第2章19話
俺は先程の冒険者達から離れ2つ目の薬草の生息域を見つけた。
1度見つけてしまえば後は単純作業だ。
パパッと10束草で束ねてリュックの中に入れた。
「ふぅ、ここで休憩するか。」
区切りのいいタイミングだったので俺は昼食を取る事にした。
昼食を食べ食休みしていると。
俺は朝なんであんな薄暗い感情に支配されていたんだろうなぁなんて考えていた。
ミーナさんが悪い訳では無いのに冷たく対応してしまったなぁなんて考えていると。
不意にガサガサと物音がして驚いて荷物を持ち『スパーク』の魔術式だけを構築して待機状態にした。
するとスライムが出てきた。
自分から出てくるなんて珍しいななんて思いつつそのまま『スパーク』を放ち
「ピギュ」と小さな悲鳴を上げスライムは魔石に変わった。
低ランクダンジョンなので魔石以外のドロップ率は低い。
魔石を拾おうとした時に視界の端に炎の矢が飛んでくるのが見えた。
「くっ、『身体強化』」
咄嗟に身体強化をかけてその矢を避ける。
剣を構えようとしたがそういえば盗られたんだった。
そこで始めて俺は囲まれてる事に気付いた。
「なぁ、あんたらは俺に何の用だ?」
なんて強気発言をしている物の。
頭の中はコイツらの目的は?
気配の消し方が上手すぎる上のクラスの冒険者だ
さっきのは中級魔術の『ファイアアロー』だったなんてぐるぐる思考が巡っていた。
すると先程木の上から見かけた冒険者が出てきた。
30代後半位の髭モジャのいかにも悪人ですみたいな顔だった
「ぐふふふ、目的?目的はテメェのタマだよ」
は?俺の命だと?なんだコイツら初心者狩り?いや、ここに来た時そう言った事件は10年以上起きてないって言っていた。
なら何なんだこれは。
ジリジリと追い詰められ俺は咄嗟に
『ファイア』『ウォーター』の水蒸気爆発をプレゼントしてやった。
「んな!?」「何やってんだ相殺しろ『ファイアウォール』」
「追い掛けろ!」
男達の声が聞こえる
「くっ、ちきしょーまたかよ。」
もちろん俺はあの魔術を練習する時間など無かったのでダメージを受けている。
俺は走り出し前方に洞窟が有るのが見えて何の疑いも無く入っていった。
多分視野狭窄になっていて草原は見晴らしが良いので判断力が鈍っていた。
「洞窟に入ったぞ追え。」
そんな声が聞こえ
「ヒッ!」俺は小さな悲鳴を上げていた。
体は震えビビりまくっていた。
男達が追ってくる恐怖で後ろばかりを見ていて前や足元など一切見てなかった。
俺は走ってる最中に急に地面が無くなり思考停止してしまった。
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