ライムは棘の道を選びました。
ここまでの話でちょこちょこ文字や文章の修正が入っていますが、話の流れはかわっていません。ご迷惑をお掛けします。
レベルアップしたので、ステータスを振り分ける。ここで自分の思い通りに振り分けてしまってもいいが、ライムには『考える』ことが出来るのだからちゃんと話を聴いとこう。「ライムはこれからどうなっていきたいっていう漠然としたものはある?」と聞いてみたけど、スライムになに聞いてんだって突っ込まれるかも知れない。でも、自分はライムのことを道具や駒として考えたくないからしっかり話がしたいんだ。
「強くなりたい。襲われても負けないように。」と返事が帰って来た。「それは返り討ちにしたいの?それとも逃げて生き延びたいの?」ともう少し詳しく聴いてみる。負けたくないんだったら、別に端から戦わなければ良いって選択肢もあるからね。それから少し、また震えて考えているようだ。結果として「よく分からない」とのこと。それなら一先ず方向性は決まったかな。
《ライム》
○ステータス
・レベル:2
・生命力:20
・精神力:30
・筋力:30 (20up)
・耐久:20
・敏捷:10
・器用:20
・魔力:20
今回は筋力に全降りした。ライムが強くなるためには、レベルを上げなければならない。そして、レベルを上げるためには相手を倒し経験値を得なければならない。今は俺と二人で相手を倒しているので経験値も半分ずつに別れている。一人で敵を倒せるようになって、ライム一人で経験値を得られるようにならないといけない。魔法はまだ今日初めて使ったみたいだから、徐々に使い方を学んでいけば良い。魔法を使うなら【魔力操作】のスキルも是非手にいれて欲しい。あれがあると内では全然違うからね。
「ライム、今回は【筋力】のステータスに全降りしたよ。そして次のレベルアップの時も【筋力】に全降りするよ。」
「また次のレベルアップには【耐久】を上げるよ。その次は【生命力】とここまで上げたら一人でこの辺りのモンスター始末出来るようになるよ。」
「そしたら改めて、この先ライムがどうなりたいかを教えてね♪」
例の方法でやるならこの3つを上げておけば大丈夫なはず。自分が【木魔法】でとりあえず拘束して、ライムが攻撃して経験値を得る。これで行けるはず。ウサギを狙って経験値を稼ぎましょう。
「あっライム、ウサギの解体するからちょっと待っててね。」と伝えて解体する。皮は茶色で野うさぎのような感じだけどやっぱり80センチは大きいな。他のウサギもこのサイズだったら大変そうだ。でも食糧には困らなそうだよな?買い取り価格は期待できないか?
皮と肉に分けて残りは穴掘って埋めよう。自然に還すためだっけ?そう思っていると「埋めちゃうの?もったいないよ?」「ボク、食べれるよ」・・・ボク!Σ( ̄□ ̄;)
ライム君?なのかな?それより子供っぽいのは、実際に子供なのかどうなのかスゲー気になる!?どうしよう?
とりあえずライムに残りを上げれば良いんだとは思うんだけど、ボクと自分を呼称する子に上げて良いものか・・・。あ~うーあ~んーっ!!よし、気にせずいこう。ライムはこんな感じで良い子に育ってくれればよし!!なに食べようが自由で!!って訳で、はいどうぞ。
そのあと、ライムがウサギの残りを消化するのを待って出発した。この感じのスピードで行けば町まで4~5日ってところか。とりあえずライムが一人で戦えるようになるまでサポートして、大丈夫そうになったらまわりを見て採取出来るものを探そうかな。
それからウサギを数羽狩ったが、あんなにデカイウサギはあれいこう出ていない。どんなに大きくても50センチ位だ。相変わらずむこうから襲ってくるから追いかける必要がなくて助かる。何故か俺に捕まって一瞬固まるリアクションがおんなじなのには笑えたが。ちなみにライムは半球みたいな感じで、体長25センチ・高さ15センチ位だ。倍程も大きさが違うから戦闘は毎回ハラハラしました。
でもライムが頑張った結果
●ステータス
レベル:5 (3up)
・生命力:70 (50up)
・精神力:30
・筋力:50 (20up)
・耐久:40 (20up)
・敏捷:10
・器用:20
・魔力:20
ちなみにウサギ(ホーンラビット)のステータスはこんな感じ。
レベル:1
・生命力:30
・精神力:10
・筋力:15
・耐久:15
・敏捷:23
・器用:30
・魔力:20
レベルアップすると多少数値が変わるけど、レベル1はこんな感じだった。確かにただのスライムなら絶対に勝てないと思う。レベルアップもすごいけど、進化も洒落にならんな。今のライムなら攻撃されても大丈夫だけど、そろそろ逃げられることを視野にいれて敏捷を上げるか。でもその前に・・・
「ライム、よく頑張ったね。今のライムならウサギに襲われても負けることはないと思うよ。」と言うと、ちょっと嬉しそうに震えていた。「さて、レベルアップをする前に言ったことを覚えてる?」ビョーンと伸びて「はい」と返事をしていた。「じゃあ改めて、ライムはこれからどうなりたい?」
「何でも出来るようになりたい。」「今はまだ、戦うのにも手伝ってもらってる。そうじゃなくて、一人でも戦えてボスを守れるようになりたい!」・・・えー子や~、えー子なんだけどボスは嫌だな~。
「ありがとう、ライム♪うれしいよ。それなら『満遍なく』『過不足なく』『苦手なことなし』になるって事だから、『完全無欠』を目指すってこと。大変だよ?何よりいろんな事を考えて『臨機応変』にこなせないといけないからね。」
「あっ、あと呼び方はボスじゃなくて・・・(ご主人さま?ありえない。あるじ、ないな。師匠、却下。先生、何の?マスター、違うな。神、ありえね~(笑)。 )ん~、オレはカラクモっていうから、クモでお願い。」と言ったけど「はい、クモ様。」と返事してくれた。敬称は追々とれる事を期待しよう。




