第1章6話
あれから3週間が経ち。
俺はダンジョンに潜りながら精力的に活動していた。
その期間中にダンジョンで俺は1つのローブを宝箱の中から見つけた。
爺さんの店に行き。魔術鑑定してもらった。
『愚者のローブ』という名前で。
物理防御力UP、魔力防御力UPといった装備だった。
爺さんによると近接戦闘を行う魔術師は居ないのにこんな効果が着いてるから愚者なのだろうとの事。
俺は防具は安物の革鎧しか付けてなかったのでそちらに装備を変えた。
そして今日は職業更新の日だ。
ギルドの中に行くと看板が立っており職業適性試験会場はこちらと書いてあった。
地下訓練場の様だな。
俺は地下へと向かった。
俺が地下に入るとザワつく。
『な、なんで白鬼が!?』とかね。
まぁ、気にする訳もなく。
試験開始までの時間剣の手入れをしていた。
中級以上の職業は普段使っている武器で特殊能力は発動無しの本格的な試合だ。
試験官が入ってきて更にザワつく。
『どーなってんだ?ギルドマスターが試験官だと?』
そう来たのはギルドマスターのウォー・グレンだった。
「お前ら悪いなぁ。今、うちの上級職業は皆出払っててな。これでも元大剣王だ。我慢してくれ。魔術師の方は明日行うから間違えて来た奴は明日また来い。それと集合場所は中級がここ。上級はCランクダンジョンだからな。」
まぁ、そんなおっちょこちょいは居なかった様でここに居る40人程の冒険者は全員中級の武器職に変更したい奴の様だ。
「よし、とりあえず我こそはって奴から名乗り出て模擬戦を開始するぞ。」
試験はそうして始まった。
ギルドマスターの動きを見て俺は
「まだ現役でBかAのダンジョン潜れんじゃねぇのかあいつ」
なんて思っていた。
相手の攻撃を最小限の動きで躱して攻撃を繰り出す。
その防御力と攻めてきた時の攻撃力を見て合否を決めているようだった。
そして残り2人になった。
残ったのは俺と銀髪の狐?耳の女だった。
「あ、先良いよ。」
彼女が俺に先を勧めたので俺は受け入れた。
「ども。」
俺はギルドマスターの目の前に進み出て。
「んじゃ、よろしく。」
と伝えて。模擬戦が始まった。
雷牙と牙炎剣を持ち。
ギルドマスターへと斬り掛かるが難なく防御される。
「ちっ硬ぇな。『身体強化』」
更にギアを上げて攻撃の回転力を上げていく。
「ふっ、お前バケモンだな。スタミナお化けかよ。」
ギルドマスターはいい笑顔で話しかけてくる。
「それを簡単にいなしているあんたに言われたくないね」
すると今度はギルドマスターから攻められる。
俺は剣で受け止めるのは重量の差的に無理と判断して刃先を滑らせたりして防御する。
ギルドマスターが大剣を横薙ぎしてきた時に俺は好機と見て。
大剣の腹を踏みつけ、そのままギルドマスターに蹴りをかます。
片手で受けられたが気にせず距離を使う。
「お前さん独学だったよな。エグイな。」
「ソロで潜ってると剣だけじゃ対処出来ないからな。」
そう双剣士とは体術と剣を組み合わせ戦う剣技だ。
大剣を受け流し打撃を加える。
3発位攻撃が通った所で『試験終了』を告げられた。
「アロウ合格だ。後は他の連中は帰るだろうが最後のあの子を見ておけ。剣の天才だ。上級職業の心が折られん様に俺が出張ってきた理由だ。」
俺はそれを聞いて驚いた。
ここに居ると言う事は少なくとも今は初級武器職という事になる。
俺の試験が終わると
「あーやっぱり白鬼は強ぇなぁ」
なんて言いながら出て行くやつが殆どだった。
俺はギルドマスターに言われた通りに残った。
残ったのは3人だけだった。
「よし、最後だな来い。」
そして職業更新の最後の試験者の試験が始まるのであった。
お読み頂きありがとうございます!




