知りたい訳
ふと、目が覚めると…
「……知らない天井だ…、」
目を開けると知らない天井があった…と言うのは嘘で、ここはシノの部屋だ、あれー昨日までの記憶が無い、まぁ頑張って思い出しますか!
えっとー、確かシノと………シノが俺を布団に投げ飛ばして、それで確認して…最初は俺がリードしてんだけど…最終的には俺は…俺はぁ…
最終的の結論を言うと………襲われました!
「はぁ…、記憶が無いと思えば、絞り尽くされて気絶したと言うことか…情けねぇなぁ俺」
多分最後の方は「あ、もう止めて…」とか「もう限界です…」とか「もう止めて!死んじゃう…」とか言ってた覚えがある、その度にシノは「うふふ、だ~め…まだ出せるでしょ?」って言われた…ドSかな?
ふと隣を見ると…グッスリ眠っているシノがいた…いつもは寡黙キャラなのに…まぁいっか
「……寝ているときは安心だろう、今の内に外に出てようかな?」
そんなことを思ったが…今は離れたくないので、俺は二度寝をすることに決めた
なにやら俺を呼ぶ声がする…俺は眠すぎて起きる気になれないので、無視をしていると、次は体を揺らされた、流石に無視できないので俺は目を開ける、
……そこに居たのは天使だった……
いやまぁ、居たのはシノなんだけどね!
「ん…んぁあ…おはよう…シノ」
「おはよう…カズマ」
はっきり言って、挨拶はそんなに好きじゃないのだが…まぁ、おはようは朝の始まりって言うしね!
それともう一つ、シノに質問したいことがある…それは……
「所でシノさん?これは一体何ですか?」
何で俺の腕に、手錠がしているんですか?
俺が質問するとシノは
「逃がさない……ため?」
何で疑問系なんですかね、それとこの手錠めちゃくちゃ硬いんですけど、半分くらい力を入れてるのに、びくともしないぜ…
「ふふ…今なんでこんなに硬い手錠を持っているのだろう…と思ったでしょ」
なに?俺の周りの人は皆エスパーなの?
「それは残ったオリハルコンとミスリルを合金化させたやつだから…そう簡単には…壊れないよ?」
えぇ…どうしてそんな物に貴重なオリハルコン使っちゃったの?
「それは逃がしたくない物を逃がさないためだよ…」
もう心を読むのは良いから…マジで止めて…
「取り敢えず…それで俺を拘束して何をする気なの?返答によっては、こいつを壊すよ」
俺は呆れた風に言った…だって俺には硬いだけの物なんて効かないぜ…まぁ不壊属性がついていたら無理だけど
「何をするかって…それは昨日の続きだよ…まだ…私は満足してないもの…」
は…ははっ…これ、本当に俺死んじゃうんじゃないの?
「流石にこれ以上出したら死ぬよ、俺?」
「大丈夫…まだそんなのじゃ死なないよ…」
いや、マジで死んじゃうから…マジで死んじゃうのでここは逃げさせて貰う!
「いや、本当に死ぬので、逃げさせて貰う!」
言うと同時に俺は能力を発動させる、その能力は破壊と創造を司る、この能力はそこらの操るとか使う程度じゃない、司るだ、だから俺はこの二つに関しては神と同じくらい使えると思う、まぁ簡単に言えば、俺には神の才能があると言うことだな…でもまぁ本質は違うんだけどな!
そんな事を思っている間に手錠の破壊が出来た、シノはもの凄く驚いている、ふふ、では逃げさせて貰おうか!
「そんな訳で逃げさせて貰う!、さらば!、……出来れば頭冷やしてね!」
そう言うと俺は窓から飛び降りた…もちろん窓を開けてからね!
「!?まって…」
最後にそんな声が聞こえたが…本当に死んじゃうので逃げる…チキンとは言うなよ!
町に逃げてきて、取り敢えずギルドに来てみた…まぁ暇なんでね
「ギルバート~聞いてくれよ~俺のな、俺の嫁が襲ってくるんだよ!助けてくれぇ」
俺はギルバートに相談に来ていた…仕方ないじゃん…俺、仲良い人があんまりいないんだもの…
「うーん…僕には何にも言えないかな?そんなときこそギルドでクエストを受けるんだよ!そうしたら鬱憤晴らしにはなるんじゃないかな?」
確かに…一理ある、ついでに遠出するクエストだったら襲われないで済む可能性も有る…
「ギルバート…いいセンスだ…」
「ありがとう…それで、何のクエストを受けるんだい?」
そうだなぁ…なるべく俺を楽しませてくれると嬉しいんだけどな
すると俺はある一つの依頼が目に映った、それは……
〈ドラゴニア帝国の王と試合をして欲しい…出来れば死ぬ覚悟も出来てると好ましい〉
この依頼に思ったことは三つ…まず報酬が凄いこと…白金貨1000だってよ…高!?
次に何故死ぬ覚悟がいるのか…最後にその王は強いかどうか…
もし…もしもその王が強かったら…
そう考えてしまった…でもどうせ期待はずれの結果になると思うと少し悲しくなる…それと同時に強くて欲しいという願望もある…
でも俺はやっぱり信じてみようと思う…まだ、…まだ俺の希望は残っているって
「ギルバート…このクエストを受けたいんだが良いか?」
ギルバートは俺の依頼書を見ると、目を見開いて
「このクエストは危険だ…止めといた方が良い…」
そう言ってきた…何故だ?
「このクエストはSSSランク専門なんだ…はっきり言ってヤバイ…受けた人達は皆病院送りにされて行ったよ…たったの一発でね」
その言葉を聞いた瞬間、俺の血が騒いだ…早く行けと、今度は大丈夫だと
俺はその本能に従って言う…
「いや、俺はこの依頼を受けるよ…てか受けさせてくれ、頼む!」
俺の言葉を聞くと、ギルバートは
「はぁ…仕方ないなぁ…これで貸し一つだぞ…」
「ありがとう!ギルバート!」
「君の実力だったらもしかしなくても竜王に勝てると信じているよ」
やっぱり最高だぜ!ギルバート
俺は今後の予定が決まったのでわくわくしながら家に帰った…まぁその後にシノがいて…襲われそうになったけど華麗によけたぜ
でも最後にギルバートが変なことを言ってたなぁ……確か…『君にあの亜竜種の王が倒せるかな?彼は龍人種の中でも最弱の種…亜竜種であるのに龍人種最強の地位に座った男だ…一筋縄ではいかないだろうなぁ』
そんな事を呟いていた、まぁ俺は知りたいだけだからな…俺と同じ領域にいるかどうかを…そんな事を思いながら、俺は眠りについた




