。そういうこと?

片山)いや、そこまでではなくて私は全部一通り話がしたかったということで、今日来てたのに止まったということがあって、なんで止まったかということを説明するために言及したということです。


朝日)その言及としてご説明の中で、結局プライバシー情報を一部喋ってしまっているとなんですけども、そこはもちろんお考えとして百条に秘密するという考え方に反して納得できないから私は私の考えで、情報公開するということなのかな、と?

片山)いや、みだりに情報公開するつもりは一切ありません。ただ必要な情報についての釈明を百条委員会でしていたと、こういうふうな形になりますので、だからそれを止められたというのが私としてはなぜそれを止められたことになるのかな、ということで不満であったというふうに申し上げていると思います。


朝日)やっぱりその秘密に今日のご説明内容が自身としては何ら県民局長と関係されたプライバシー情報に関わってくる方々にとって、問題があるとは考えていない。

片山)問題があるとは考えていない。ですが、それが分からないような範囲内だけを説明するというふうに注意したつもりです。はい。


記者)さっきの発言で一番最後、不倫という言葉がありましたけど、それは地方公務員法違反に、今、現職ではないですけど、その時に知り得た情報をこういう場でしゃべったことは該当しないんですか。

片山)私の場合は地方公務員法の適用外になっています。そこの情報は関係ない。情報は関係ございません。特別職でございますんで。それを分かった上でひどいことにならないような配慮をしてやっているというつもりはやっております。


記者D)元副知事として、職員の方を守るという意識があってしかるべきだということですけど、そういったことは?

片山)それはやっぱり職員を守るということと、もう一つは、公益性をなく、今百条が進んでいることとの比較して一定最低限のことでお話をせないかんと思っておりまして、要はどういうものがパソコンの中にあったのかということだけに限定してしゃべるということでしゃべらせていただいたと思いますので、みだりに公開するとか、そういう意識は全くございません。


記者F)ちなみに勤務時間中の不倫というのは処分の要件になっているんですか。

片山)勤務時間中にそうしたら職務専念義務違反になりますから、


記者F)不倫なのか、それとも文章を作ったことが、処分の中に勤務時間中の不倫が入っているということ?不倫じゃなくて文章を作ったことが?

片山)いやいや不倫じゃなくて…文章を作ったことですね。職務専念義務違反ということで5月7日の時に説明をさせていただきました。


記者F)職務専念義務違反の何をしていたかというのは不倫じゃなくて、不倫に関する文章を作ったこと?

片山)それではっきり説明をしております。それではっきり説明をせいしております。


記者F)わかりました。記者G)認識について伺いたいんですけども、例えば、生放送生中継、あるいはライブ配信されている可能性があったのか、ちょっとわからないことがあったりとか言っているのか、そのご認識がありますか?

片山)いや全部あったかどうかについては、今のあれでは私は詳しくしゃべるつもりはなかったですから、その状況については内容がいかなるものかということですから、詳しい中身を説明するということは先ほどの話の中で取り上げておりますし、本番でも喋っておりませんが、喋らないつもりでやっておりますので、概要がどういうものだとか、つまり概要がいかがのものかということを喋るという認識でおりましたので、それはあくまでも概要であるというふうに考えているところであります。


記者)その特性というのは今日そのライブ配信で頭強く話をしたいという可能性ですね?

片山)認識があったかどうか、そこまでの認識はちょっとあったかどうか分かりません。


朝日)いま現在でもいろいろなトラブルというか結果としてその概要を説明すべきだという考え方が変わりないですか。

片山)理由はやっぱり説明せざるをしゃあないと思いますね。


朝日)では今後も止められた説明は続く?

片山)いや、止められたらその時々の状況によって判断を変えていかざるを得ないと思っておりますね。


記者)少なくとも概要を説明するということ自体は問題はない?

片山)概要を説明することは問題ないと思っております。


記者H)概要の中に(早口で聞き取り不能)出てくること自体が元局長のプライバシーに関わっているんですけど、その点は弁護士の先生と相談しなかったんですか、

片山)弁護士先生と相談しております。


記者H)した上で、いいというおっしゃったんですか?

片山)それはやっぱり公益上の必要性が今回の場合についてはあるだろう、ということであるということで話をさせていただいて、ただし個人の特定とかそういうのことはダメだということは強く思います。


記者)最低の特定をなしにしてもですね、元局長のプライバシーにかかることじゃないですか。それをそこではいったプラスここの報道陣の前でおっしゃることについては、弁護士の先生もそれでいいとおっしゃったんですか。

片山)それについて概要ということについて限定の中で行うということについては私は相談申し上げております。


記者)それでいいということですか?

片山)だから、個人の特定とかそういうことについてはダメだということでは強く注意をされておりました。


記者)相手の特定関係なく元局長が不倫したということ自体がプライバシーに関わることじゃないですか。

弁護士)文書の…パソコンの中に入ったものを説明しているだけですよ。


(複数会話錯綜)


朝日)もし特定に動くあれがあって、もし亡くなったりしたら、どう責任を取られるんですか。その辺は大丈夫なんですか?弁護士さん本当に?特定されて、もしその方が精神的におかしくなったりしたとき、どうされるんですか?その場合、その辺まで考えてなかったんですか?

特にこういう放送でバッて言うのは百条委員会秘密会で取り扱ってっていうのは、聞かれたから答えたとかも分かりますが、今一方的にあそこだけ取り取って本当、それこそ生放送で言ってたりしたら、どう責任取られるんですか。本当に。

片山)ですから、それの支障がないように…


朝日)それがあるから放送できないんじゃないんですか!各社さんも特定されてしまう可能性があるから、そういう部分で。

片山)なるほど


朝日)いろんなものが出てるわけじゃないですか。憶測も含めて。だからネットで調べられて特定されてどうするんですか。本当に。

片山)だから憶測もありますから、私としてはですね。その部分でパソコンの中に何が入ってるかについての概要を示させていただく、ということで対応させていただいている。


朝日)概要を言うことで、公益性も分かりますよ。その間をとってどこを守らないといけないかというのがあるじゃないですか。

片山)その公益性との間で今弁護士さんとも相談しましたけど、ここまでだったらいけるだろうなということだけを話しさせていただいたということです。私はそう思っています。


朝日)弁護士さんもその認識できますか?弁護士)難しいところですけれどもね、非常に難しいところですけれども、やはり、これだけ処分の正当性とかそういうところがあったときに、処分の理由の中にパソコンにあるものがどういうものだったのかということが争点になっている以上、やっぱり概要を説明するのは仕方がないんじゃないかな。それはやはり公用パソコンの中にあったものなので、プライバシーは非常に考えないといけないし、名誉的なものも考えないといけないのも、それも十分承知しているんですけれども、

発言者不明)ただ今おっしゃったような、今後ネットで探索されたり、というのは確かに非常に重たいことなので…


朝日)確かに非常に重たいことなので、そこはちゃんと伝えなきゃいけなかったんですか。話すときにそこは。まずはじめに…(聞き取り不能)そういうのがなくて一方的に言ってたら探せみたいなような捉え方されますよ。そこは弁護士さんが止めないといけないじゃないですか?

片山)わかりました。それは陳謝します。最初に時の出たしが非常にまずかったことについて、先ほどちょっとアドバイスもあって各社さんに呼びかけさせていただいた。そういうことになりますので、申し訳なかったと思う。出てきたところのあれでそのままの流れになってしまったことについては大変申し訳なかったということです。

…応答は更に続く…

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