みっちゃん道々…
昨日さよならをしてきました。
既にご飯を食べなくなって10日程、水分もほぼゼロが4日…お看取りの為の口腔ケアを頻回に…食事が取れなくなってからも、週に二回のシャワー浴…
ご飯は、三か月以上前から完全介助となっていました。ご飯を認識できない…口に入れば何とか嚥下していたのですが、その嚥下も忘れてきて、口にためるようになりました。そのうち、口を開けてくれない為、時間をかけて栄養プリン一個がやっとに。
入所時は歩いていました。トイレも自分で行かれていたので、排便があったのかどうかがわからない。パットに付着があると「出たのかな?」で排泄チェック○にしていました。
同じ頃に入所した方も似たようなADLだったので、よく一緒に居ました。あちらはかなりの怒りんぼさんでしたが、この方は、話が頓珍漢なだけで、いつもニコニコ…穏やかな認知症でした。
入浴の時だったと思います。お通じが紙パンツを脱いでいる時に出てしまい、私が思わず
「みっちゃん道々…」とつぶやいたらば、それを受けて最後まで歌い出したのです。既に会話にならない方が…
「え?知っているの?」
そこの答えは、???だったのですが、しっかりと…そして、見たこともないような大笑い。
そんなことがあったので、食事介助をしている時に口を開けてくれないでいると
そっと耳元で「みっちゃん道々…」と言うとその後を歌うために口を開けてくれます。
その頃は口に入れさえすれば、ちゃんと食べてくれていたので…
そろそろ水分も取れなくなってきたからと、ご家族に面会をお願いしました。
近くにいらっしゃるのですが、入所以来数回しかいらしていなかったと思います。でも、優しそうなご家族…曾孫さんが滅茶苦茶可愛い
「おおばあば、あ~ンだよ」
こんな具合ですと水分ゼリーの介助を見てもらっていたらば、手を握って言ってくれました。
つられて少し微笑んでくれたかな?でも、やはり数口で終了。
「ああ、あの歌を耳元で囁けば、ちゃんと歌って大笑いするんだけどな~」
でも、流石にそれは…
食止めになっているので、今日か明日か…土曜日の夜ならば、ちょっと遅くても先生呼ばないと、日曜の朝に呼ぶと機嫌悪いし~等と心配していたのですが
「あのさ、まだ歌えるよ」で、大丈夫だろうということに…
日曜の夜帰る時に
「これから夜ですよ、ゆっくりと寝ていてね、明日の朝私が早く来るから、そんで「おはよう~」って言うからね、それまでの寝て待っていてね」
朝先ずはお部屋に行きました。スヤスヤ眠っていたのですが「おはよう~」と声をかけると、目を開けてくれました。視線も追ってくれます。そして
「みっちゃん道々…」と言うと声は出ませんが唇が動きます。そして優しいお顔に…思わず抱きしめてしまいました。
「おはよう~」って伝えちゃったから、そろそろかしらと思っていたのですが、夕方になっても呼吸が乱れず…
さよならをして帰りました。
今日は休みなので、もう会えないかな




