試作
僕は今日から基地で住むことになった。
住む事にはなったがまだ適合者であることは1部の人間以外には秘密であった。
戦闘器の開発担当は僕と話すのが楽しいらしく色々質問してくる。
「戦闘器の大きさを今の2倍死しても飛べそうか?」
「飛べるとは思いますが多分速度は落ちますね」
「そうか……君も言っていた武器を付けると武器と弾薬と燃料で2倍近くの広さが必要かと思ったのだがな」
「僕なら飛ばせますよ。燃料要らないみたいだし」
「発動機に関してはどうだ?」
「出力が弱そうですね。もう少し大きくしたら大型機も出来るのではないですか?」
「発動機を大きくして武器を積む……これは楽しそうだ」
「そうですね」
「試作機体に少し大きいのが有る。それに発動機を二つ付けて銃も搭載してみよう」
「そんな事できるのですか?」
「試作機だから色々可能性を確認しないとな」
「それって僕が飛んでも良いのでしょうか?」
「君以外誰が飛ばせる?」
「……無理なんですか?」
「無理だな。皆今の機体でも魔石の燃料が無いと離陸も出来ない」
「魔石ってどのような物なのですか?」
「敵が持ってる魔力の入った石なのだが、敵を倒さないと手に入らない。我が国では昨日まで空襲など無かったから魔石は全て輸入されたもので非常に高い。だから君が昨日魔石を手に入れてくれて国としては大変助かっている」
「少しでも役に立ったのなら嬉しいです」
「と言う事で明日には改造した機体が出来る……飛んでみたいか?」
「飛びたいです!」
「ただ一つだけ言いたいのは機体は壊しても良いが発動機だけは持って帰ってくれ。あれはまだ我が国では作れないのだ。今構造を解析しているがもう少し時間がかかりそうだ」
「分かりました」
「明日は試作機の試験飛行か……久しぶりに楽しみだ」
この日はその後自室で勉強してから早目に寝た。
翌日起きると基地に少し大きな機体がとまっていた。
僕は朝食を食べると基地の人に呼ばれて新しい機体に乗せてもらえた。
「これ発動機が2つもついているが大丈夫か?」
「出力を下げたら大丈夫だと思います」
「それと燃料をまだ積んでないみたいだが……」
「燃料は不要です」
「そうか……貴重な機体を壊さないように頼む」
「分かりました」
その時無線から声が聞こえた
「こちらは基地だが離陸は出来そうか?」
「はい大丈夫だと思います」
「今機体から皆離れた。好きな時に離陸してくれ」
「分かりました」
僕は機体が空を飛ぶことを想像した……その瞬間恐ろしい速さで上昇した
「こちらカケル飛行に成功しました。銃の試射は出来ますか?」
「この先に海が有るそこまで行ってくれ」
「分かりました」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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