第3章15話
〜カノン領とある研究室〜
白髪混じりの男性が。
氷漬になっている人間の腕を見てニヤニヤしていた。
「これは、凄い。炙っても砕こうとしても全く溶けないし砕けない。んんぅ〜興味深い。
ウォー・グレン氏も素っ気ない。スキル使用者はマナー違反と言って教えてくれんとは。会ってみたいぞよー」
アロウが使った【零氷】を研究して。
こんな物は見た事ないと心躍っていた。
〜同時刻アロウ〜
「あ!そう言えば悪人面の腕の零氷解除するの忘れてたわーもう1人も処刑されるだろうしもういいだろ。解除っと。」
〜研究室〜
ピキッピキピキピキ
「ん?」
パリーンッ
氷が砕けた…
「……NOoooooo!!!!」
大絶叫が放たれた。
彼はこれ以降スキル使用者を探そうとするが。
ウォー・グレン氏に止められまくった。
〜アロウside〜
俺は着替えて。
食堂へと向かった。
夜は朝と違い定額制では無くて注文制らしい。
俺はご機嫌だった。
完全に餌付けされている。
「おう坊主!今日も無事に帰ってきたないっぱい食ってけよ!ガハハ!」
タケシさんというらしい。
まぁ、俺の中ではベアさんか熊さんだけどな。
「ありがとうっ!オススメは?」
「んー全部っちゃ全部だが。今日はボア系の肉が入ったからそれのステーキと煮込みだ。パンと米選べるぞ?どうする。」
ボアとは猪の魔物だ。
「どっちもそれと米で!」
「任せとけ!」
タケシさんは調理場へと入っていった。
俺が来た時間はあまり人が居ない。
この宿は行商人が多く泊まってる為、朝早くに出る人が多く夜は早くに寝てしまうのだ。
今いる人達は純粋にこの食堂のみの利用する人とソロ冒険者がちらほらだ。
パーティーだと1泊大銀貨1枚毎日出すくらいなら拠点を借りた方が早いからだ。
20分位待つと。
500g程あるステーキと煮込みとサラダ
特盛の米が出された。
多分俺は今目が輝いているだろう。
肉にはニンニクの様な匂いとバターが着いていて凄く美味そうだ。
俺は小声で
「頂きます。」
と呟きガツガツ食べ始めた。
そういえばヒノ村ではこの言葉普通に言ってたけど。
他の場所では聞いた事がない為使った事なかった。
少し量は多かったけど美味しく食べ切れた。
お腹はパンパンだった。
タケシさんに
「ご馳走様でした。代金は?」
「おう!綺麗に食べてくれてありがとうな。美味かったか?銀貨3枚だ」
「めっちゃ美味しかった!」
ニコニコ顔で俺は銀貨3枚を払った。
お腹いっぱいの幸せいっぱいで俺は夢の中へ微睡んで行くのであった。
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