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とどかずとらず  作者: 飛鳥恵佳


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10/12

そわそわ

 夏休み中におじさんのところに来た。別に今日が夏休みのうちに初めてきたわけではない。ただ相談……、というか話を聞いてほしいことがあるからおじさんの家に来た。なんだかんだ、目的があっておじさんの家に行くのは初めてかも。

「はぁ、何かを話すのって大変なんだ……」

 今日も不躾にインターホンをならして返事を待つ前に入る。

「お邪魔しまぁす」

 いつも通りおじさんの書斎に行く。

 バッグをソファの横に置き、ソファに姿勢正しく座る。

 なるほど、そういう事か。どういうことかと聞かれても、そう答えるしかない。

 おじさんの気持ちが少しわかった。

「そわそわしてどうした?」

 流石に気になったのかおじさんの方から聞かれた。

 聞かれたなら答えるしかないよね。

「じ、実は……、クラスメイトから遊びに誘われた……」

「……」

 おじさんに大爆笑された。

 解せん。

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