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では気分転換に、のちに"勇者"と呼ばれる青年が魔王から王女を助け出す話をどうぞ  作者: 神山
序章 ー分岐点ー

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page.15 次の国へ出発

 ソンナ村でブレイブ達を襲ったモンスター:イニーを倒した。

 木の影よりある人物が覗いていた。

謎の仮面「なるほど、"まだ"この段階か…これからだ、これから更なる試練がお前を襲うぞ…ブレイブ」

 謎の仮面はソンナ村での戦闘を一部始終目撃していた。助けるわけでもなくただ見つめていた。まだその時ではないと悟っているように。


ティターニア「なにをされているのですか?」

セレーナ「これは土葬っていって亡くなった人を自然に還して供養してるの」

 セレーナ達が原型のある村人を掘った穴の中に埋めていった。

ラーボ「魔族さんは亡くなった人はどうなるんですか?」

ティターニア「魔族では亡くなった個人はもう二度と現世には戻らないとされています。なので亡くなり方によりますが朽ちるまでそのままにすることが多いです」

ラーボ「おー…う。種族間ギャップ…」


 ブレイブとライアは2人で穴を掘っていた。2人は他のセレーナ達に聞こえないように話した。

ブレイブ「ライア・プラゾール、先ほどの戦闘で分かった最悪なことを話していいか?」

ライア「あ?」

ブレイブ「先ほど倒したモンスターとこの村を壊滅させたモンスターは別だ」

ライア「あんだとぉ!?」

 ライアは掘っていたスコップに力が入る。


ブレイブ「さっきのモンスター(イニー)は透明になり舌で攻撃していた。だが、それ以外の攻撃はしてこなかった。しかし、この村は"焼けているんだ"。瞬間的な高火力で」

ライア「確かに…違和感はあったな」

ブレイブ「さっきのモンスター(イニー)は焼き払った"何か"のおこぼれを貰いにきたのだろう」

ライア「なんだよそれ…じゃあそいつをこれから探すのか?」

ブレイブ「いや、探さなくても近いうちに会いそうな気がする。それでだ」

ライア「ん?」

ブレイブ「今のパーティでは会った瞬間に死ぬ可能性が高い。薄々気づいているかもしれないが、このパーティは戦闘向きがあまりいない」

ライア「戦闘できるようになっとけってことか?」

ブレイブ「そこまでは言わない。付け焼き刃で勝てるほどの相手ではない。その時が来たら、2人を逃がして欲しい」

 ブレイブはセレーナとラーボを見つめた。

ライア「はぁ~そんなことか。ラーボはいいが、お嬢ちゃんがおれの言うこと聞くかね」

 ライアは頭をかいてため息を軽くついた。


 ブレイブ達は故人の埋葬を終えて経路の確認を始めた。セレーナが地図を広げてそれを皆で囲んだ。

セレーナ「現在地がここ、ソンナ村よ。出発点の城からおおよそ500kmにいるわ」

ブレイブ「もちろん俺たちの目指す場所は…魔王城」

 ブレイブは現在地に指を指し、魔族の領域までスライドさせた。

ブレイブ「魔王城の細かい位置は分からない。とりあえず最短距離で魔族の領域まで進む予定だ」


ライア「だが、ティターニアのお姉ちゃんはどうするんだ?城まで送る義理は正直ねぇが1人で行ったらあぶねぇんじゃねぇか?」

ティターニア「私もなるべく最短距離でジゴホウ国まで行きたいのですが…やはり私1人では無事に辿り着くのは難しいでしょうか…?」

セレーナ「この次の国に行ってみない?これより先の情報も集まるし、ティターニアがジゴホウ国まで行ける手段も分かるかも」

 セレーナは地図を指差した。ティターニアが来た場所よりは近くにあり、広い国のため物資や情報が集まると踏んだ。

ブレイブ「キキ国か、広い国のはず。一緒に出発した魔王討伐のパーティの誰かしらいるかもしれないな」

 国の名前はキキ国。物流が盛んであり、特に魚類の収穫が多く有名である。

ラーボ「さっそく行きましょう!お魚食べたいです!」

 ラーボはワクワクしながら身支度を始める。

ライア「魚目的じゃねーよ」


 キキ国にて―

モヒカン頭の男「んっ~~!!っは~気持ちいい天気だな。新しい出会いがあるかも知れねぇな!」



プロフィール紹介

ブレイブ・リボーンズ(17)

スキル名:キューブ・クラフト 

倒したモンスターや魔族等から能力をキューブとして抽出して自分に纏うことができる。

パワー:測定不能 スピード:測定不能 間合い:測定不能 スタミナ:B+ 防御:測定不能 特殊性:A

特記:ブレイブ本人の能力としてエンパスを持っており、生き物なら気配や思考が無意識に読むことができる。

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