↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
7/51

第7回

 お披露目から約5か月が経った2023年1月、全メンバーが出演する新春恒例の劇場公演が行われた。その終盤に「20期生ついに劇場公演スタート」と発表された。20期生は全員、その場で歓喜の涙を流した。彼女たちにとってのこの5か月間はレッスンや冠番組に忙殺されながらも、まだAYB32のメンバーとして目立った活動ができていないという、焦りの時期でもあった。


 そして、2月になり20期生の新公演「青春フィロソフィー」公演が始まった。

 「AYB32劇場は私の人生を変えてくれた場所です。昔、私はこの劇場の観客席にいました。今でもここに立てているのが信じられないです。」

 天野舞はファンの前で涙ぐみながら語った。

 「先輩方がキラキラと踊っているこのステージに立ててとても幸せです。」

 天野舞に続いて、メンバーの山村碧も語った。

 「最初は不安な気持ちもあったのですが、20期生全員で初日のステージに立つことが出来て嬉しいです。今、本当に幸せです。私はダンスも歌も苦手なのですが、ファンの皆様に認めてもらえるように20期生全員で精一杯頑張ってきました。見守っていてください。」

 20期生で最年長の白石ひなのこの言葉をYouTube限定の生配信で目にし、僕は目頭が熱くなった。

 白石ひなは劇場に立つまでにどんな努力をどこまでしていたのか、それは、一人一人のコメントが終わった後に始まった曲から、痛いように伝わってきた。

 僕は全13曲の劇場公演の内、5曲限定の生配信を食い入るように見つめた。傍らには母が洗ってくれたシャインマスカットを置いていたが、それに口をつけることすら忘れて、僕はただ画面に見入っていた。


お読みいただきありがとうございます!

少しでも「面白い」「続きが気になる」と思っていただけたら、ページ下部の【ブックマーク追加】や【評価(★★★★★)】で応援していただけると大きな励みになります!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。