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15day3

 日が傾き始めた頃、やっとのことで船のそば、30棟目のビルにたどり着いていた。

「パパやっとついたね」

「ああ」

 行くのに半日ほどだったところから1日かけて戻って来ていた。ゾンビが下に居ないかどうかを確認するために窓から顔をだし下を見る。

「いないか」

 ゾンビを撒いていたようだった。

「ならあなた下に降りましょう」

 紗枝の言う通りだ、こんなところにいるより船の拠点に戻った方が幾分か安全に休めるだろう。

「パパ、はしごどうするの」

「置いていこう、必要ならとりに来ればいいし」

 はしごは意外と重く持ち歩きたくないと言うのもあるし、使い道が少なそうと言うわけで置いておくことにする。

「じゃあ下行こうか」

 はしご以外の荷物をすべて持ち、ビルの階段を降りていく。このビルには僕たち以外はなにもいないようだった。

「菜々美少し疲れちゃった」

「もう少しガンバれるか」

「うん」

 菜々美を背負ってもよかったのかもしれないが、荷物が多くなってしまっていたのもあったし、それほど急いでもいないので菜々美には歩いてもらうことにした。やっとビルの1階にたどり着く。シャッターなどがしまっていることもなく、普通に出入りできていた。やっと道に出る。

「よし後少しだ頑張ろう」

「ええ」

「うん」

 船に向けて歩き出す、ビルを渡っているよりも移動速度は速いはずなのですぐにつくだろう。

「パパやっと着くね」

「そうだね」

 なんだか知らないが久しぶりに帰ってきたような感じがする。問題なく船に入る。船のなかは何も変わりなく、僕たちが拠点としていた場所も変化はなく、着くとすぐに体を休めた。

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