第1章14話
「な、何だこれ。」
俺は吹き飛ばされて後ろを振り返ると地面にクレーター出来ていた。
「グガァァァァ」
凄い咆哮を上げながら赤い鱗を持った先程より、2回り位大きいワイバーンが旋回していた。
すぐに先程のワイバーンがあまり強くない理由を理解をした。
あれはまだ生まれたばかりの子供だったのだ。
「ワイバーンの退治が依頼だったんだけどな。やっぱり俺、呪われてんのかなぁ〜。」
あの赤いワイバーンの名前はクリムゾンワイバーン。ワイバーンの上位種でAランクの魔物だ。
俺は木陰に隠れているがクリムゾンワイバーンはこの森を更地にする勢いで爆煙を振りまいている。
「やるしかないか。くそっアイツをどうやって地に落とすか俺には方法がないぞ。」
そう、零氷の放出起点は半径5m
グラヴィティは半径10m
明らかに足りてないのだ。
「『ライトニングボルト』」
俺は卵を近くに隠し、剣を抜き上級雷魔術を放つ
簡単に避けられる。
『ウインドカッター』
中級風魔術を放つも鬱陶しそうにまるで蚊に刺された位の反応しかない。
「中級魔術じゃ避けるにも値しないか。」
クリムゾンワイバーンはこちらを向き口を開くと火を吐いてきた。
「な!【獄炎】」
今までより威力の上がった獄炎がクリムゾンワイバーンの、炎を呑み込みそのままぶち当たり煙を上げているが。
「やっぱり耐性あるよね。」
さして効いた様子も無く。
ケロッとした状態でまた旋回を始める。
「『ウォーターアロー』これならどうだ?」
俺は数十本の中級水魔術を打ち込む。
半分位は当たるが、嫌がってはいるが効いては無いようだ。
「でも今なら、『ライトニングボルト』」
俺は水に濡れているクリムゾンワイバーンを利用して当たればよし当たらなくても近くに行けば良いと思い放つ。
「グギャァァァ」
「よし!やっとダメージが入った。」
これは化学の応用だな。
濡れ手で電気は触るなってな。
「でも大分怒らせた様だな。【獄炎】」
クリムゾンワイバーンは怒ったらしく上空から落ちて来て居るがその最中に火を複数吐いてきていた。
俺はそれを獄炎で、迎え撃ちながらクリムゾンワイバーンへと、走り始めていた。
空から堕ちて来た今なら最大のチャンスだ。
再び空に飛ばれると俺はもう一度落とす方法が見当たらなかったのだ。
走ってる最中土煙が起きた。
あそこに落ちた様だ。
俺は更にスピードをあげた。
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