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同好会の初舞台は学園祭

ガールズバンド同好会最新話お待たせしました!


「そろそろ本格的に活動を始めようと思います」


私、上村星花は声高らかに言う。


「って言ったって誰が作曲するとか何も決めてないがな」


彩葉ちゃんがツッコむ。


「あといつ発表するのかも…ね」


ひかが苦笑しながら告げる。


「あの…少しくらいなら作曲出来ます…けど」


「本当!?」


私は思わず聞き返す。


「は、はい」 


「私も少しなら出来るよ」


「ひかも!?」


私は驚いて声を出す。


「じゃ、作曲は玲奈とひかで良いとして、作詞はどうすんだよ…?」


「作詞はユニットのメンバーみんなでする?私達の初めての曲だし」


ひかがまとめるように言う。


「めっちゃ良いじゃんそれ」


茜ちゃんが目を輝かせる。


「「はい」」


同好会の方針が決まった所で今日の部活は終わった。


~放課後~


「ところでさ、星花はなんで同好会にしたの?」


帰り道、ひかが唐突に聞いてくる。


「だって普通軽音部とかでしょ」


「まぁ、それはそうなんだけど…私はバンドみたいに一致団結みたいな感じじゃなくて、どんな人でも思い付いたら出来て、尚且つ楽しくやれたらって思ったの」


「なんか分かるかも。その方が少し気が楽だしね」


「うん。そうしてみんなの星を輝かせたらって」


ひかは目を輝かせる。


「良いじゃんそれ。歌詞に入れられないかな?」


「確かに!」


そしてどちらとも無く笑った。


~次の日~


私を含めたスターシャインのメンバーが集まっていた。


「とりあえず今日は歌詞を決めるんだな」


彩葉ちゃんが話を切り出す。


「彩葉ちゃんも部活に前向きになったね」


「う、うっせえよ…」


ひかと私は微笑む。


「歌詞については私から提案があるんだけど良い?」


ひかがこちらを向く。私は頷くと昨日の話を説明した。


「良いじゃんか」


彩葉ちゃんが私を見ながら告げる。


「あとさ……」


~数時間後~


「「「出来たー!」」」


みんなの意見を取り入れた歌詞が完成した。


「作曲は玲奈ちゃんとひかに任せちゃって大丈夫…かな?」


「は、はい。大丈夫です」


「大丈夫だよ〜」


こうして今日は解散となった。


~数日後~


「出来たんですけど…どうですか?」


玲奈ちゃんは私達に出来た曲をギターで演奏してくれる。


それは歌詞の通り輝くような曲だった。


「凄く良いよ!この曲」


私は絶賛する。


「うん。思ってた通りって感じだな」


彩葉ちゃんも納得のようだ。


「私からも報告何だけど…生徒会の人に聞いたら見事に私達も学園祭のステージに出れることが決まりましたー!」


私は声高らかに発表する。


「「「おぉ!」」」


「って学園祭来月じゃなかったか?」


彩葉ちゃんが痛いところを突いてくる。


「うん…だからこれから1ヶ月くらい練習頑張らないと……大丈夫?」


「私は大丈夫!」


「大丈夫だよ…」


茜ちゃんや玲奈ちゃんが返事をしてくれる。


そして練習の日々が始まった。



毎日ドラムに向き合って叩き続ける。


デュルルン


少しの力でバチ落とすように、自然に鳴るように。


そんな練習の日々が1週間以上続いた。



「き、緊張します…」


舞台袖で私達はドキドキと前部のステージを見ている。


「円陣でもやろっか」


私はなんとなく提案してみる。


「良いですね!」


「茜もやってみたい!」


みんなで手を繋いで円になる。


「私達の"星"を輝かせよう!」


「「「おー!」」」


全員で繋いだ手を挙げる。


こうして学園祭のステージが始まった。


体育館には席が殆ど埋まるくらいの生徒が居た。

そんな様子に緊張しながらも私はマイクを持つ。


「えーと、私達はガールズバンド同好会です。活動を開始してからまだ2ヶ月ちょっとですが…。まずは出来たばかりの新曲をお聞きください」


ゆねなの3人が舞台裏に戻っていく。


私はドラム、ひかはギター、彩葉ちゃんはベースの準備をする。


「ふぅ、まずは私達の新曲『輝く私達の(スター)』」


何度も練習した叩き方でドラムを叩く。


ボーカルは3人で順番に歌っていく。


歌いながらでもひかのギター、彩葉ちゃんのベースはミスも無くなって凄く上手くなっている。


曲調が少しずつ明るく力強くなってサビに入ったタイミングで席から何個もの光…それはスマホのライトだった。


その光は明るさや大きさがバラバラで観客席がまるで星空のように輝いて見える。それはお客さんと私達が"ツナガル"事で"渋谷に水族館を作った"のと同じように私達とお客さんで生み出した物。


私は自分がやりたかった事が分かったようなそんな気がした。


一曲目を終えて私達は舞台袖に移り今度はゆねなの3人が舞台に立つとゆうなちゃんがマイクを持つ。


「私達もユニットで始めての曲です。カラフルスター」


3人の演奏も凄く上達していて3人もお客さんも楽しそうにしている。さっきの私達の時と同様でスマホのライトを使ってくれてる子も居るのが分かる。


見入っているうちに演奏は終わり、私達も再びステージに出る。


「えーお聞きいただきありがとうございました。私達はまだまだ駆け出しですが、よろしくお願いします」


ひと息吸って私は再びマイクを持つ。


「そして私達の目標は私達だけじゃなくて、みんなも一緒に星のように輝けるステージを作ることです。これからもよろしくお願いします」


パチパチパチ


体育館内を拍手が響いた。



そしてそんな体育館の観客席にある一人の"女性"が居た。


その女性はフッと笑うと体育館を後にした。


つづく






最後までお読み頂きありがとうございます

ずっと書いてみたかった円陣を書くことが出来ました。そして同好会の初ステージです。やっぱりステージはお客さんと一体になってこそだと思い描写にこだわりました。次回もお楽しみに!

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