次の旅路へ
神殿に戻るとすでに、エリザ達が話しを終えていた。
そして何故かサナとカレンが凄く怒られていた。
危険なことに首を突っ込むなといった話であるらしい。
そして僕は、その神殿の人に謝られてしまったが、僕は自分から首を突っ込んだことなのでと話しておいた。
また、倒した時に神殿の天井に大穴が開いた事も、謝る。
他にはエリザ達にお礼を言って、そのうちまた機会があったら会おうといった約束をする。
その日は、普通に神殿の客室で睡眠をとり、次の日。
僕はここを去ることを決めた。
もう少しここにいてもいいのではとサナとカレンに言われたけれど、
「もっと世界を見たいんだ。それに折角だから伝説の聖剣も見てみたいし」
といった話をして、再開の約束をして別れる。
少し寂しい気もしたけれど、あまり長く言着くと愛着がわきすぎる気がして旅をすることにした。
そして町を出ると、人のあまりいない場所で、女神様が現れた。
「すみません、今回の件は本当に助かりました」
「いえ、これだけの力があればそういった事も出来るのかなと。それに新しい目標、聖剣を探すという物もできましたし」
「そうですか……楽しんでくれればいいなと思ったのに魔物使いやらなにやら、はあ、申し訳ありません」
「偶然遭遇しただけですし。でもあの魔剣などに女神様は手出しできないのですか?」
「余り世界には干渉しないのが神々のルールなので……ですから、自業自得とはいえお亡くなりになられた“魔物使い”を生き返らせることはできないのです」
「そう、ですか」
僕が心の中で思った事は、女神様に筒抜けであるらしい。
敵と言っても死人が出るのは僕は心のどこかで怖かったのかもしれない。
僕自身が甘いのかもしれないっけれど。
そう僕は思いながら女神様に、
「旅と言っても、気軽に移動して飽きたらやめるよ。その時は元の世界に戻してもらえるんだよね?」
「もちろんです」
「それなら、もう少し気軽にこの世界を楽しもうと思う」
「……私も、そうしてもらえると嬉しいです」
そう言って女神様は消えてしまう。
いつもの仕事かゲームか、どちらかに戻ったのだろう。
それを見送ってから僕は再び歩き出す。
そこに看板があり、次の町まではそれほど遠くないらしい。
「うん、気楽にいこう。色々あったしね」
そう呟きながら僕は、よく晴れた空の元、歩き出したのだった。




