始まり~prologe~
この作品読みに来てくださり、ありがとうございます。
小説を書着始めてまだ間もないので、書き方や文章がおかしいところが多々ありそうなのでご了承ください。
いつの時代でも人々の中には「魔法」「超能力」といった特殊能力に憧れを抱いている人がたくさんいたであろう。しかし、その憧れは実際憧れで終わってしまうと皆諦めていた。
だが、その憧れが事実となった場合どうだろうか。
22世紀初頭、魔法、超能力の魅力にすっかりとりつかれたある科学者がいた。その科学者は魔法、超能力というものは実際誰もが持っているもので、人間の脳の奥底に深く埋まっているのではないかと考え、人間の脳の研究に没頭していた。
他の科学者には
「魔法なんてあるはずがない」
「やめたほうがいい。時間の無駄だ」
などと罵倒されたが、彼は諦めないで研究を続けた。
そしてある日彼は魔法、超能力の根源となっている器官を見つけた。彼はその期間に「魔管」という名前をつけ、正式に政府に発表した。
このことは、すぐに世界中の国々で発表された。世界中が魔法、超能力の話題で埋まっていったのであった。
その後、彼の発表が知らされてすぐに世界の国々の科学者たちが彼のもとに集まり、魔管についてもっとより深く彼と共に研究をしていった。
彼の発表から3年後、彼と世界の国々の科学者たちの成果によって、魔官の働きを活性化する薬が開発された。この薬は乳児、老人を問わず投与でき、効き目が強いのためか、人の一生に一回投与するだけで良いということが判明した。
ただし、乳児に投与した場合にいたっては、無意識に魔法や超能力を使ってしまい自分の体やほかの人間、物などに被害をもたらすことがないともいえないため後に検討されることだろう。
この薬を投与した人は念力、テレポーテーションなどといった超能力、炎や水などを自由自在に使いこなすことができる魔法を使えるようになっていた。ただし人間の限界なのか、1種類の魔法や超能力しか使うことができなかった。だが、世界中の人々が、自分の手で魔法や超能力が使えるようになるということを聞くと、誰もが薬を欲しがった。
科学者は、自分が魔法、超能力を実現させた第一人者として世界中の貧しい人たち、金持ち問わずにみんなに薬を使って欲しいと考えていたので世界の国々の首相、大統領に対して
「薬の生成方法を教えるにあたって条件があります。あなたがたの国の国民全員に薬を投与するのが条件です」
と常識的に考えてみても無理極まりないことを言ったのであった。
各国の首相、大統領は困った表情をしていたのだが、どこの国も超能力、魔法の魅力にとりつかれてしまっていたのか拒否する国は0に等しかった。
薬を投与するのは非常に時間がかかることだったため、完了するまで20年の歳月を経たのであった。人々は皆それぞれ様々な魔法、超能力を1種類だけ使いこなせるようになっていた。
中には、その能力を使って殺人、強盗、猥褻な行為などの犯罪行為を行うものが出てきたのだが、なぜか神の裁きの如く魔法や超能力を使ったあと、その者たちは皆様々な理由で死んでいった。そのせいかだんだん犯罪が減少していくようになっていった。
この夢のような出来事は後に<第一次魔法・超能力発達期>と呼ばれ、全人類がまた一段階進化した瞬間であった。
ただし一人を除いてはだったが…