閑話 龍人種の国
すみません、次章行けませんでした…でも次はちゃんと次章なので安心して下さい!
ここは龍人種の国…名前をドラゴニアと言う、この国には一人の門番がいる…
「あ~疲れたぁ…もう働きたくないなぁ、どうして俺だけ居残りで門番させられるんだよ!本当にふざけんな!何だ?俺が亜竜種だからか?…確かに、亜竜種は龍人種の中でも最底辺と言われる種だが…俺はそこらの龍人種より強いぞ!こんちくしょー!」
この若者の名前はヴァーン、親が他界してから仕方なく仕事をしている若者だ、生きて行く中には絶対に金が必要、だけど金を貰える以前に、この若者は苛立っていた、何故なら
「何でこの国最強の騎士様を倒したのに俺は門番なんてやっているんだ?普通は騎士とかになるだろ!…ま、どうせこの亜竜種がこの国最強の騎士様を倒したら問題になるから、問題にさせないために門番にしたんだろうが…やはり納得出来ねぇなぁ…」
確かにこの国最強の騎士を倒したら問題になる…何の問題だと言うと、他国に、最強の騎士がただの亜竜種に倒された、と言う感じに見られる、戦闘能力が弱い国と見られる訳だ…そんなことになったら直ぐにこの国は落とされてしまうだろう、だからこの情報を隠すために、俺を門番にした…はぁ、つまり弱く見られたくないから、仕事は門番をやれ、異論は認められない、と言うか認められなかった…俺絶対に騎士様より強いのになぁ
そんなことをぐちぐち言いながら俺は真っ黒い夜空を見る…いや、真っ黒ではなかった、空に映る無限の星々が光り輝いているな…
「すいません?あなたがヴァーン様ですか?」
不意に後ろから声を掛けられる、いや普通に気配で分かっていたけれども
「私が、多分そのヴァーンと言う人物で合っていますよ」
と後ろに振り返りながら言う…だが後ろにいたのは……
「って王女様じゃないですか、どうしてこんな場所に?言っちゃ何ですけど、ここには俺以外誰も居ませんよ?」
「いえ…私が探して居たのはあなたですから」
「へぇ…それで?王女様が俺に何の用ですか?俺には心当たりが無くも無いんですけど…」
心当たりは一応ある…それは、騎士様を倒した事だ、まぁ騎士様を倒すまでに使った時間はコンマ1秒位だから仕方ない、いくら動体視力の強い龍人種でも、コンマ1秒内で相手を倒し、そして元いた場所に戻る、こんな早業を見切れる人は早々居ないだろう…
またも関係ないことを考えていると、王女様が言葉を発した
「いえ、あなたに頼みがありまして」
「へ?俺に頼み?俺が何か出来るんですか?」
本当にビビった、何故なら、王女様がたかがこの国最強の騎士を倒した亜竜種に頼みがあると言うのだ、驚かない訳がない
「これはあなたにしか出来ないことです、私があなたに頼みたい事は……」
王女様は少し間を開けて言った…
「あなたを、私の近衛騎士に任命したいのです!」
「……………へ?」
一瞬全ての物がフリーズした………
所変わってここは王宮、王女様とかいろんな偉い人が居る場所だ…え?俺があの時何を言ったかって?それは……
「あの、結構断りたいんですけど、切実に」
そう、俺は一回断ったのだ、この頼みを、だって絶対に面倒な事になるんだもん、やだよー
「そこをどうにか!お願いします!」
えぇーここで食い下がってくる?普通は「はい…そうですか、それは残念です」って事にならない?ならないか
「えぇ…どうして俺なんですか?俺は戦闘能力だけが取り柄のしがない亜竜種ですよ?」
本当に、俺は戦闘能力しか自信が持てない、いや、あともう一つぐらいはある、それは…実はちょびっとイケメンなのだ!、俺の容姿は段階で言うと上の中位、まぁまぁイケメンなのだ…まぁ今は関係ないか
「……あなたは、この国の法律をご存じですか?」
この国の法律?ナニソレ美味しいの?
「その顔から見て、知らないでしょう、この国の法律の一つに、こう書かれています〔王族は強者を伴侶とする〕それともう一つ、〔王族の伴侶は数年間、近衛騎士をする、その後に結婚を発表せよ〕と言う物があります、ですので、あなたには数年間、近衛騎士をして貰って、その後に私と結婚して下さい」
えぇ…知らないよそんなの、そんなの知ってたら……多分同じ動きをするだろうな
すると、ある一つの疑問が生まれた、これが合っていたら俺は多分近衛騎士の引き受けるだろうなぁ
「すいません、つまり?あなたは俺のことが好きなんですか?」
男は度胸!何にでも直急に言うものさ!…これは親父から教えて貰った言葉なんだよねぇ
「……あの…その………そ……そうです…………」
顔を真っ赤にさせて言う王女様…かわえぇぇぇぇ、なんだよ可愛すぎかよーー
「……なるほど…その頼み事、引き受けた!」
まぁ女の子がしてくれた告白だし?それに応えるのが、男だよね!
「俺の名前は知ってるだろうけどヴァーンだ…済まないが、名前を教えてくれるか?実はこの国には来たのは一年前なんだ、だからこの国についてよく知らない、だから王女様の顔は分かっても名前が分からないのだ、済まないなぁ」
「いえいえ、大丈夫ですよ、それで私の名前は、ヴァル・フォン・ドラゴニアです!これからよろしくお願いします!未来の旦那様!」
と言うのがこれまでの経緯だ、まぁそれで今は王宮にいる、今俺がしないといけないのはお義父さんに合うことだ…まぁなんとかなるだろ!
この三年後とある国で結婚式が行われた…新郎の年齢は18歳、新婦の年齢は16歳、この話がカズマと関係してくるのは、もう少し後の話である…




