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【侍】×KILL 壱
時は日本がまだ江戸時代の頃。
突如として世界中に隕石が降り注いだという。
隕石は激しく衝突し大地に大穴を空け、地形を大きく変えた。
しかし不思議な話、街や人々に死人や怪我人は出なかった。
代わりに、ある生き物たちを生み出した。
その生き物は真っ黒く、瞳は獣のように鋭く光り、まるで影のような存在であった。
そして、人々を襲う脅威となった。
とある国の軍隊では生き物たちを排除するべく自国の軍事力を活用して立ち向かうが、これまた不思議な話、生き物たちに軍隊の武器や兵器は通用しなかった。
世界各国で同じ事態となり、世界は絶望を迎えたかに思えた。
だが日本国だけは違った。
とある侍の前にその生き物は現れた。
侍は立ち向かおうと抜刀し、生き物を斬った。
すると驚いたことに、生き物は完全に消滅してしまったのだ。
このことはすぐに世界各国へと伝わった。
あの生き物を倒せるのは侍の国、日本の刀だけだと。
日本側はこう付け加えた。
ただの刀ではない。
侍のもつ“侍魂”が刀の力を引き出し、生き物を斬ることができる。
こうして、世界では日本の侍たちに世界の運命を託し、日本側もまた、侍文化を後世へと繋げていくことにした。
いつの日かその生き物、“カゲロウ”を倒すために。
そして時が流れ現代。
日本では新たな侍を育成する養成学校が設立されていた。




