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『敗者の国』 ~戦乱世界の流れを変えた辺境領主の成り上がり~  作者: 堺久遠


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流れ

ヴァルディア領へ戻った頃には、長く空を覆っていた雨雲はすっかり去っていた。


久しぶりの陽光が街道へ差し込み、濡れた石畳や泥の残る轍を白く照らしている。


つい昨日まで、橋の前で兵も荷車も立ち往生し、先へ進むことすらできなかったことを思えば、同じ道とは思えないほどだった。


もっとも、空が晴れたからといって、ここ数日の疲労まで消えてなくなるわけではない。


帰還した兵士たちは誰もが疲れ切っていた。


鎧は乾ききらない泥で汚れ、靴は擦り切れ、何人もの兵が仲間の肩を借りながら歩いている。負傷兵を乗せた荷車からは時折低い呻き声が聞こえ、そのたびに近くを歩く兵士が心配そうに振り返った。


それでも隊列は止まっていなかった。


橋を越えた後、街道を塞いでいた商人たちの荷車を整理してからは、完全に動かなくなるような詰まりは起きていない。


一定の間隔を空け、一台が止まっても後ろまで巻き込まないようにする。


それだけのことだった。


だが、その僅かな違いだけで、隊列は驚くほど進みやすくなっていた。


レオは馬上から荷車の列を眺めながら、昨日の光景を思い出していた。


誰もが急いでいたからこそ、全員が前へ詰めた。


その結果、たった一台の荷車が止まっただけで、道そのものが使えなくなった。


一度止め、順番を決め、流れを整えれば、また動き始めた。


それは前世の物流現場で嫌というほど見てきた光景であり、この世界でも同じだった。


「若様、城門が見えてまいりました」


隣を進んでいたガイゼルの声に、レオは顔を上げた。


街道の先に、ヴァルディア領の城壁が見えている。


城門の前には、すでに多くの人影が集まっていた。


老人もいれば、子供を抱いた女たちもいる。まだ幼い子供たちまで、不安そうな顔で街道の向こうを見つめていた。


やがて先頭を進むヴァルディア軍の旗が見えると、群衆の間にざわめきが広がった。


「戻ってきた……」


「本当に帰ってきたぞ!」


「兵隊さんたちだ!」


少しずつ歓声が大きくなる。


大勝利を祝うような派手なものではなかった。


敵将を討ったわけでも、大軍を打ち破ったわけでもない。


ただ、生きて帰ってきた。


その事実だけを喜ぶ声だった。


レオは馬上から、その光景を静かに眺めた。


胸の奥に、何とも言えない感覚が残る。


佐倉玲央として生きていた頃、自分の帰りを待つ人間などいなかった。


朝早く家を出て、深夜に帰る。


疲れ切った身体で布団へ入り、数時間眠れば、また会社へ向かう。


それを繰り返していただけだった。


自分が何時に帰ろうが、帰れなかろうが、誰かが門の前で待っているような人生ではなかった。


だが今は違う。


ここには、自分たちの帰りを待っていた人々がいる。


父や兄たちが守ろうとしてきたヴァルディア領には、こういう人間が暮らしている。


その当たり前のことを、レオは初めて実感した気がした。


城門をくぐると、領民たちの声がさらに近くなる。


兵士の名を呼ぶ者もいれば、家族の姿を見つけて泣き出す者もいた。


一人の兵士が母親らしい老女に抱きつかれ、困ったように笑っている。その隣では、幼い子供が父親の泥だらけの脚へしがみついていた。


レオはそれを横目に見ながら、馬を進めた。


皆、帰る場所がある。


そして、その帰る場所を維持するのが領地なのだ。


そんなことを考えているうちに、城館へたどり着いた。


だが、帰還したからといって休めるわけではなかった。


負傷兵は治療所へ運ばれ、壊れた剣や槍は鍛冶場へ回される。兵糧や矢の残数を確認するため、兵士や使用人が倉庫を行き来していた。


先日の雨で傷んだ建物も多い。


倉庫の屋根は一部が崩れ、保存していた穀物の一部には湿気が回っている。


橋は仮修復しただけなので、本格的に直さなければならない。


街道も同じだ。


雨が上がったとはいえ、深く掘られた轍や泥濘を放っておけば、次の雨ですぐ元に戻る。


レオは城内を歩きながら、次々と目に入るものを追っていた。


兵糧を運ぶ者。


破損した盾を積み上げる者。


馬の脚を確認する兵士。


治療所へ運ばれる負傷者。


倉庫の屋根へ上り、壊れた板を外している職人。


以前なら、それぞれ別々の仕事にしか見えなかっただろう。


だが今は違った。


橋が壊れれば荷車が止まる。


荷車が止まれば食料が届かない。


食料が届かなければ兵は動けない。


兵を増やしすぎれば農作業をする人間が減り、次の収穫が減る。


倉庫が壊れれば、せっかく運び込んだ物まで失われる。


どれも一つだけでは成り立たない。


全部が繋がっている。


昨日、街道で見た荷車の列と同じだった。


一か所が詰まれば、後ろまで全部止まる。


「……領地も同じなのか」


思わず呟くと、隣を歩いていたガイゼルが振り返った。


「何か仰いましたか?」


「いや、なんでもない」


レオはそう答えたが、頭の中では考えが止まらなかった。


ヴァルディア領は今、いたるところで流れが悪くなっている。


道が壊れている。


物が足りない。


人も足りない。


金もない。


それぞれを場当たり的に直しても、別のところですぐ詰まる。


だったら必要なのは、ただ一つずつ問題を片付けることではないのかもしれない。


領地全体が止まらず動けるように、仕組みそのものを考える必要がある。


そこまで考えたところで、胸に鈍い痛みが走った。


「っ……」


レオが僅かに顔をしかめる。


すぐにガイゼルが気付いた。


「若様」


「大丈夫」


「大丈夫な方は、そのような顔をなさいません」


「ちょっと痛んだだけだよ」


「その『ちょっと』で倒れられては困ります」


ガイゼルの声はいつになく強かった。


レオは反射的に言い返そうとしたが、そこで言葉を止めた。


まだ確認したいことは多い。


橋の本修理もある。


倉庫の被害も見たい。


残った食料も確認したい。


けれど、そんなことを考えた瞬間、前世の記憶が頭をよぎった。


自分が休めば、誰かに迷惑が掛かる。


自分がやった方が早い。


今日だけ無理をすればいい。


そう思い続けた末に、佐倉玲央は倒れた。


同じことを繰り返してどうする。


レオは小さく息を吐いた。


「……分かった。今日はもう休む」


ガイゼルが意外そうに目を瞬かせた。


「本当ですか?」


「なんだよ、その反応」


「若様が素直に休むと仰るとは思いませんでしたので」


「俺だって学習くらいするよ」


「それなら安心いたしました」


どこか嬉しそうなガイゼルを見て、レオは少しだけむっとした。


「そんなに信用なかったのか?」


「先ほどまで胸の傷を押さえながら倉庫へ向かおうとしていた方に言われましても」


返す言葉がなかった。


レオは苦笑しながら城館へ戻った。


その日の夜、レオは父の部屋へ呼ばれた。


扉を開けると、濃い薬草の匂いが鼻をつく。


薄暗い部屋の窓際には寝台があり、父グレインが横になっていた。


数日前に見た時よりも頬が落ち、身体も一回り小さくなったように見える。


それでもレオが部屋へ入ると、閉じかけていた目がゆっくり開いた。


「……帰ってきたか」


「ああ。ただいま」


レオが答えると、グレインは一度目を閉じ、小さく息を吐いた。


「初陣で死ぬかと思ったぞ」


「俺だって思ったよ」


「笑い事ではない」


「笑ってないって」


レオは寝台の脇まで歩き、置かれていた椅子へ腰を下ろした。


その動きだけでも胸の傷が痛み、思わず少し顔をしかめる。


グレインは見逃さなかった。


「傷はどうだ」


「まだ痛い。でも、医者には運が良かったって言われた」


「当然だ。槍で胸を貫かれて生きて帰る方がおかしい」


「俺に言われても困るよ」


「なら次からは刺されるな」


「無茶言うなって」


思わず言い返すと、グレインの口元がほんの僅かに緩んだ。


レオも少しだけ笑う。


数日前までなら、こんな会話はできなかったかもしれない。


父の前ではいつも必要以上に身構えていた。


アルスとセイルがいる時は、父と話すのもほとんど兄たちが中心だった。


自分はその横で聞いているだけでよかった。


だが今は、兄たちはいない。


その事実を思い出すと、僅かに胸が重くなった。


グレインも同じことを考えたのかもしれない。


少しの沈黙の後、静かに尋ねてきた。


「それで、ザルツはどうだった」


「強かったよ」


「それだけか?」


「兵の数も多かったし、動きも悪くなかった。でも……一番気になったのは、ちゃんと物が届いてたことかな」


グレインが眉を上げた。


「物?」


「食料とか矢とか。馬の餌もそうだし、荷車も多かった」


レオは背もたれへ身体を預けた。


「こっちは途中で矢が足りなくなったし、食料も少なかった。馬も疲れてたし、橋まで壊れてた」


「初陣から帰ってきた息子が、敵将より荷車を気にするとはな」


「だって、大事だろ」


レオは少しむっとして答える。


「どれだけ強い兵がいても、食べる物がなかったら戦えないし、矢がなくなったら弓だって使えない。橋が落ちたら、そもそも運べないじゃないか」


グレインは何も言わず、続きを促すように見ている。


「昨日も、橋を越えた後で荷車が詰まったんだ」


「聞いた」


「たった四台くらいだったんだぞ。それなのに、皆が前へ詰めすぎて、道全部が動かなくなってた」


話しているうちに、レオの声には少し熱が入っていた。


「だから一回後ろを止めて、動ける荷車から順番に動かした。そしたらちゃんと流れ始めたんだ」


グレインが僅かに目を細めた。


「それで今日、城へ戻ってきて思ったんだけど……」


「何をだ」


レオは少し考えながら言葉を探した。


前世であれば簡単に説明できたかもしれない。


だが、この世界の十五歳の少年として父に話すなら、難しい言葉を使う必要はない。


「領地も、あれと同じなんじゃないかな」


グレインの表情が変わった。


「同じ?」


「うん。橋が壊れたら荷物が来ないだろ。荷物が来なかったら食料が足りなくなる。兵ばっかり増やしたら畑で働く人が減るし、倉庫が壊れたら運んできた物まで駄目になる」


レオは窓の外へ視線を向けた。


夜になっても城内では人が動いており、遠くから荷車の軋む音が聞こえる。


「一つずつ別の問題に見えるけど、本当は全部繋がってる気がするんだ」


グレインは黙っていた。


「だから、敵と戦うことだけ考えてても駄目なんじゃないかって思った」


「戦場が怖くなったか?」


父の問いに、レオは少しだけ目を伏せた。


「怖かったよ」


否定する理由はなかった。


「今でも怖いし、できればもう槍で刺されたくない」


「当たり前だ」


「でも、それだけじゃないんだ」


レオは父を見る。


「今回、敵に負けるより先に、こっちが勝手に動けなくなりそうだった」


グレインの表情から、僅かに柔らかさが消えた。


「食料がなくなって、道が壊れて、橋が落ちて、それで兵が動けなくなったら、敵が何もしなくても終わるだろ」


「……そうだな」


父が素直に認めたので、レオは少し驚いた。


「父上もそう思う?」


「私を何だと思っている」


「いや、戦争のことしか考えてないのかと」


「レオ」


低い声で名前を呼ばれ、レオは思わず笑った。


「冗談だって」


「お前は昔から、時々余計なことを言うな」


「昔から?」


「覚えておらんのか」


グレインは呆れたように息を吐いた。


そのやり取りが、妙に懐かしかった。


前世の記憶が混ざったせいで、ヴァルディアで過ごした十五年が遠くなったように感じる時がある。


だが、こうして父と話していると、自分は確かにレオ・ヴァルディアとしてここで育ったのだと思える。


「橋を直したそうだな」


グレインが改めて言った。


「うん。まだ仮修理だけど」


「軍を止めてまで?」


「だから、止めたんじゃないって。もう止まってたんだよ」


レオは少し身を乗り出した。


「そのまま待ってても誰も直してくれないし、負傷兵も荷車も戻れなかった。だったら直すしかないだろ」


「金が掛かるぞ」


「分かってる」


「本修理なら、もっと掛かる」


「……それも分かってるよ」


「人手もいる」


「うん」


「戦の最中だ。そんなところへ人を回すなら、兵を増やせと言う者も出る」


レオは一度黙った。


金がないことは知っている。


人も余っているわけではない。


本当なら何もかもやりたいところだが、できることには限界がある。


それでも、橋や道を後回しにしていいとは思えなかった。


「それでも、やった方がいいと思う」


「なぜだ」


「また止まるから」


レオは即答した。


「今直さなかったら、次に雨が降った時も同じことになる。それでまた荷物が止まって、兵も止まって、怪我人まで帰れなくなるなら、そっちの方が困るだろ」


グレインはしばらく息子を見つめていた。


やがて、ゆっくりと息を吐く。


「変わったな」


レオは少し困った顔になる。


「みんなそれ言うな」


「誰に言われた」


「ガイゼルにも似たような顔されたよ」


「当然だろう」


グレインは少しだけ目を細めた。


「以前のお前なら、橋が壊れていても自分から直そうなどとは言わなかった」


「……まあ、そうだろうな」


レオ自身、否定できなかった。


以前なら、誰かが判断するのを待っていた。


父が決める。


兄たちが決める。


自分は言われた通りにすればよかった。


それで済んでいた。


「アルスなら、敵軍をどう破るか考えただろう」


兄の名が出た瞬間、レオの胸に小さな痛みが走った。


傷とは違う痛みだった。


「セイルなら、兵をどうまとめるか考えたはずだ」


「うん」


「それで、お前は道と荷車か」


「悪い?」


思わず聞き返すと、グレインは僅かに口元を緩めた。


「誰も悪いとは言っておらん」


「その顔、絶対ちょっと呆れてるだろ」


「少しな」


「父上」


レオが不満そうに呼ぶと、グレインは小さく笑った。


その笑いはすぐ咳へ変わり、レオは思わず身を乗り出す。


「大丈夫?」


「ああ」


グレインは手を上げて制した。


咳が収まるまで少し待ってから、改めて息子を見る。


「兄たちと同じことをする必要はない」


レオは黙って父を見返した。


「お前には、お前に見えているものがあるらしい。それなら、それをやってみろ」


「……いいの?」


「駄目だと言えば、やめるのか?」


レオは少し考えた。


橋を直すなと言われたとしても、たぶん納得できない。


街道を放っておけと言われても、また荷車が詰まる光景が頭へ浮かぶだろう。


「……たぶん、やる」


「なら聞くな」


「ひどくない?」


「お前が言わせたんだ」


グレインは呆れたように言ったが、その声音は以前より柔らかかった。


「橋でも街道でも、お前が必要だと思うなら手を入れろ。ただし、何でも一度にやろうとするな」


レオは少し驚いた。


「父上がそれ言うんだ」


「どういう意味だ」


「いや、もっと『全部やれ』って言うかと思った」


「お前は私を何だと思っているんだ」


今日二度目の問いだった。


「だが、優先順位は考えろ。人も金も無限ではない」


「分かってる」


「それと、お前自身もだ」


「俺?」


グレインの目がレオの胸元へ向けられる。


「領地を立て直すと言っておきながら、その前にお前が倒れたらどうする」


レオは言葉に詰まった。


昼間、ガイゼルにも似たようなことを言われたばかりだった。


「……今日はちゃんと休んだよ」


「今日は、か」


「これからも休むって」


「本当だろうな」


「父上まで疑うのかよ」


「お前は昔から無茶をする方ではなかったが、今は別の意味で心配だ」


その言葉に、レオは僅かに目を見開いた。


グレインはすぐに視線を逸らす。


「アルスもセイルもいない。お前まで失えば、この家は終わる」


父の声は淡々としていた。


けれど、その言葉の奥にあるものは分かった。


レオは少しだけ目を伏せる。


「……分かったよ」


「何がだ」


「無茶しない」


「本当だな?」


「できるだけ」


「レオ」


「分かったって」


思わず笑いながら答えると、グレインは呆れたように目を閉じた。


「まったく……」


その声を聞いて、レオも少しだけ笑った。


父の部屋を出た頃には、外はすっかり暗くなっていた。


廊下の窓から城下を見ると、ところどころに松明の明かりが灯り、その間を人影が行き交っている。


荷車もまだ動いていた。


倉庫へ向かうもの。


治療所へ物資を運ぶもの。


鍛冶場から何かを運び出すもの。


昼間より数は少ないが、領地はまだ動いている。


レオは窓辺に立ち、その様子を眺めた。


昨日までは、一台の荷車が止まるだけで街道全体が動けなくなった。


今日は、城へ戻ってから領地の中を見て、同じようなことが起きているのだと気付いた。


橋も、道も、倉庫も、人も、それぞれが勝手に存在しているわけではない。


どこかが止まれば、その影響は必ず別の場所へ届く。


ならば、止まったところを一つずつ動かしていけばいい。


ただし、昨日の街道のように、何でも一斉に動かせばいいわけではない。


何を先に動かすのか。


どこを空ければ、全体が流れ始めるのか。


それを見極める必要がある。


前世では、会社に言われるまま、目の前へ運ばれてくる荷物を必死に捌いていた。


止まらないように働き続け、その結果、自分自身が止まった。


今度は同じことをしたくない。


誰か一人が無理をし続けなければ回らない場所ではなく、最初から皆が動ける仕組みを作る。


それができれば、この領地はまだ立て直せるかもしれない。


レオは暗い城下の向こうへ続く街道を見つめた。


今のヴァルディアには、金も人も食料も足りない。


何から手を付ければいいのかも、まだすべて分かっているわけではない。


けれど、完全に止まってはいない。


人はまだ働いている。


荷車も動いている。


道も残っている。


そして、帰る場所を待っている領民たちもいる。


それなら、まだ間に合う。


昨日の街道で止まっていた荷車を一台ずつ動かしたように、絡まりかけているものを少しずつ整理していけばいい。


レオは窓から離れ、ゆっくり自分の部屋へ向かった。


明日になれば、また問題が山ほど待っているだろう。


それでも以前のような、ただ押し潰されるだけの不安はなかった。


どこかが止まっているのなら、そこには理由がある。


理由を見つけ、流れを作り直すことなら、自分にもできるかもしれない。


止まりかけたヴァルディア領をもう一度動かすために、レオはまず、この領地がどこで詰まっているのかを知るところから始めるつもりだった。

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