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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 6 (2026.1~)   作者: 四季


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一ヶ月くらい前に婚約破棄を告げられたんだけどね、その後素敵な出会いがあったんだ!

 あのね、一ヶ月くらい前にね、婚約者アピヨーが急に婚約破棄を告げてきたんだ。


 なんでも好きな人ができたらしくって。

 私のことはどうでもよくなっちゃったんだって。


 で、そんな雑な感じで関係は終わっちゃって、私は一人になっちゃったんだけど……でも! それから少ししていいことがあったんだ!


 お父さんの知り合いの人が紹介してくれた人と仲良くなって、それで、何だかとってもいい感じなんだよね。

 婚約破棄された時は「私の将来どうなっちゃうの!?」って感じだったけど、こんな未来が待っていたんだとしたら、まぁ婚約破棄もなんだかんだで悪いことばかりでもなかったのかも。

 新しい縁に感謝! だね。まずは。

 それから、出会ってくれた彼にも感謝して、上手くやっていけたらいいな。お互いのこと、知らないことも少なくないけど、そこはちょっとずつ知っていけたらいいよね。好きなこと、嫌いなこと、楽しいと感じること、将来どんな風になりたいか、とか。小さなことまで知っていきたいよね。でも急がない。じっくり時間をかけて、それでいい。


 ちなみにアピヨーはというと。

 私との婚約を破棄して好きな女性のところへ行ってアプローチしたんだけど上手くいかなかったみたいで、拒否されたショックで寝込んでしまって、今は自室にこもる生活しかできなくなっちゃってるみたいだよ。


 人生、思い通りにならないものだね。


 気の毒に……。


 でも。アピヨーのことはもういいよ。だってだって、私は私だもん。彼のことはもういいんだ。そんなこと考えたって今さらどうにもならないし、どうにかしてあげられるわけでもないからね。


 私は私自身が幸せになるためのことを考える!

 それから大切な人の幸せについても考える!


 うん、きっとそう。それだけでいいんだ。



◆終わり◆

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