第34話 最悪の初対面
休日が明けた月曜日。
朝。
いつもの公園前へ向かうみおの足取りは、ほんの少しだけ落ち着かなかった。
理由は自分でも分かっている。
昨日。
さきに。
――私、黒瀬先輩のこと好きかもしれない。
そう口にした。
ただ頭の中で考えていたときとは違う。
一度言葉にしてしまったせいで、それまで曖昧だった気持ちが急に輪郭を持ってしまったような気がする。
そして。
いつもの場所には。
いつものように蓮司がいた。
「おはようございます」
「おう」
「……」
「……」
たったそれだけ。
なのに。
みおの心臓が、いつもより少しだけ速い。
蓮司が缶コーヒーを口元へ運びながら、ちらりとこちらを見る。
「何だよ」
「え?」
「さっきからこっち見てるだろ」
「見てません!」
「見てた」
「たまたまです!」
「何だよ、たまたまって」
蓮司が呆れたように歩き出す。
みおも慌てて、その隣へ並んだ。
いつもの距離。
昨日までなら、何とも思わなかった。
でも今日は。
少し肩が近いだけで、妙にそこへ意識が向いてしまう。
「……」
みおは、そっと半歩だけ横へ離れた。
すぐに蓮司が気づく。
「またそれ?」
「何がですか」
「距離」
「普通です!」
「この前、普通に戻っただろ」
「今日は今日です!」
「意味分かんねえ」
「私も分かりません!」
「もっと意味分かんねえよ」
蓮司は呆れている。
みおは前を向いたまま。
少しだけ笑った。
――やっぱり、好きなのかな。
そう思ってしまうと。
いつもと同じ朝なのに。
ただ蓮司の隣を歩いているだけの時間が、昨日までとは少し違って見えた。
◇ ◇ ◇
登校後。
二年生の廊下。
凌は教室へ向かう途中、何気なく吹き抜けの下へ視線を落とした。
一年生の教室が並ぶ階へ向かって、みおが歩いている。
その少し前には。
銀灰色の髪をした三年生。
みおが何かを言った。
三年生が振り返る。
何か言い返す。
また、みおが言う。
そして最後には。
みおが笑った。
「……」
凌は足を止めた。
直接会ったことはない。
それでも。
すぐに分かった。
「あれが……黒瀬先輩か」
黒瀬蓮司。
みおの口から、何度も出てきた名前。
近所に住んでいる。
何度も弁当を作っている。
二度も家で夕食を食べている。
話すたび。
みおが自然に笑ってしまう相手。
そして昨日。
凌が。
――本当に付き合ってみる?
と聞いた瞬間。
おそらく、みおの頭に浮かんだ男。
「……」
聞いていた噂だけなら。
もっと近寄りがたい男を想像していた。
元不良。
喧嘩が強い。
目つきが悪い。
実際。
遠目でも、確かに愛想のいいタイプには見えない。
けれど。
みおの横にいる蓮司は。
思っていたより、ずっと普通の高校生だった。
口は悪そうだ。
態度もぶっきらぼう。
なのに。
みおを見るときだけ。
わずかに目つきが変わる。
「……」
凌は静かに観察する。
すると。
蓮司がみおの頭へ、ぽんと手を置いた。
「ちょっ!」
みおがすぐに手を払う。
「髪ぐちゃぐちゃになるじゃないですか!」
離れた場所からでも声が聞こえた。
蓮司が何か言い返す。
みおがまた怒る。
それでも。
二人とも。
その場を離れない。
凌の口元が、ほんの少しだけ動いた。
「なるほど」
みおが惹かれる理由も。
少しだけ。
分かる気がした。
だからこそ。
確かめたくなった。
黒瀬蓮司が。
佐倉みおを。
いったい、どう見ているのか。
◇ ◇ ◇
昼休み。
一年B組。
「佐倉」
教室の入り口から名前を呼ばれ、みおが振り返る。
「あ、一ノ瀬先輩」
凌だった。
その顔を見た瞬間。
昨日のことが蘇る。
顔の横につかれた手。
近すぎた距離。
そして。
――本当に付き合ってみる?
「……っ」
少しだけ頬が熱くなった。
凌は気づいたらしい。
けれど。
何も言わずに、みおの近くまで来る。
「昨日のこと」
「……!」
みおが一気に警戒した。
「学校で言わないでください!」
「まだ何も言ってない」
「絶対あれでしょ!」
「何のこと?」
「とぼけないでください!」
凌が少し笑った。
「冗談だって」
「二度と思い出させないでください!」
「分かった」
「本当に?」
「たぶん」
「信用できない!」
頬を膨らませるみおを見て。
凌が、また少し笑う。
「今日、一緒に食べる?」
「あ」
みおは少し困った顔をした。
「今日は友達と約束してて」
「そっか」
凌は。
それ以上何も言わず、あっさり引いた。
「じゃあまた今度」
「はい」
「弁当は?」
「今日は一ノ瀬先輩の分ないですよ?」
「知ってる」
「……ちょっと残念そう」
「残念」
即答。
みおが思わず笑った。
「正直ですね」
「また作って」
「余裕あるときですよ?」
「それでいい」
「じゃあ、そのうち」
「楽しみにしてる」
それだけ言うと。
凌は教室を離れていった。
その背中を。
みおの友人たちが無言で見送る。
「……」
みおが嫌な予感を覚えた。
「何?」
一人が言う。
「やっぱり一ノ瀬先輩、みおちゃん相手だと雰囲気違わない?」
「違わないよ!」
「今、完全に弁当催促してたよね」
「この前作ったら気に入ってくれただけ!」
「へえー」
「その顔やめて!」
友人たちが笑う。
みおはまだ。
凌が自分に対して。
かなり意識的に距離を縮めてきていることを。
完全には理解していなかった。
◇ ◇ ◇
放課後。
三年A組。
「蓮司、帰る?」
鞄を肩へ掛けながら、陽翔が聞く。
「先帰れ」
「何かあんの?」
「担任に呼ばれてる」
「また怒られた?」
「違えよ」
真琴が横から口を挟む。
「進路?」
「まあ、そんな感じ」
「珍しく真面目」
「殴るぞ」
「はいはい」
陽翔と真琴は先に教室を出ていった。
蓮司はそのあと、担任と進路について少し話をしてから教室を出た。
朝のうちに、今日は帰りが遅くなるかもしれないことはみおにも伝えてある。
廊下を歩きながら。
蓮司がスマートフォンを確認した。
みおからメッセージが届いている。
『今日は先に帰りますね』
続けて。
『夕飯の買い物して帰ります』
さらに。
『先輩もちゃんとした夕飯食べてください』
「……母親かよ」
そう呟きながら。
口元が、ほんの少しだけ緩む。
蓮司は返信する。
『分かった』
少し考えて。
もう一通。
『カップ麺以外』
送信すると、すぐ既読がついた。
『成長しましたね!』
「何目線だよ」
小さく笑って。
スマートフォンをポケットへしまう。
そのまま二年生の教室が並ぶ廊下を通り過ぎようとしたときだった。
向こうから。
一人の男子生徒が歩いてくる。
かなり背が高い。
黒に近い濃紺の短髪。
すらりとした体型。
見覚えはない。
蓮司は特に気にも留めず。
その横を通り過ぎた。
「……」
数歩。
背後で。
男子生徒の足が止まった。
「黒瀬先輩」
蓮司も止まる。
「……?」
振り返った。
さっきの長身の男子。
「俺?」
「はい」
蓮司が少し怪訝そうな顔をする。
「誰だ、お前」
相手は。
落ち着いた声で答えた。
「二年の一ノ瀬凌です」
「……」
一ノ瀬。
その名前を聞いた瞬間。
蓮司の目つきが変わった。
みおと金曜日に一緒に帰った。
みおの鞄を持っていた。
弁当を作ってもらった。
一緒に昼を食べた。
背が高い。
落ち着いている。
話しやすい。
優しい。
格好いい。
女子からも人気がある。
そして。
みおと同じく。
トランスジェンダー。
「……お前が一ノ瀬か」
凌の眉が、ほんの少し上がった。
「俺のこと知ってるんですね」
「名前だけな」
「俺も同じです」
凌は。
初めて間近で蓮司を見る。
鋭い目。
耳のピアス。
着崩した制服。
確かに。
知らない人間なら。
近づきづらいと思うかもしれない。
けれど。
凌は視線を逸らさなかった。
「何か用?」
蓮司が聞く。
「少し」
「何だよ」
凌は。
わざと少し考えるような間を置いた。
「佐倉のことで」
蓮司の目が。
はっきりと変わった。
「……何」
その反応を見て。
凌の中で。
一つの確信が強くなる。
やっぱり。
黒瀬蓮司は。
みおのことをかなり気にしている。
「別に、大したことじゃないです」
「じゃあ呼び止めんな」
蓮司が再び歩き出そうとする。
凌が、その背中へ言った。
「昨日、佐倉と二人で昼食食べました」
蓮司の足が止まる。
「……」
凌は続けた。
「街で偶然会って」
「だから何だよ」
「楽しかったです」
「……そう」
露骨に。
声が低くなる。
凌は、その変化を静かに見ていた。
まだ。
少し足りない。
「佐倉」
凌が続ける。
「学校より私服のほうが可愛いですね」
「……」
蓮司の眉間に。
はっきりと皺が寄った。
「知ってます?」
「……何が言いてえ」
「別に」
凌が少し笑う。
「俺は思ったこと言ってるだけです」
「……」
「黒瀬先輩は?」
「何が」
凌の視線が。
まっすぐ蓮司へ向く。
「佐倉のこと」
「……」
蓮司の目が、凌を射抜いた。
「お前に関係ねえだろ」
「ありますよ」
「何で」
凌は迷わない。
「俺、佐倉のこと気になってるんで」
「……」
廊下の空気が。
一瞬で変わった。
蓮司は何も言わない。
凌も。
視線を逸らさない。
「それで」
凌が続ける。
「黒瀬先輩が佐倉をどう思ってるのか、ちょっと気になっただけです」
「だから」
蓮司の声が低くなる。
「お前に関係ねえ」
「じゃあ」
凌は。
さらに一歩踏み込んだ。
「俺が佐倉と付き合っても関係ない?」
「……」
蓮司の手が。
わずかに握られる。
凌は見逃さなかった。
「昨日」
「……何だよ」
「佐倉に、『付き合ってみる?』って聞いたんですよ」
蓮司の目が鋭くなる。
「……何?」
「冗談ってことにしましたけど」
「……」
凌は。
ほんの少しだけ。
口元を上げた。
「佐倉、すごく可愛かったですよ」
その瞬間。
蓮司の身体が動いた。
一歩。
前へ出る。
右手が。
凌の胸元へ伸びかけた。
ほんの一瞬。
昔の癖だった。
頭で考えるより早く。
腹が立てば、身体が前へ出る。
「……」
凌は。
逃げなかった。
それどころか。
静かに蓮司を見る。
「殴りたいなら」
一言。
「殴ればいいですよ」
蓮司の手が止まった。
「……」
「俺は避けません」
蓮司の拳が。
わずかに震える。
頭に血が上がっていた。
だから。
その言葉は。
考えるより先に出てしまった。
「……俺は女は殴らねえ」
「……」
言った瞬間。
蓮司自身が。
しまった。
と思った。
凌の表情から。
わずかに笑みが消えた。
声を荒らげない。
怒鳴りもしない。
ただ。
蓮司をまっすぐ見る。
「そうですか」
「……」
「俺を女として見るんですね」
「違っ――」
言いかけて。
蓮司は止まった。
違う。
そう言い切れるのか。
凌は男だ。
本人がそう生きていることも。
男子生徒として学校生活を送っていることも。
自分は知っている。
それなのに。
今。
腹が立った瞬間。
出生時に女性として扱われていたという情報を理由に。
自分は。
「女」と口にした。
「……」
何も言い返せない蓮司へ。
凌が静かに言う。
「黒瀬先輩」
「……」
「そんなこと言う人には」
一拍。
「佐倉は、ふさわしくないと思います」
「……」
蓮司の目が。
ほんの少し揺れた。
凌に言われたからではない。
自分自身に。
腹が立った。
みおがトランスジェンダーだと知ったとき。
自分は何も変わらなかった。
今も女だろ。
本人がそうなんだろ。
それでいいじゃねえか。
本気で。
そう思っていた。
だから。
自分は分かっているつもりだった。
けれど。
さっきの一言で。
その自信を。
自分自身で崩した。
「……クソ」
小さく。
蓮司が吐き捨てる。
凌は。
その反応まで見ていた。
自分の言葉がまずかったと。
ちゃんと気づいている。
それでも。
ここで引くつもりはない。
「俺は」
凌が口を開く。
「佐倉のこと、もっと知りたいと思ってます」
蓮司が顔を上げた。
「一緒にいたいし」
「……」
「俺のことも、もっと知ってほしい」
その目に。
冗談はなかった。
「だから」
凌が。
少しだけ口元を上げる。
「佐倉は」
「……」
「俺がもらいます」
蓮司の眉が跳ねた。
「……は?」
「宣言しときます」
「てめえ――」
蓮司が一歩前へ出る。
凌も。
退かなかった。
二人の距離が。
一気に縮まる。
蓮司が低い声を出した。
「佐倉は物じゃねえぞ」
「分かってますよ」
「じゃあ『もらう』とか言うな」
「黒瀬先輩が反応すると思ったから」
「……煽ってんのか」
「最初から」
凌は平然と答えた。
「黒瀬先輩の気持ち、確かめたかったんで」
「……」
「十分分かりました」
蓮司の拳が。
もう一度。
強く握られる。
凌の目も。
初めて少しだけ鋭くなった。
夕方の廊下。
二人の間だけ。
明らかに空気が違っている。
まさに。
一触即発。
そのときだった。
「……お前たち」
声がした。
二人が同時にそちらを見る。
廊下の向こう。
書類を抱えた怜央が立っていた。
「何をしている」
怜央の視線が。
蓮司。
凌。
そして。
異様に近い二人の距離へ順番に向く。
ゆっくりと近づいてくる。
「黒瀬」
「……何だよ」
「また喧嘩か?」
「してねえ」
「その顔で?」
「まだな」
怜央の眉が動く。
「『まだ』と言ったな」
「言葉の綾だ」
「信用できると思うか?」
今度は。
凌へ視線を向ける。
「一ノ瀬」
凌が少しだけ驚いた。
「俺のこと知ってるんですか」
「名前と顔くらいはな」
風紀委員長として。
学年をまたいで目立つ生徒の顔くらいは把握している。
「何があった」
凌は数秒考えた。
「話してただけです」
「……」
怜央は。
蓮司と凌を交互に見る。
当然。
まったく信じていない。
「話している人間が、その距離で睨み合うか?」
「俺は睨んでません」
凌が答える。
「こいつが――」
蓮司が口を開く。
「黒瀬」
怜央が遮った。
「ここでやるな」
「何もやってねえ!」
「なら離れろ」
「……」
蓮司が舌打ちする。
凌も。
素直に一歩下がった。
怜央は二人を交互に見る。
「事情は知らないが」
少し間を置いて。
「校内で揉め事を起こしたら、二人とも風紀委員会で話を聞く」
「俺は別に」
凌が鞄を持ち直す。
「帰るところだったので」
蓮司が睨んだ。
「逃げんのか」
凌が少し笑う。
「逃げませんよ」
そのまま。
蓮司の横を通り過ぎる。
すれ違いざま。
凌が。
蓮司にだけ聞こえる声で言った。
「さっきの宣言、本気ですから」
蓮司の目が動く。
凌は振り返らない。
そのまま。
廊下の向こうへ歩いていった。
「……」
蓮司は、その背中を見送る。
怜央が隣で尋ねた。
「一ノ瀬と何があった」
「……何でもねえ」
「お前の『何でもない』は信用できない」
「うるせえ」
蓮司も反対方向へ歩き出す。
怜央がため息をついた。
「黒瀬」
「何だよ」
「手を出すなよ」
蓮司の足が。
ほんの少しだけ止まった。
「……出さねえよ」
今度は。
低い。
でも。
本気の声だった。
そのまま蓮司も去っていく。
一人残された怜央は。
二人がそれぞれ消えていった廊下を見て。
眼鏡を軽く押し上げた。
「……佐倉か?」
誰に聞かせるでもなく。
小さく呟く。
だいたい。
察していた。
◇ ◇ ◇
校舎を出た凌は。
夕方の空を見上げた。
黒瀬蓮司。
想像していた通り。
いや。
想像以上に。
みおを強く意識している。
ただし。
本人だけが。
まだ、それを真正面から認め切れていない。
「……」
凌は少しだけ笑った。
強い相手だと思う。
みおの中には。
すでに蓮司と過ごした時間が積み重なっている。
毎朝の通学路。
弁当。
夕食。
雨の日。
何でもない会話。
そういうものは。
今の凌には、まだない。
でも。
だからといって。
諦める理由にはならない。
「佐倉が決めることだ」
小さく呟く。
最後に選ぶのは。
黒瀬でも。
凌でもない。
みお自身だ。
だから。
自分は自分のやり方で。
正面から近づく。
それだけだった。
◇ ◇ ◇
一方。
校舎の反対側。
蓮司は一人で階段を下りながら。
さっきの言葉を。
何度も思い返していた。
――俺は女は殴らねえ。
「……クソ」
苛立っているのは。
凌にではない。
自分にだった。
みおのことは。
ずっと自然に女として見てきた。
なのに。
凌のことを。
男として扱えなかった。
少なくとも。
あの一瞬は。
それでは。
結局。
自分に都合のいいところだけ。
「分かってるつもり」だったのかもしれない。
「……」
蓮司は拳を握った。
そして。
もう一つ。
頭から離れない言葉がある。
――佐倉は俺がもらいます。
「……誰が」
思わず。
声に出た。
その場で。
足が止まる。
「……」
誰が。
何だ。
みおは。
自分のものではない。
付き合ってもいない。
好きだと。
言ったことすらない。
それなのに。
凌から。
「俺がもらう」
そう言われた瞬間。
腹の底から。
嫌だった。
「……」
一緒に帰るのが。
嫌だった。
弁当を作っているのも。
嫌だった。
凌のことを格好いいと言うのも。
話しやすいと言うのも。
全部。
気に入らない。
「……俺、何やってんだ」
蓮司は額へ手を当てた。
一ノ瀬凌との初対面は。
最悪だった。
そして同時に。
黒瀬蓮司が。
これ以上。
見ないふりをして逃げ続けることのできない感情を。
真正面から突きつけられた瞬間でもあった。
【一ノ瀬 凌】
■学年
高校2年生
■所属
桜羽学園高等部・2年生
■性別
男性
トランスジェンダーの男子。
出生時に割り当てられた性別は女性で、性自認は男性。
■外見
黒に近い濃紺の短髪と、涼しげな瞳が特徴。
長めの前髪が自然に顔へかかり、整った端正な顔立ちをしている。
すらりとした細身の体型で、落ち着いた雰囲気と相まって、どこか王子様のような印象を持つ男子高校生。
制服はネイビーのブレザーに白シャツ、ストライプ柄のネクタイとスラックス。
制服は比較的きちんと着ているが、堅苦しすぎない自然な着こなし。
全体的に清潔感があり、静かで大人っぽい雰囲気を持っている。
■性格
落ち着いていて、物静かな性格。
必要以上に騒ぐことはなく、自分の考えをきちんと持っている。
言葉選びが上手く、相手の気持ちをよく見ながら話すタイプ。
自分の考えを押しつけるのではなく、相手の反応を確かめながら自然に距離を縮めていく。
静かな印象とは反対に、言いたいことを曖昧にせず、必要なことはきちんと言葉にする。
人の気持ちを理解することに長けているが、「自分と似た境遇だから全部分かる」と決めつけることはせず、一人ひとりを別の人間として見る。
普段は穏やかだが、ときどき少しからかうような笑い方を見せることもある。
■趣味
読書。
カフェ巡り。
ピアノ。
静かな場所で本を読んだり、一人でゆっくり過ごしたりすることを好む。
落ち着いたカフェを探すことも好きで、騒がしい場所よりも静かで居心地のいい空間を好む。
ピアノも弾くことができ、音楽に触れる時間を大切にしている。
■特技
文章を書くこと。
自分や相手の気持ちを言葉にすること。
漠然とした感情を整理し、分かりやすい言葉へ置き換えることが得意。
相手がうまく言葉にできない気持ちにも気づき、それを急かさず受け止めることができる。
■学校での立ち位置
物静かで少しミステリアスな雰囲気を持つ高校2年生。
落ち着いた態度と整った容姿から、自然と周囲の目を引く存在。
特定のグループに強く属するタイプではなく、誰とでも必要な時には自然に会話する。
クラスメイトや先生とも丁寧に接しており、周囲からの信頼も厚い。
昼休みや空き時間には、図書室などの静かな場所で過ごしていることも多い。




