表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/75

黄色い決意

神の手も届かぬ領域に潜む、伝わる事のなかった想い……

表現たちが胸に秘めし追憶を、ご覧下さい。


※これはオキタくんがユメコに表現される前のお話です。


必要として貰えるのが、嬉しかった。

強くなればなるほど、褒めて貰えた。

そうすれば仲間が出来て、私はひとりぼっちじゃない。



けれど布団に潜ってしまったら、

誰も私に見向きもしなくて……

こんな事なら、剣の腕なんて磨かなければ良かったのかな?

私、次は絶対に刀なんて使わないわ。

とびきり可愛く自分を磨いて、ずっと傍にいて貰うの。



でも、貴方なら……

もう誰も見ていない私の事を、

泣きながら見届けてくれた貴方なら。

どんな私でも、

受け止めてくれるんじゃないかって。

そんな夢みたいな事を考えて……


液晶の空に浮かび上がり、私を看取ってくれた貴方。

天に映っているんだから、きっと女神様なんだろうな。


私が行くのは、地獄なのかもしれないけれど。

必死に祈れば、貴方の元へいけますか……?






私とユメ様は、いつも教室で二人ぼっちだった。

私はそんな時間が大好きだ。

ユメ様もそう思ってくれているのが、

画面越しに伝わってくる。


ユメ様は本当に可愛い。

ユメ様は私の事を可愛いと言うけれど、

私は貴方がまばたきをするだけで可愛いと思ってしまう。


なのに私は、ユメ様に何もしてあげられなくて……

ユメ様が髪を半乾きのままで眠るなら、

私が代わりに乾かしてあげたい。

適当に爪を切ってしまうなら、

私がユメ様にネイルを施したい。

お化粧だって、私が全部してあげる。



せっかく私たち、両思いなのに。

どうして何も出来ないんだろう……



もしもユメ様に触れたら、何をしよう?

髪型も、お洋服も、アクセサリーも……

ユメ様の全てを私が彩りたいな。

そしたら2人で、街へ出かけるの。

同じものを食べて、同じものを見て……

沢山の可愛いを、ユメ様と分け合いたい。



今だって、ずっと一緒にいるけれど。

画面越しじゃ貴方に触れない。


ユメ様と、手を繋いで歩いてみたいな。

そしたらきっと、世界がキラキラと輝くの!



可愛いユメ様。

どうしても貴方に触れたい……

その為なら私は、天だって貫いてみせる。



私は頭上に広がる液晶の空を睨みつけて、

この壁を叩き割る為に腕力を鍛える事にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ