怒りの一刀と龍拳炸裂
ロンズデーライト兄弟の手によって拐われてしまった華琳を救いに冥界に乗り込んだ一刀達
ついに一刀は華琳と対面するも華琳の体は体を乗っとる能力を持つゴルドに奪われており、華琳を傷つけたくない一刀が攻撃できないなか、仮面シャドーのおかげもあって何とかゴルドと華琳を分離させることに成功
一刀の反撃が始まった。
「ゴルド!今までよくも華琳を乗っ取ってくれたな!百倍返しにして返してやるぜ! 」
一刀がゴルドにそう言うと
「ほざけっ!何が百倍返しだ。貴様と俺とでは魔力の差が┅ 」
バチバチィッ!!
ゴルドは魔力を集めると
「違いすぎるんだよ! 」
ドォンッ!!
一刀目掛けて繰り出し
ドッカァーーンッ!!
見事一刀に命中してしまった。
「お兄さん!? 」
「直撃とは馬鹿な奴め、やはり貴様が俺に勝てるわけが┅ 」
勝利を確信するゴルドであったが
ヒューーッ!
爆風が風で消え去ると
バァンッ!!
そこには一刀が傷つきながらも立っていた。
「な┅何だと!? 」
まさかの出来事に驚くゴルド
「こんな攻撃、痛くも痒くもねぇんだよ!ゴルド、先に言っておくが俺は召喚獣も魔法も使わねぇ! 」
一刀はゴルドを指さしながらそう言うと拳を握り
「この拳でお前を倒す! 」
一刀はゴルドに向けてそう言った。
「馬鹿か貴様!魔法を使わなければ魔法使いではないだろう!まぁ、俺は存分に┅ 」
「使わせてもらうけどな! 」
シュッ!
ゴルドは一刀に魔力弾を繰り出し
ドォンッ!!
攻撃は一刀に命中するが
「・・・ 」
一刀はまるで何事もなかったかのようにゴルドに向けて歩いていた。
「くっ!?どうせ痩せ我慢に違いない!こうして攻撃を続けていればいつかは倒れる! 」
ドドドォンッ!!
一刀に少し恐怖を感じたゴルドは続けて攻撃を繰り出すが
「・・・ 」
一刀は攻撃を避けようともせず食らいながらもゴルドに向けて歩いていた。
すると
「痛くねぇよ。お前が華琳を苦しめてきた痛みに比べたらな! 」
ゴォッ!!
一刀は恐らくこのシリーズが始まって以来初めてとなるであろう怒りに燃えまくっていた。
恐らく今の一刀を目にしたらサタンやクルスですらも恐怖を感じたであろう。
「ふざけるなぁ!この俺が貴様に恐怖を抱いているはずがない! 」
一刀に対して少しずつだが恐怖を抱いている。
それを認めたくないゴルドは
「そうか!考えてみれば少し頭を使えばわかることであったな 」
するとゴルドは
「待ってくれ!俺が悪かった!許してくれ!! 」
いきなり頭を下げて謝ってきた。
「もうお前達の世界には接触しない!だから┅ 」
だがゴルドは
「お前の体をくれよ! 」
ぬぅっ!
華琳の体を乗っ取った時と同じく一刀の体に乗り移ろうとした。
ゴルドの計算では簡単に乗っ取れるはずであったが
バシィッ!!
「なっ!? 」
何と!?ゴルドの魂は一刀に弾かれてしまった。
実はこの憑依だが、ゴルドも知らない欠点がある。
それは相手の魔力が自分よりもはるかに高すぎると憑依できないということ
一刀と同じく生まれつき魔力が高かったゴルドは今まで自分より魔力が高い魔法使いと遭遇したことがなかったため失敗したことがなく、この事に気付かなかったのだった。
「くぅっ! 」
すぅっ!
魂のまま一定時間が経過すると消滅してしまうため仕方なくゴルドは元の体に戻ると
「こうなれば貴様を殺すにはこれしかないようだな! 」
ゴゴゴーーッ!!
ゴルドは残された魔力を集め巨大魔力弾を作り出すと
「食らえーっ!! 」
一刀目掛けて繰り出した。
「俺の残りの魔力をかき集めて作り出した消滅魔力弾だ!触れた瞬間に貴様は消滅する。たとえ避けたり弾いたとしてもこのタワーを破壊するほどの威力、俺は新たな体に乗り移れば大丈夫だし、貴様も生きているだろう。だが、貴様の仲間はそうはいかん! 」
そう。
ゴルドの言うようにこの場には一刀の他に風と倒れている華琳がいる。
一刀が無事であっても二人が無事ではないだろう。
そしてゴルドの想像通り
ドカァッ!!
巨大魔力弾は一刀に直撃した。
「馬鹿正直に食らいやがって滅びろ! 」
確かにまともに食らえば一刀とて消滅したのだろうが
バチバチィッ!!
何と!?一刀は魔力を込めた両手で特大魔力弾を受け止めていた。
これならすぐに消滅はしない
だが
「お前の最大魔力弾はこんなもんかよ。こんなもんならなぁ┅ 」
「凪の気弾の方が余程マシなんだよ! 」
ぐしゃぁっ!!
何と!?一刀はゴルドの特大魔力弾を押さえ込んで逆に消滅させてしまった。
「!? 」
これには口を開けて驚くしかないゴルド
何故なら自分が放った最大攻撃が一瞬で消されてしまったのだから
「ひぃっ!? 」
慌てながらも逃げようとするゴルドであったが先程の特大魔力弾で自身の残り魔力を使い果たしたためまともに動くことさえできず
バァンッ!!
とうとう一刀がゴルドの前に現れた。
「待てっ!?俺を殺す気か!?そうすれば貴様は殺人犯だ!犯罪をすることになるぞ!? 」
苦しい言い逃れだがゴルドの言う通りであった。
どんな理由であれど人殺しをすれば犯罪者となる。
だが一刀は
「安心しろ。俺はお前を殺しはしない。ただお前には俺の第六の個人魔術を受けてもらうだけだ 」
一刀が持つ個人魔術は読者も知っての通り
『未来予測眼』
『豊胸無双』
『接触厳禁』
『魔乳支配者』
そして『魔導剣聖』改め『究極召喚獣融合』の5つであるが
「その名も『龍拳炸裂』!歯ぁ食いしばれ! 」
「へっ? 」
一刀は拳を握ると
「どりゃあぁーーっ!! 」
ドッカァーーンッ!!☆ミ
魔力を込めた渾身の拳でゴルドを殴り飛ばし
「がっはぁーーっ!? 」
バッキィーーンッ!!
殴り飛ばされたゴルドは壁を破壊しながら外に出された。
「あっ!あれは!? 」
「ロンズデーライト兄弟のゴルドに違いありません!私達も向かいましょう! 」
外に出されたゴルドを発見したマリア達はタワーの中に突入していくのだった。
一方タワー内では
「やったぜ! 」
憎きゴルドを殴り飛ばした一刀であったが
がくんっ!
「はぁはぁ┅!? 」
戦いが終わったことで安心したからなのか力が抜けてしまいその場で倒れてしまうのだった。
やはりあれだけのダメージを受けておいて無事で済むわけがないのであった。




