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魔女っ子四姉妹  作者: しるばーすたー


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16/21

はじめて感じた魔力

「ノア、これ着けて」


私はミア姉から緑色の魔石が付いたブレスレットを受け取り、右手首に通した。

すると魔石が光りだした。


「なんだろ?」


私は右手首を上にあげ、回しながら着けたブレスレットを眺めた。


「身につけた人の魔力を吸い取る魔導具だよ。その魔石は吸い取ってる間は光るんだ」


「へぇー」


「この魔石は、もうほとんど満タンなんだ。ノアが無理なく補える分だけ空けてあるから、満タンになったら吸い取りが止まるよ。その時は私に言ってね、同じように調整した魔石を付け替えるから」


「うん」


「このブレスレットにはどういう意図があるんだ?」


レナ姉がブレスレットを見ながら聞いた。


「まずはノアに魔力の流れを感じてもらうためだよ。ノア、なにか感じるかな?」


私は集中して何かを感じ取ろうとした、けど何も感じなかった。

私は首を横に振った。


「まあ、まだまだ最初だもんね。時間はたくさんあるからゆっくりでいいよ」


レナ姉が、ブレスレットを着けた私の右腕を指さした。


「全身で感じとろうとするんじゃなくて、ブレスレットを着けてる腕だけに集中してみるのはどうだ?」


私はレナ姉に言われたとおりに右腕に意識を集中する。

すると、手首の奥を、内側からそっと引かれるような感覚がした。

痛くはない。ただ、腕の中にある何かが、手首へ向かってゆっくり流れ、そこから少しずつ体の外へ抜けていくのがうっすらと分かった。


「あ、なんか流れてる感覚がある」


「それが魔力だな」


レナ姉が嬉しそうに笑った。

ミア姉も、ほっとしたように表情を緩めた。

りゅーちゃんは、私の右腕を見ながら頷いた。


「いきなり全身の魔力を感じるのは難しいものだ。だが、一か所に意識を集中させ、そこから魔力を吸い出すことで、流れを感じ取りやすくしているのだな」


気を抜くと魔力の流れが分からなくなってしまうけど、分かっただけでもかなり前へ進めた気がした。

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