第1章10話
「アロウ起きろ!朝だぞ」
俺はサジにその声で起こされた。
「サジおはよう。ありがとう」
ちょっと眠いなぁと思いながらも。
俺は起きて荷物をまとめて馬車に乗り込んだ。
俺は馬車の中でもうつらうつらしていた、が何か猛烈に嫌な空気がした。
そう空気が変わったのだ。
「サジちょっとそっちに行っても良いかな?」
「ん?どうしたアロウ別に良いけど」
俺は周りのお客さんに不安を与えない為に御者席に座ってサジに小声で話しかけた。
「いや、なんかちょっと空気が変わった気がしたんだよ。この辺魔物あんまり出ないんだよね?気のせいならいいんだけどね」
「んーほぼ出ないぞ?なら気を付けとこうかな」
サジはそう言うと笑顔で言ってくれた。
「まぁ、気のせいならそれで良し何かあるなら警戒しておけば気持ちの面で楽になるありがとうよアロウ」
俺は気になったのでそのまま御者席に座っていた。
20分程進むと異変が起きた。
「ん?どうしたお前ら?」
そうサジの馬2頭がソワソワしだしたのだ。
「まじかよ。アロウほんとに助かったかもしれん。カイ、メイラ」
サジはカイとメイラに声を掛けた。
「ん?どーしたの?サジ」
2人は?マークを頭に付けて顔を出した。
「馬がソワソワしている。もしかしたら魔物が出るかもしれん警戒しておいてくれ。」
「わかったわ」「あぁ、わかった」
2人は快諾して杖と剣を手にして何時でも戦闘出来るように警戒態勢に入った。
更に30分後、遂に俺はこの世界で初めて魔物に会う。
森の中で、ガサガサ音がしている。
「ちっ、来やがったか。カイ、メイラ、アロウ来るぞ」
サジは馬車を止め迎撃体制に入る為。馬車を降りた。
「グギャギャ」
俺は目をキラキラさせて喜んだ。
ゴブリンだ。
でもよくじっくり見ると気持ち悪い…
あかんよこれ。
嫌悪感バリバリよ。
ゴブリンは棍棒を持ち俺達を見つけるとすぐに特攻してきた。
そこにメイラが
「ファイア」
初級魔術をぶちかました。
まぁ、なんて言うか。火炎放射器に態々突っ込んで来たみたいな絵になってる。
森からもう1匹出てくると今度はカイが剣を使い善戦していた。
もう2匹森から出てきたので俺は身体強化をして剣で袈裟斬りした。
「グギャー」
それを見た最後の1匹が俺に向かって棍棒を振り回しながら迫ってきたがそのまま倒れた?
よく見ると背中に短剣が刺さっていた。
サジが投げたようだ。
「ふぅ、3人ともありがとうよ。滅多に出ないんだがなー。しかも5匹と来たか。依頼を出した方が良いかもしれないな。」
そうゴブリンはどこぞの黒いカサカサ虫と同じで1匹見つけたらその数倍、数百倍は居ると言われる害虫扱いの魔物だ。
取り敢えず4人で魔石と耳を切り取り魔石は1人1個ずつ耳は依頼を出す為に必要なのでサジに預けた。
「それにしてもアロウお前すげぇな。かなり前でよくわかったな」
俺にしても不思議な感覚だったな。
空気が変わった気がしただけだからな。
「たまたまだよ。儲けものってやつだよ!」
俺はサジに習って言葉を返した。
「この〜生意気なヤツめ〜」
髪をわしゃわしゃされ撫でられた
そんな和気あいあいをしながら2日目の野営場に着いたのであった。
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