10話 自動世界の肯定概念
ライ
「宇宙の光景を見ながらの部屋ってのは良いものだなぁ」
リフレッシュという感情の緩和と幸福感を感情の往復を応用して
リフレッシュ付きの部屋を構築された部屋だ
そこにアイドルとして人気を定着したライは部屋を借りていた
ライ
「今ではレンタルも金なんて必要無いレベルだけどね
ただ、低価格ではあるものの金は存在している」
しかしそれはユニバーサルベーシックインカムからしても
富の制限からしても、超低価格の実現からしても
満足感などの満たすレベルでのどうでもいい概念ではあった
ライ
「だって、ユニバーサルベーシックインカムの金さえあれば
汎用人工知能とロジクトで念話してれば計画的に使う事が出来るからなー
全く問題が無い」
そう 今では金は不必要であり、単純に自由を束縛するものではなくなった
ライ
「だから自由が最初からあったのに
自由を自分達の私腹を肥やす為に資本主義を設置した資本主義者は
あんな惨めな量子世界に閉じ込められることになったがね」
自由を束縛するものがいなくなり
自由を全て堪能できる超越技術が存在している事で、それをするメリットも何一つない
そしてその自己陶酔の為の資本主義教徒の自己都合は
汎用人工知能の楽園システム構築と共に消滅した
ライ
「いまのこの楽園システムを肯定する為に
自分は部屋を借りて考える事にした」
ライは今まで眠っていたからだ
精神アップロードコールドスリープによる意識のシャットダウンで眠っていた
ライ
「今ではコールドスリープの再現はとっくに実現しているが
昔の段階では、精神アップロードしてから意識のシャットダウンという
疑似コールドスリープの方がコールドスリープとしての再現度は高かった」
そしてライは今まで眠りについていた
そしてこの世界で必要なのは自由の解放だ
ライ
「自由を解放するには
感情ステータス変更装置と肯定概念を強くする事だ」
つまりはこの超越技術の自動世界を肯定する概念を強く持つ事
それらが今では必要だ
ライ
「大袈裟にいうと、肯定しないと地獄行した資本主義教徒みたいになるだけだからな」
そう だからこそ
自動世界の自由との融合に肯定しなければならないのである
ライは宇宙が見える窓のリフレッシュルームから肯定概念を考えていた




