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フォニックス オワリノハジマリ  作者: ことこん
第一章 潜入(第一段階)
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第二部 quiet journey :糸

一日目:AM七時二分。


 ……スインや。

私たちは広間に着いた後、テイラーさんは南西の部屋のロックを開ける為、ハッキングを始めた。

しかし、誰かが二階から飛び降りて来る。

「にゃっとっと。

危ない危ない。

さーてと、侵入者はどこかにゃあー」

見た目は私たちとそう変わらない。

しかし、瞳や顔の骨格は猫に近く、移動時は四足歩行をしていた。

そう言えば、フェル君は年齢の割にかなり幼い雰囲気だった様な?

私たちは、世代を重ねる毎に人間に近付いていったと考えられている。

もしかすると、動物と人間の良い塩梅を研究しているのかもしれない。

どちらにしても、音でバレる恐れがより高まった。

すると、コナさんがドラセナさんの手をすり抜け、

「私が出ます」

と言って姿を現した。

「み〜っけ」

相手は爪と牙を出した。

コナさんはただ、相手の目を見るばかり。

「フィラ。被験体と思われる人物と接触。確保開始」

と通信機越しに話す。

「へぇ、にゃかまがいるんにゃ」

「まぁ、そうですね。

別に、あなたに知られても問題ないので」

相手が飛びかかる。

コナさんは偶然の様に一歩進んで避けた。

そのまま再び相手と目線を合わせる。

「にゃ、じゅいぶん、ヴヴン、随分と手練れだねぇ」

それから二人の像がぼやけた。

おそらく、先程のことを高速で繰り返している。

視線で追っていると目が回りそうなので、ドラセナさんの様子を見る。

一見涼しい顔をして観戦しているだけに見えた。

しかし、コナさんから話した手の指先を僅かながら動かしている。

「「拘束」」

と言う二人の声が揃うと、相手は動かなくなった。

「にゃっ」

よく見ると、光の反射でキラキラと輝くものが。

つまり、コナさんはドラセナさんと一緒に、避けながら糸を張っていたということか。

「私はこのまま、次の敵が現れるのをここで待ちます。三人は部屋の中へ」

その言葉通り、私たちは捕まえた被験体と一緒に南西の部屋へ入った。


 私、コナは広間の中央で上を見やる。

広間の形に、天窓が嵌め込まれている。

研究所の白く無機質な様子とは打って変わった、四色をベースとしたステンドグラス。

その四色は緑、赤、白、黒。

しかも、道の方向に合わせて四等分。

……私自身は教養不足ですが、フィラなら何か分かるかもしれない。

「フィラ」

私はステンドグラスの事を話した。

丁度、次の相手が外から入ってきた。

しかし、今度は被験体では無さそうだ。

私たちが倒してきた“精霊”が、大量に集まってきた。

ですが、私の本業はこちらです。

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