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オレはのんびり過ごしたいんだ❗  作者: 空蜘蛛 津凪
初めての町!!で何しよう?
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フラグは立ててないからね?ホントだよ!

生産者ギルドを無事に出てきて、向かいの冒険者ギルドへ向かう。あのタヌキおやじに会話の主導権を渡さずにすんでホントに良かった。



すると、頭の上のライムが声をかけてきた。



「クモ様~、さっきは急にどうしたんですか?」とライムが不思議がっていた。



「ん?あ~あれはね~、【直感】【観察眼】があの人は『タヌキおやじ』ですよって教えてくれたから距離をとるためにやったんだ。でも、ライムのことが大好きなのはホントだよ♪」



「はい!ボクも大好きです!」



「ありがと~う♪」とライムを頭の上から下ろして胸の前で撫でてあげた。



冒険者ギルドに入ると同時にインゴットはアイテムボックスへ。ステータスのお陰で重くはないが、鞄が変形してヤバそうなので早目に仕舞いたかったんだよね。



今日も冒険者ギルドは空いていた。冒険者はいったい何処に居るんでしょうか?もっと賑やかでざわざわガヤガヤとしてるイメージだったのに、残念だ。まぁ賑やかすぎても嫌なんだから、俺って超~自己中だな。自覚はある。



あっ、猫娘と目があった。うゎ、明らかに嫌そうな顔してそらしやがった。これは是非とも行かなければ。



「おはようございます!今日もいいお天気ですね。」(わざわざ来て上げましたよー♪?)



「お、おはようございます。今日はどういったご用でしょうか?」(何でこっちに来るのよ~。隣にエルザさんがいるじゃな~い。)



ばれてないと思ってるのか、表面上は取り繕って対応してきた。



「はい!目があったのにそらされたので何がご用があったのではと思いまして!違いました?」



と、わざとらしくいい笑顔(無邪気を装った)で聞いてみる。



「い、いえいえ。そんなことありませんよ、はい!何もないです、あるわけないじゃないですか・・・。」(やっぱりバレてた~!隣にエルザさんがいるのに何言ってくれてんの!)



(ぎこちない笑顔でどもって返事って、どんだけ嘘が下手なんだ。)と思いながらも、もうちょっと遊ぶ。



「そうですか?あんなに嫌そうな顔で目をそらされたので、何か失礼なことをしてしまったのではないかと思いまして。」



ちょっと残念そうな、ションボリした感じで返事をしてみた。



「そ、そんなことないですよ?」



なにやら向こうも心配そうな顔をし始めたのでこの辺にしておく。



「そうですか、それなら良かったです。そういえばジャイアントベアの討伐はまだ終わらないんですか?」(何か新情報あるかな?)



「そうですね、まだ終わったという報告はないので・・・どうかしました?」



「北門の方のグラスウルフが終わらないと向こうに行けないな~と思いまして。」(実は違うけどそれらしく言っとけばいいかな?)



「そうですね、ジャイアントベアの件が終わってもグラスウルフの件が終わらないと元通りって訳にはいかないですよね。」



「大変ですよね。そういえばジャイアントベアの出た所って普段他にどんな魔物が出るんですか?」



「ラズー山ですね。今まではゴブリン、リーフスネーク、ナイトバット、ビックビー、フォレストベアですね。他にも普通の動物がいますので気を付けてください。」



「分かりました、ありがとうございます。ジャイアントベアの他にもベア系のがいたんですね。(それならよそからやって来たとかは考えにくいか)そういえば、あの山【ラズー山】って言うんですね。なんで【ラズー山】って言うんですか?」



「えっ・・・え~と・・・すいません、エリザ先輩なんでですか?」(知らないよ~、うぅ怒られる~)



隣の窓口にいた受付嬢「エリザ」に声をかける猫娘。するとキチンと自分の窓口を閉めてこちらにやってくる。一つ一つが丁寧だがのんびりしている感じはしない、優雅にさえ感じられる。




「ラズー山の由来ですね。


その昔、巨大な蛇がこの島を支配していたそうです。


その蛇は熊を一飲みにし、尾の一振りで大岩を砕き、島の上を翔んでいたワイバーンに食らいついて仕留めたとか。


もちろん、この島に来た人達によって何度も討伐隊が組まれました。しかし、その悉くが1人たりとも帰ってこなかったそうです。


そのことですべての生き物がその存在を恐れた為、古き言葉で【ラ・ズー】『抗えぬ・恐怖』と呼ばれていました。


そしてその住みかがあの山であったことからラ・ズーの住む山→【ラズー山】と呼ばれるようになったそうです。


いつからかその【ラ・ズー】は何処かに消えてしまったそうですが、その存在を、恐怖を忘れぬように今もそう呼ばれているようです。」



「ありがとうございます。どうもありがとうございました。」(そんな化け物クラスの奴がいたのか、何処かに消えてしまって本当に良かった。)



「ミーシャが答えられずに失礼いたしました。今後、このようなことのないように指導して参りますのでご容赦を。」



「いえいえ、そんなかしこまらないでください!大丈夫です、こちらこそありがとうございました。」



(あ~、終わった・・・今日から特別指導だ~・・・くすん。)



「ミーシャさん、変なこと聞いてごめんなさい。エルザさん、疑問に答えていただきありがとうございました。それでは失礼します。」



キチンと謝罪と感謝をのべて二人の前から退却する。・・・これ以上一緒にいてエルザさんから何か突っ込まれたら、ボロ出しそうだし。くわばらくわばら。






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