第6話「訓練と信じるもの①」
訓練は6時から始まる。ウォーミングアップにものすごい数の腕立て、腹筋、スクワットとなる。武器がなくなった時のための山での格闘訓練、空気も薄く、つらいなか容赦なくみぞおちを殴ったり、技を学び使おうとしている時、その隙に蹴り、反撃をするが格闘技で体を吹っ飛ばされる。「骨折れる、いや折れても治るか……」あれ……とエラロットは首をかしげる。「お前、骨が折れたことあるのか?」と聞きながら数発拳をうつ。
「仕事で小さい鉄骨が落ちてなったことが一度だけあります。」とその拳をすべて避けながら言葉を返す。
───骨が折れる?もしかして…俺とあって回復能力が備わったのか?魔術を見たからか?と考えるがでも、訓練中だしそんなこと今はどうでもいいと、鋼の背後に回り込み背中を勢いよく殴りぶっ飛ばす。
「よし、十分休憩!!」との大きな声で体を横にし休む。汗でタンクトップがびしょびしょなっていた。この十分休憩は水分補給をしたりストレッチをしながら格闘技の本を読む。
休憩が終わると走り込み、30kmランニングでへばりかけていたが、死にかけて気を失っても水かけられ体は回復を繰り返し回復するたび、1週間後には回復なしでも50分で走れるようになる。体が気持ち悪さを感じる。体が治る時の拒絶反応だろうかそれを耐えるのもすごいキツイ、まるで腐った果物を飲み込みんでから勢いよく吐くそれを繰り返すような感じでその気持ち悪さで心はやつれる。そしてこれらを通じてすることは山の中の洞窟にある凸凹した岩を殴りや蹴りで削って、普通の地面のようにすること……
この石は少しの魔力強化を受けているらしいまるで鉄の岩を殴る感覚。
魔術強化的なものも一切なしなので血が吹き出したそばから、手が再生し、気持ち悪いを繰り返すしかない。手の痛みから肘や足で削ろうとしても大して変わらず痛かった。
訓練はとても辛くうまく集中できないとキツすぎてやめようかなとすら考える。
でもあの時、彼女に言われたことを思い出し強くなるため訓練を繰り返す。そういう訓練を3週間繰り返す。
そして、少しずつほんの少しずつだが体、指先に至るまで壊れるほど強度が上がっていった。回復をせずとも削れるようになり、蹴りでも削れるまでに至る慣れにより、痛みや苦しみは汗とともに流れていった。
いつものように洞窟の岩を殴る、ミシミシと音が立つようになった。
───なにかを感じ取り今の本気のパンチをくり出す。
すると、壁は大きく砕け瓦解する。
風が吹く。砕けた穴から夕焼けになる外が見え、空が暁色に染まりあまりにも幻想的な景色、心地よい風が身体を突き抜け髪がなびく
「──気持ちがいいなぁ、とても……」
あっ!!そういやと下に目を向ける足場は凹凸していない
そこら辺に至るまで岩などが平らになっている。
「訓練いけてるか?それと大きな音がしたが、大丈夫か………」
エラロットは大きな穴を見て少し驚き顎に手を当て──これならもうやっても構わないかとぼそっと呟く
「終わったかならささっと身支度をしろ!」
「え…何のために!?」鋼は急に言われ理解できない。
「何ってふっふっ…試練の2つを一気に終わらせるための実践訓練だよ」
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