16話 もしかして全部 敵?
で?
なんで紡ぐノートの
主人公とヒロインと
話し合いをしてるのよ?
仮設テントの外
トゥモロー「あんな設定
運営から何の発表も
ないんだけど?」
ファム「物語は勝手に動いている
ログアウトもできないし
もう全部
何が起きてもおかしくないんだよ?」
ミアス「ヴァ―デ編なのに
そのヴァ―デも見てもいないのに
ヴァ―デの進化系とか出てるし」
トゥモロー「で?
その話し合いに参加しようとした私を
なんでファムとミアスは必死に止めたの?」
ミアス「・・・胸に手を当てて
・・・聞いてみて?」
ファム「配信者うるるんに
どんだけバカ正直に話したのかを?」
トゥモロー「・・・あ・・あれは」
ミアス「もう
トゥちゃんは
こういうの参加禁止
もう”トゥちゃん”でいいや!
ただ勝手に命名すんなや!?
テントから出て来た
イエスタデイとヴァリアン
イエスタデイ「トゥモロー?
配信者うるるんと
みんなを集めてくれ」
グレンハム城下町に集まってる
他プレイヤーに説明した
今のログアウトできない現状
それは おそらくリシェルにある
そして
そのリシェルと接触し
この事態を起こしたのが
”ブロークン・ハーツ”の
僕たちであること
ヴァリアン「(・・・ずいぶんとお前も
・・・バカ正直に話したな?)」
うるるん「仕方ないんじゃない?
話を素直に信じると
誰がリシェルってやつと
接触しても
こうなってたんだろうし
”ノート人”も準備してたのよね?
私たち”外側”を
この世界に閉じ込めるための準備を?」
イエスタデイ「そうらしい
そして紡ぐノートの
主人公とヒロインには
話をややこしくしないため
僕が”外側”代表代理になっている」
”勝手に
リーダーしてるのかよ?”
イエスタデイ「それが嫌なら
あくまでも僕は”代理”だ
誰かがリーダーになってくれても」
トゥモロー「誰か
やりたい人は居る?」
”・・・・・・・・”
誰もやりたがらない
先ほど”作者側”にも
襲撃されたばかりだ
みんなの命がかかっている
誰が
娯楽のための遊びで
そこまで責任を
負わなければいけない?
うるるん「”ノーヒット”が
私たちの代表で
いいんじゃないの?」
イエスタデイ「・・・え?」
トゥモロー「もう
そう話が進んじゃったんでしょ?」
ヴァリアン「まとめられる
才能があるのかは知らんが
プレイヤーとしての実力は
トゥちゃんの配信で
知ってるやつも多いんだろ?」
イエスタデイ「・・・」
完全にリーダーを
押し付けられたイエスタデイ
うるるん「じゃあ
きっまり~」
イエスタデイ「(・・・誰かリーダー
名乗り出ると思ったのに)」
僕たち”外側”は
アキの所属する
グレンハム王国に招かれ
城の中で保護された
グレンハム城
ラフィス「初めまして外側の諸君
私がグレンハム王国国王
ラフィス・ザン・ゼネスだ
事情はアキ・ルナフェクトから
聞いて居る」
イエスタデイ「保護してくださり感謝します
僕は外側の代表
イエスタデイです」
ラフィス「外側の首脳陣で話がある
私の部屋に来て欲しい」
ラフィスの部屋
イエスタデイ「・・・協力・・ですか?」
ラフィス「戦力が少しでも欲しいのと
外側の情報提供が欲しい
代わりに私たちが出せる物は
外側の衣食住と保護」
ヴァリアン「最初から
俺たち外側を
利用しようとしてたか?」
メアリー「どちらにせよ
あなたたち外側は狙われるわ
作者側のノート人からも
ウェイバー側のノート人からも
ノート人は
あなたたち外側を
恨んでいる
勝手に私たちの世界に入り込み
好きなように荒らしてくれたのをね」
イエスタデイ「それは僕たちも騙されて」
アキ「運営って呼ばれる何かから
俺たちの世界を提供され
そこで遊んでただけ
俺たちは理解したけど
他のノート人は
理解しようとさえしない
ゲジジェやテネアを見ただろ?」
イエスタデイ「・・・たしかに
話すら聞いてくれないで
僕たちを殲滅しようとした」
メアリー「ウィエバー側は
外側を仲間に誘ったみたいだけど
拒絶したら何をした?」
イエスタデイ「・・・実力行使で
・・・殲滅しようと」
ラフィス「だったら
グレンハム王国に
居を構え協力するのが
得策ではないかね?」
イエスタデイ「・・・」
ラフィス「すぐに返事は出さなくてもいい
ただ考えてくれ?
今日は もう遅い
部屋を用意した
休むといいだろう?」
イエスタデイたちが
部屋に案内され
そこへ向かう
イエスタデイたちが
居なくなったラフィスの部屋で
アキ「最初から
戦力に入れるために接触を?」
ラフィス「それもあるが
不安要素は管理下に置いた方が
監視し易いだろ?」
メアリー「良い人のフリをして
考えることは腹黒いね?
いつから
そうなってしまったのかな?」
アキ「むかしから
ラフィスは
こうだよメアリー?」
メアリー「そうだったわね」
ラフィス「だが
彼ら外側には申し訳ない
ノート人の争いに
巻き込むことになってしまう
深夜 グレンハム城 中庭
イエスタデイ「・・・
・・・何が・・正解なんだ?
・・・答えが・・見えない
イエスタデイ「・・・勝手に
・・・リーダーに
・・・されてしまうし」
プレッシャーが伸し掛かる
イエスタデイ「・・・」
イエスタデイ「・・・・・こんな物のために
MMOを
してたわけじゃないんだけどな
イエスタデイ「・・・どうすれば」
今夜は月が綺麗ですね?
イエスタデイ「え?」
「月でも
眺めていたのですか?」
イエスタデイ「・・・君は?」
「あぁ
申し遅れました私は
バルデ・ルーリィ
ハースネン直属の部下
イエスタデイ「・・・会った事
・・・あったっけ?」
バルデ「あら?
わかりづらかったかな?
じゃあ
ウェイバー側と
言えば良かった?
イエスタデイ「・・・え?」
脇差を抜き
瞬時に襲いかかられた!!
バルデ「瞬時に距離を取り躱し
私を観察ですか?
さすが
”ノーヒット”と
呼ばれるだけはありますね?
反応も判断も計算も速い」
イエスタデイ「何が目的だ!?」
バルデ「リシェルとウェイバーから
頼まれましてね
外側は
ウェイバー側に
付くのだろうかと
バルデ「だったら
確かめるしか
ないじゃないですか?




