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冴えない中年営業マン、異世界へ転生する++  作者: 4ris4k4
~第一章~中年は異世界へいざゆかん
35/78

いらっしゃいませ~いらっしゃいませ~

※閲読頂きましてありがとうございます!

※感想文頂いた方ありがとうございます!

※誤字報告頂けた方ありがとうございます!ページ数が多くなるとミスも増えてしまい、大変助かりました!

~市場にて~


「いらっしゃいませ~いらっしゃいませ~」


敢えて抑揚のない声で、道行く人々に声を掛ける。


4回目の出店だが、石鹸の在庫は前回の在庫と今回の生産分を合わせて92個にまで膨れ上がった。4回目にして既に売れ行きは鈍化しているので、今週は追加生産する必要はないだろう。


「おい、なんかあんまり売れなくなってきてねえか?」


アルバンも感じたのかそう話しかけてくる。


「その通りだ。まあ売れなくなるのは想像してたから問題は特にないよ。ただ石鹸は必需品だ、1人1個でも20日前後で使い切るのだから、一気に売れることはなくてもボチボチ売れる。ただ、モノが沢山あるから、今週は領主様向けの石鹸以外は作らなくても大丈夫だ」


「そうか、それならいいんだがよ」


「まああまり売れないだろうが、だからといって店を閉める訳にもいかない。こういうのは客を固定化するために、定期的に店は出さないといけないんだ」


「俺にはそんな小難しいはなしは分からんが、とりあえずエロワの言うとおりにしれれば良いんだな」


「ああ、信じてくれ」


「おうよ」


「やあ、少年よ」


そんな話を横にいるアルバンと会話していたら、ふと声を掛けられた。


真正面に顔を動かすと、そこには今朝会った女騎士様がいた。


「ああ、今朝方の騎士様ですか?」


「そうだ、思ったよりも再会が早かったな少年よ」


「ええ、そうですね。まさか騎士様が市場に現れるとは想像もしませんでした」


「うふふ、そうかね。ただその土地を知るならその土地の市場を訪れるのは有用な事だと思うがね」


「確かに、物流状況や、特産品、貧富具合が如実に表れますもんね」


「、、、これは驚いたな。君は本当に農民の子供なのかね?」


「ええ、しがない農民の子供です」


「まあ、あんまりこれ以上このやり取りを続けても実りは無さそうだな。改めまして、私は聖ワラ騎士団のシャルロット・フーシェだ」


「教会関係の方でしたか。私奴はエロワと申します。この横にいるのが友人のアルバン、そして妹のクロエです。」


いきなり騎士様に自分たちを紹介されあたふたするアルバンとクロエ。


「ああ、よろしく。ところでエロワはここで何を売っているのだ?」


おおっと、これはいきなり商機到来!まとめて買って貰おう!


俺はそうおもい慇懃に説明を始める。


「こちらは石鹸というもです。私たちが作りました」


「ほお、石鹸とな。それは何に使うのだ」


「百聞は一見にしかず、実際にお試しされた方が早いでしょう。ささ、こちらに(おけ)がございますが、手を出してください。」


そういって柄杓(ひしゃく)で水を(すく)う。


「あ、ああ。こんな感じか」


「はい、ではお手に水を少々掛けさせて頂きます」


そういってお手に水を掛けさせて貰う。美人の手に水を掛けるとかちょっとドギマギしてしまう。


「それから、この石鹸を両手で包み込んで5,6回手のひらの中で回してください」


「こうか?」


「はい、では石鹸は回収させて頂きまして、そのまま両手を裏表まんべんなく両手でこすり合わせてください」


「うむ、こんな感じで良いか」


「はい、十分でしょう。では手に着いた泡を水で洗い流させて頂きますね」


「ああ」


そういって柄杓の水で手の泡を洗い落としていく。


「それではこちらの手拭いで手を拭いてください」


「うむ、ありがとう」


「ぬぐい終わってどうですか? 手の感じは」


「ん?おお、凄いな。手がキレイになったぞ?」


「はい、これが石鹸の使い方です。この石鹸は基本的になんにでも使う事ができます。この石鹸で髪とかを洗えばすっきりしますよ」


「おお~それは良いな!仕事柄、各地を移動するが、どうにも汗をかいたりするからな。暑いとどうにもべとついて不快に感じていたのだ」


「はい、これは衣服を洗うのにも使えます」


「そうなのか、それは凄いな。で1個いくらするのだ?」


「はい、こちら1個銅貨10枚となります。」


「ふむ、では20個ほど貰おうか、従者のものどもにも買って行ってやろうとしよう」


「はは、ありがとうございます。余計なお世話でなければ後ほど、教会に持って行きますがいかがでしょうか?」


「おお、それは助かる。何も入れるものを持ってきていないからな」


「いや良いものを買った。礼を言うぞエロワ」


「いえいえ、何をおっしゃいますかご購入いただいたのは私奴なのですからありがたい限りです。」


「うむ、ではもう行くとしよう。ではまたな」


「はい、お気を付けて」


そういってシャルロット様は元来た道を戻っていった。


「よっしゃ一気に売れたな?」


「うん、お兄ちゃん凄いよ!」


「お前、騎士相手に物怖じもしないとかすげえな!」


「慣れだよ慣れ」


「どっか慣れるようなタイミングあったっけ!?」


その後、ぼちぼち石鹸は売れ最終的にシャルロット様が購入した分と、そのほかのお客様が購入した分併せて36個が売れた。








----------俺の金融資産----------

期初-銅貨:+220枚

期中-銅貨:+134枚

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期末-銅貨:+354枚

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----------俺の棚卸資産----------

ただの石鹸(20gタイプ):56個

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