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5緒
え………。どういう事。私たち三人、言葉を失っているとナナは消えた。
もうバレてるよね。簡単なことだけ言おう。
「実は私、人間じゃないの」
二人は息をのんで聞いていた。
「死神なんだ。二人と血も繋がっていないし」
二人は黙っていた。
多分二人も前から不思議に思っていたと思う。
長女と三女は名前の終わりに「緒」がついて同じなのに、真ん中の私だけ違うことに。
このことを話すと二人はきっと私が引き目を感じさせるから、言わないでおいたんだ。
や、優しい。
「と、とにかく…多分来ないから!このことは忘れといて」
忘れさせたかった。
一瞬、シンとしたが、奈緒が言った。
「眠・・・・・・・・・・早くねよぉー、お姉ちゃんたち」
私は嘘をついていることが分かった。
顔は眠そうにしてるけど、目は真剣だった。
「そうね、寝ましょ」
莉緒もそういい、私たちは寝た。
冷や汗をかきながら、ね。




