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16day1

 服のポケットにUSBメモリーをいれっぱなしにして会社で仕事を行う。これは夢だ。

「はぁ」

 常にそのUSBメモリーが気になり、ついつい手がのびてしまう。

「おいおいなにやってんだよ井上、そんなにポケットが気になるのか」

「へっあっいやなんでもないですよ」

「そうかならいいんだけどよ、けどここ最近調子悪そうだけど」

「本当になんでもないですから」

「そうか、けどよもしだめなら早く言えよ、お前やつれてきてて不安なんだよ」

 ここ最近、自分のことも気にしている余裕もなかったのか顔を見ることもなかったのでそういわれ気になり鏡を覗き込んだ。


 目が覚める、紗枝と菜々美はもう起きていた。

「あなたおはよう」

「パパおはよ~」

「ああおはよう」

 夢で顔の事を気にしていたので、紗枝たちに聞いてみることにする。

「なぁ僕の顔やつれたりはしてないか」

「あなたの顔、いえ、やつれたりはしてないよ」

「けどパパのお髭長くなってるよ」

「そう言えばひげ剃ってないな」

 手を顎に伸ばすと、菜々美が言うように長いひげが触れる。

「剃るか」

 剃らなくてもいいのかもしれないが、1度気になってしまったのだ剃ってしまいたくなる。だが剃りたくても剃刀がない。

「よしじゃあ今日は船のなかを探索しようか」

「そうね」

「うんパパ案内するよ」

 と言うことで今回は菜々美の案内つきでもう1度船のなかを探索することにした。

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