第1話 転生の裏側
この物語はフィクションです。
登場する人物、団体、名称は架空のものであり、実在のものとは関係ありません。
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第1話 転生の裏側
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体内で魔力をグルグル回していると、酔った。
ビックリするほど、気持ち悪い。
俺はてっきり痛いと思っていただけに、予想外の驚きだ。
まあいい。
どうせ今は起きていてもやることはこれくらいしかないのだから。
なぜかって?
それは、俺が赤ん坊だからだよ。
そうそれ、転生ってヤツ。
しかも異世界転生。
前世の記憶を持って転生だから、知識チートと思うでしょ?
そんなに簡単じゃないよ。
だって、俺はそういった知識なんて持ってないから。
ライトノベルを読んでいた時期はあったけど、そこまでのめり込んでいなかった。
そんなわけで、今はとりあえず魔力操作のレベルアップを目指している。
なんで魔力操作があることを知っているかって?
話せば長くなるんだけど、女神様に会っているからだね。
女神様はとっても綺麗な金髪碧眼の人(神)だった。
なんで俺が転生とか、と思ったよ。
そしたら、俺の魂が転生先の世界に適合しているからと言われた。
適合率が低い魂だと、記憶を引き継げないらしい。
俺はその点で当たりを引いたようで、記憶を引き継げている。
そんなわけで、美人女神様から俺は2,000ポイントをもらった。
そのポイント内で好きなように自分の魔法属性や魔力、スキルを決めていいと言われたんだ。
絶対条件は、魔法属性を最低1つ選ぶこと。あと、魔力は最低10ポイント。
この2つの条件さえクリアすれば、スキルはなくてもいい。
つまり、俺が転生する世界は、魔法が重要視されているというわけだね。
魔力のことで、女神様に聞いた話をまとめると、こうなる。
・魔力の上限は999
・魔力が600以上で、宮廷魔法使いになれるかも
・魔力が400以上で、貴族家に仕えることができるかも
・魔力が200以上あれば、多少は魔法が使える
・魔力が100以上は、雑魚
・魔力が99以下は、クソ雑魚
・魔力は魔法の使用回数と、威力を示すパラメーター
まさか金髪碧眼美女(女神)が、クソ雑魚とか口にするとは思っていなかった。
俺がもらったポイントを800くらい魔力に振れば、俺は勝ち組になれるだろう。
宮廷魔法使いとして、生活に困らない収入を得るわけだ。
あと、魔法属性も大事みたいだね。
・基本属性(500ポイント消費)は、火・水・風・土・金
・上位属性(700ポイント消費)は、氷・雷・回復
・最上位属性(900ポイント消費)は、光・闇
・他にも色々な属性があるが、発現は稀
・魔法属性は複数あると、結構貴重がられる
闇属性は使える属性なのだけど、あまりお勧めされなかった。
なぜかというと、イメージが悪いそうだ。
昔、巨大な犯罪組織を築いた人がいた。
犯罪王的な人だ。
その犯罪王が持っていた属性が、闇なんだよ。
だから、為政者は闇属性を持っている子供が現れると、警戒するわけ。
まあ、闇属性は魔力消費が多いみたいだから、魔力が400未満であればそこまで危険視されることはないみたい。
そんなわけで、俺は色々な角度から脳内シミュレーションをした。
魔力を800ポイント、基本属性の火に500ポイント、上位属性の雷に700ポイント、合わせて2,000ポイント。
女神様は王道の選択だと言う。
だが、これでいいのか?
俺はいつからそんな敷かれたレールの上を歩くヤツに成り下がったのか!?
いつも自分の思うがままに生きてきたじゃないか。
他のヤツと一緒で何が楽しいのか。
そこで俺は女神様に聞いた。
「魔力が低くても、それを補って余りあるスキルはないですか?」
「……あるわ」
女神様は瞠目してから、そう答えた。
どうやら、そういった頭のおかしなヤツ用の、隠しスキルがあるらしい。
頭のおかしなヤツって俺のこと? まあ、否定はしないけどさ。
そんなわけで、俺は選んだ。
・《魔法消費魔力10分の1》(800ポイント消費)
・《魔法効果10倍》(800ポイント消費)
・《身体強化I》(50ポイント消費)
・《魔力操作I》(200ポイント消費)
これで合計1,850ポイント。
残りは150ポイント。
この時点で魔力が雑魚になっている。
だが、これでいい。
あとは魔法属性を残すだけ。
魔法はどれも高額(高ポイント)だ。
この残りポイントで取得できるものは……。
「よし、これだ!」
・結界魔法(40ポイント消費)
そんなわけで、残りポイントは110。
110ポイントはそのまま魔力に。
これでよし。
「本当にこれでいいの?」
「はい。問題ないです」
魔力は110ポイントで雑魚だが、俺には《魔法消費魔力10分の1》がある。
単純言えば、魔力が1,100ポイントあるということになる。
それに《魔法効果10倍》もあるんだ。
消費ポイントが少ない結界魔法でも、十分にやっていけるはずだ。
というわけで、俺は転生した。
そんなわけで、《魔力操作》をして気持ち悪くなったので、寝るよ。
また明日ね。
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