3/9
3座を降りる
ナナというのは私のお手伝い係?みたいなもので、あの世ではよく二人で修業をしていた。
なんでナナがここにいるの?
「どうしてここに?」
ナナはかしこまった口調で言った。
「りん様があの二人の魂をなかなかとらないから、忠告に来たんです」
忠告?
「二人の魂を早めに取らなければ、死神の座を降りることになる、と」
え………。そんなの聞いてない。
「それ、なんでもっと早めに行ってくれなかったの?」
私が怒りがこもった声で言うと、ナナは黙り込んだ。
で、余計にイライラした。
「私、ちょっと魔王様の元へ行って、抗議してくる!」
そう言って翼をはやした。
その時、
「りんお姉ちゃん………?」
莉緒と奈緒が帰ってきていた。
ヤバ………。
翼を見られた………。




