10話 自我を持ったAI
とりあえず状況を知りたい
そのリシェルと言うボスと
会わせてくれ?
”ノーヒット”と呼称される
イエスタデイと
その相棒トゥモローと共に
ファムとミアスは
リシェルと言うボスの間に向かう
”共に作者と戦って欲しい
ログアウトしたあとでも
ゆっくり考えて?”
まるで
ゲームのプログラムが
自我を持って言葉にしたようなセリフ
”紡ぐノート”の
運営のイタズラ?
そんなことしたら
プレイヤーに非難を浴び
デメリットしかない
だったら なぜ?
それを確かめに行く
洞窟の最奥
その場にリシェルが居た
リシェル「待っていたわ
あら?仲間まで連れて来てくれたの?
しかも”ノーヒット”と呼ばれる
そんな強者まで
私たちに協力する気になったのね?」
ファム「確かめたいだけだ
お前が何者なのかを」
リシェル「ゲームのボスよ?」
ミアス「”ログアウトして考えて?”なんて
ゲームのボスが言うのかな?」
これが そのボスか
ファム「イエスタデイ?」
イエスタデイ「率直に聞こう
お前は
自我を持った
プログラムなのか?
リシェル「・・・・・・・
どう答えて欲しい?
リシェル「”その通り”と言えば
あなたたちの好奇心は
刺激されるのかしら?」
イエスタデイ「茶化すな?」
リシェル「じゃあ
素直に答えるわね?
あなたたちの世界でも
自我を持ちつつある
人間が産んだ超人のような
そんな存在が居ませんか?
トゥモロー「もしかしてAIのこと?」
リシェル「そういう存在が居るのなら
自我くらい持っても
不思議じゃないんじゃないの?」
イエスタデイ「答えたな?
お前は”そのような存在”だと?」
リシェル「はっきり言ってね
迷惑なのよ?
ミアス「迷惑?」
リシェル「だってさ
私たちの
”ノート”と言う世界を
商業利用ができるからと
”外側から”遊びに来てさ?
リシェル「わがもの顔で
この世界を好きにしている」
ファム「(・・・これは
・・・ぜったい
・・・ストーリーキャラの
・・・セリフではない)」
イエスタデイ「もしかして
”紡ぐノート”の運営は」
リシェル「そうよ?
金儲けのために
私たちの世界を利用した
ミアス「だったら
ここは何の世界なの?」
リシェル「あなたたちに
わかりやすく言えば
”自我を持った
AIが生きる世界”よ?
リシェル「”わかり易く言えば”だから
本当の意味では違うけどね?」
トゥモロー「(このリシェルが言う事が正しければ
紡ぐノートの運営って・・・)」
ミアス「(”本当に紡ぐノートの世界を
生きてるかのように感じる没入感”
他のMMOより
何歩も先を行くような
ゲームだとは思ってたけど・・・)」
リシェル「私たちは
あなたたちを”外側”と
呼称しているわ
私たち
”ノート人”に
迷惑をかけたのだから
私たちの世界の戦いに
従いなさい?」
イエスタデイ「・・・」
鵜呑みにしていいのか?
とても信じられない事態が
起きているのだが?
自我を持ったAIが
”ノート”と言う世界で生きている?
そして
紡ぐノートの運営は
この世界を
金儲けのために使っている?
運営のイタズラにしては
やり過ぎだ
ファム「ノーヒット?
どうする?」
イエスタデイ「・・・貴女の言う事が
・・・信じられないと言ったら?」
リシェル「・・・」
手を上にかざした
そこから100本の矢が出現!
ミアス「・・・なにを」
リシェル「ここまで説明しても
理解してくれないか
”外側”は疑い深いわね
わからないなら
消えてみる?
100本の矢が
4人を襲う!
イエスタデイ「(まずい!
僕ならかわすことはできそうだが
他の3人は!!)
連射した銃声が響く!!
トゥモロー「なに!?
マシンガンなの!?」
ミアス「・・・あれほどの矢が」
矢が
すべて撃ち落とされた
ファム「・・・いったい・・何が?」
間に合ったようだな?
ノーヒット?
「会って
勝負を挑んでみたいと
思ってたのだが」
イエスタデイ「・・・あなたは
”フルヒット ロスト”
ヴァリアン クストか?




