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純情ヘタレ若様と ちょっぴり頑固な訳あり乙女の 恋のラプソディ。

ここが 祖国。


小高い 丘の上から 見渡し、かつて そこにあふれていた 人々の 笑顔に 思いを馳せる。


「何も ありませんね。

 まあ、くそ兄上の せいでも あるんですが・・・」


いっしょに くっついてきた(こさせられた) 暁の君は、ただ ぶっきらぼうな 言の葉を 撒き散らす。


おもいひとと 無理やり 引き離され、ふてくされたままの へたれぼーや。

水の精霊ウォリアルの守護のせいで、群青色の 瞳と髪をもつ 彼を、

婚約者は“暁の君”としょうし いびり倒していた。


闇の影響はさり、本来の自分にもどっても 基本的な性格は 変わっていないようでもある。

弟いびりは 愛情の 裏映えしでも あるのだけれど、本人には 理解不能かも。


闇の力が 軍隊を動かすのを防ぐため、隣国との開戦を 装い 防いだのに、民に その 真実は 

告げられない。闇の存在自体を 秘すために

しかし、国内にはびこる 責任追及派は まだ くすぶり続け、断罪を もとめるとも 限らない。


愛する弟を 護るため、お兄ちゃんは 作戦をねったに すぎないのにね。


わたしも 祖国をひどい目に合わせたお詫びに、再建費建て替えを せびりにいったら 逆に 押しつけられちゃったんだけど。



「アニーアングレイシア姫。闇に 支配されていたとは言え、

 あなたに、 あなたの国に対して行った暴挙を 許していただけると 思いません。

 私でできることなら、喜んで いたしましょう。


 ただ ひとつ、お願いが あります。

 愛する弟を 共に おつれください。城下の 敵から 護るため。

 ウォリアル様不在の今、私では あいつを まもりきれないのです」

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