15話 保護
アキ・ルナフェクト?
お前は憎くないのか?
グレンハム城下町 森林公園 夜
アキ「・・・」
ゲジジェ「勝手に外側から
俺たちの世界に侵入してきて
我が物顔で荒らしまわって
同じ”ノート人”なら
わかるだろ?
どうして お前は?」
アキ「何か
事情があるんじゃないの?
ゲジジェ「・・・」
アキ「否定からは何も生まれない
まず俺は話を聞く」
メアリー「気に入らないから殲滅する
いつの時代の存在の発想ですか?」
アキ「ゲジジェにテネア?
この状況でも
まだ戦うか?
この世界の希望
人類を”アワテイル”へ
導くウォーリア
テネア「・・・」
アキ「そう
世界の希望にされている戦士
アキ・ルナフェクトと」
”悲劇の魔女”
メアリー「そう言われ
戦闘で敵に
悲劇を振りまく魔女と
戦うのか?
アキ「さらには
”外側”の実力者
”ノーヒット”と
”フルヒット・ロスト”も
居るのだが?」
ゲジジェ「・・・あ?
・・・滅せばいいだけだろ?
ゲジジェ「てめえらなど!」
退こうか~
ゲジジェ~?
ゲジジェ「あ?
なんでだよ?」
テネア「気乗りしない戦いで
余計に消耗したくないし~
めんど~くさくな~い~?」
アキ「俺らを倒したいなら
セクト・リーアでも
連れて来るんだな?」
メアリー「やめてアキ?
あんなバケモノと
対抗できるの
ディアとレオンくらいしか
居ないから?」
テネア「今日は退いてあげる~
じゃあね~?
”外側”の皆さんと
”奇跡の英雄”?
”・・・たすかったのか?”
イエスタデイ「(紡ぐノートの
主人公とヒロインが
外側と作者側の戦闘に介入?
これも自我を持ったAIの
影響なのか?)」
アキ「警戒しなくてもいい?
と、言っても無理か
リシェルやウェイバー
ゲジジェやテネアを
見たあとじゃな」
メアリー「警戒しない方が
ムリじゃないの?」
イエスタデイ「あなたは なぜ
話を聞こうと?」
アキ「まあ
話を聞いてくれないで
敵だなんて言われたくないだろ?
メアリー「もし
やばいやつらなら
敵認定するけどね」
アキ「君が
”外側”の代表かい?」
イエスタデイ「そういう
(そういうことにしておけ?)
イエスタデイ「(・・・え?)」
ヴァリアン「(収拾が先だ
とりあえず
そういうことにして
騒ぎを収めよう?)」
イエスタデイ「・・・
”外側”
代表代理です
イエスタデイ「話し合い
してもらえませんか?」
仮設テントの中
僕たち”外側”を
保護しようと?
ヴァリアン「ゲジジェたちみたいに
殲滅じゃなくてか?」
アキ「話を聞く限り
君たちの言う
運営ってのに
巻き込まれたみたいだからな」
メアリー「私たちの世界を
侵略してきたわけじゃ
なさそうだし」
イエスタデイ「ありがたい話ですが
僕も聞きたいことがあります
返答は それ次第ですね」
アキ「聞きたいこととは?」
イエスタデイ「”ノート人”は
いがみ合って
居るのですか?
イエスタデイ「”作者側”と”ウェイバー側”
そして あなたたちと?」
アキ「・・・
”エンド・ワールド”
そう呼ばれるのが
何度かあってね
イエスタデイ「え?」
アキ「それを起こしたのが
作者側だと言われている」
ヴァリアン「エンド・ワールドの割には
エンドになってないみたいだが?」
メアリー「それが起こる度に
”不思議な女神の一族”が
わずかな存在を
避難させてるからね」
アキ「そして
壊れた世界は書き直せばいい
”ノートにペンで書くように”ね」
イエスタデイ「(こんな設定あったか?)」
ヴァリアン「(ファムの言う通りだよ?
もはや
この先の世界は
全部イレギュラーだ)」
アキ「俺は
エンド・ワールドを止めたくて
”アワテイル”を探している」
イエスタデイ「”アワテイル”?」
アキ「そう
第一人類が
俺たち
第二人類に残した
知識の箱
そこには
どんな答えも
あると言う
アキ「だったら
エンド・ワールドを
止める方法を見つける」
イエスタデイ「作者側と
敵対してるのは
わかりましたが
同じ敵の
ウェイバーとは?」
メアリー「やり方が
私たちと根本から違うの
”アワテイル”が無くても
武力で倒せばいい
それが
ウェイバー側の考え
まあ
敵は同じなんだから
協力できれば
したいんだけどね」
アキ「だから
君たちの保護は
”ノート人の争い”に
巻き込ませたくない
アキ「運営って言うのに
巻き込まれて
この世界に
やって来たみたいだからね」
イエスタデイ「わかりました
保護してくれるのなら助かります」
イエスタデイ「その前に
情報を共有
させてください
イエスタデイ「外側のみんなと
話し合って来ます




