第1章11話
戦闘狂になってた理由でした。
俺はカルナと呼ばれていたエルフと共に里の中に入って1番大きな家に案内される。
「どうぞ入ってください。族長の私の家です。」
俺とカルナは中に入り、お茶を出してもらった。
「まず最初に我が一族の者が大変失礼な発言、態度を取った様でして申し訳ありませんでした。」
そう言うと頭を下げた。
「俺はサタツ?とか言ってた奴にはキレて居たがあんたらには怒ってない。しかも既に心は折っておいた。何かする度胸は無いだろう。それで最初の質問を答えて欲しいんだが。」
クスクスと上品そうに笑うと。
「かしこまりました。何故?王級魔術が扱えるのにワイバーンを倒しに行かないかと言う点は。魔力が足りないのです。」
「は?」
俺はこの言葉しか出なかった。
王級魔術が扱える時点で大分魔力操作を覚えて魔力貯蔵は鍛錬さえサボってなければ増えるのだ。
「私達エルフは世界樹から直接魔力を引き出す事が出来るのです。なので自分の魔力で魔術を扱うことが無い為。世界樹の周りから離れてしまうと。初級魔術師より劣ってしまうのです。」
そこで俺は納得した。
あの選民意識は世界樹から認められたって思っているのか。
「井の中の蛙大海を知らずか。たかが世界樹の防虫予防の守護者にされ力を与えられそれで力を振るっている子供か。まぁ、スキルを与えられてる俺ら人族も大して変わらんけどな。」
「面白い言葉を知っておられるのですね。マサキ様の伝聞ですか?」
そこで俺ははっ!となった。
見た目が若いから油断してた。まさか500年前の人間の言葉を知ってる奴が居るとは思ってなかったのだ。
「なぁ、カルナって言ったけどあんたかなり強そうだけどワイバーン駆除出来るだろう?」
話を逸らすことにした。
「いえ、私に出来る事は癒す事ですよ?あれ?知りませんか?勇者マサキのパーティーメンバーの聖女カルナとは私の事ですよ?」
「あーかなりの強者の雰囲気持ってると思ったらそういう事か戦闘経験の差か。ちなみに人族の間には勇者の御伽噺は固有名詞は出て来ない。」
「そういう事です。しかしあなたは……『プロテクションヒール』」
急に魔術をかけられびっくりするしかも行使までが一瞬過ぎて反応すら出来なかった。
「何をした?何か治したのだけは魔術名で分かるけど。」
首を傾けて居るカルナ。
「どうしてあなたは【心気】を覚えておられないのですか?」
「は?何言ってんの?それ魔術?」
俺は本気で話が噛み合わず困惑する。
「もしかして今の人族には心シリーズのスキルは伝聞が存在しないのですか?」
ようやくわかったこいつは俺の謎スキルの事を言ってるんだ。
最初は交渉事に使えるかな?って位のスキルが獄炎と零氷を覚えてから戦闘に愉悦を覚える様になり殺戮しまくってたからな。
まぁ、それが出来る力があったからだが。
「知らない。俺はこのスキルを授与されハズレスキルとして家を追放されてるぞ?」
「本当におバカさんなんですね。この世に存在するスキルの中で1番強力になれる可能性を持ったスキルですよ?」
俺は初めて聞く話に驚きつつも聞いてみたいが聞いちゃダメな奴がずっと気になっていた。
コイツ、何歳??
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